岡山大学、三朝でMISIP懇談会と修了式を開催

MISIP懇談会と修了式

開催日:8月4日

MISIP懇談会と修了式
MISIPって何をするプログラムなの?
MISIPは岡山大学惑星物質研究所が主催する国際学生インターンで、約6週間にわたり実験や解析を行い、研究成果発表や修了式を行う実践型の教育・交流プログラムです。
参加するとどんなメリットがあるの?
高度な実験設備での実務経験や研究発表の機会、修了証による学術実績、指導教員や国際的な研究者とのネットワーク構築などが得られます。

三朝で交わされた直接対話—那須保友学長との懇談会の様子

2025年8月4日、岡山大学高等先鋭研究院の一組織である岡山大学惑星物質研究所(所在地:鳥取県三朝町)で、三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP:Misasa International Student Internship Program)の一環として那須保友学長を招いた懇談会が開催されました。本懇談会にはインターンシップ参加学生8名と研究所所属の大学院生11名、合計19名が出席し、研究紹介と意見交換が行われました。

懇談会では参加者が自身の研究内容や三朝での学生生活について発表を行い、学長は各発表に耳を傾けつつ、自身の留学経験を交えながら研究活動で大切にすべき考え方や進め方についてアドバイスをしました。会場は時折笑いも交じる和やかな雰囲気で進行し、終了後も那須学長や三村由香里理事(企画・評価・総務担当)と参加者が積極的に交流する場面が見られました。

【岡山大学】高等先鋭研究院 惑星物質研究所「三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP)」 那須保友学長との懇談会、修了式を開催 画像 2

懇談会の構成と参加状況

発表は各学生が担当教員や研究グループの支援を受けた形で行い、質疑応答を含めた意見交換が実施されました。参加者は学術的な内容だけでなく、研究所での共同生活や設備利用の実際についても率直に話し合いました。

以下は懇談会の主な構成要素です。

  • 開催日:2025年8月4日
  • 参加者:インターン生 8名、大学院生 11名(合計19名)
  • 出席教職員:那須保友学長、三村由香里理事、ほか研究所教員
  • 主要議題:研究紹介、留学経験に基づく助言、研究所での生活と設備利用について

参加者からは「那須学長との意見交換を通じて研究所に多くの研究者がいるという利点を再認識できました。多くの研究者からアドバイスをもらい、より自分の研究を良いものにできればと思います」や「惑星研の優れた実験設備を大切にし、現在取り組んでいる高温高圧実験を必ず成功させたいです」といった声が寄せられ、活発な議論の場になったことがうかがえます。

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約6週間の集大成—研究成果発表会と修了式・送別会

インターンシップの最終日である2025年8月7日には、研究成果発表会と修了式・送別会が開催されました。研究成果発表会ではインターン生が研究所構成員や教員、研究グループの前で、約6週間のプロジェクトで得た成果を発表しました。

発表は教員や研究グループによる指導のもと行われ、実験データや解析結果、今後の課題などが詳細に報告されました。発表後には質疑応答の時間が設けられ、参加者同士および指導教員との議論を通じて研究内容の深掘りが行われました。

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修了式と送別会の内容

修了式では、芳野極惑星物質研究所長(表記は資料に準拠)より修了証書と惑星物質研究所の記念グッズがインターンシップ学生へ贈呈されました。修了証書の授与はプログラム完遂の公式な証であり、指導教員や大学院生との最後の交流の場となりました。

送別会では研究所の教職員・学生が集い、参加学生を祝福しつつ今後の抱負を語り合う時間が設けられました。会場では参加学生が研究で得た経験を振り返り、国際的な研究活動への意識を高める場面が多数見られました。

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参加学生の声とプログラムがもたらす学び

参加した学生からは具体的な感謝と今後の抱負が寄せられました。例としてVeerle Donkerさん(修士1年・Vrije University of Amsterdam)はMISIPを振り返り、「このような素晴らしい機会を与えてくださった岡山大学と惑星物質研究所に感謝しています。指導教員の先生方と共に世界でも著名な研究所での研究活動はとても素晴らしい経験でした。また、研究活動だけでなく、日本の文化や自然に触れ、生涯の友と呼ぶことのできる友人ができました」と述べています。

上記の発言をはじめ、参加学生の多くが研究設備や共同研究環境、指導体制に触れて高い評価を示しており、研究者としての基盤形成や国際連携の重要性を実感する機会になったことが示されています。

参加学生(氏名の一部)
Veerle Donker、Maria Isabel Echavarria Correa、Doeun Kim、Bianka Munday、Gowri Giri、Gao WenJia、Pekham Ganguly、Hirai Taiko(写真撮影時の並び情報あり)
得られた主な成果・効果
研究スキルの向上、国際的ネットワークの形成、研究所設備の実践利用経験、研究者としての意識向上
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プログラムの位置づけ、関連情報および問い合わせ先

三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP)は岡山大学と世界の橋渡しを行う教育・研究交流プログラムの一つであり、岡山大学が推進する地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)等の枠組みとも連携しています。今回の取り組みを踏まえ、来年度以降も継続して実施される予定です。

本件に関する詳細情報や関連リンク、問い合わせ先は以下の通りです。問い合わせ先のメールアドレスは資料にあるとおり、アドレス中の「◎」を「@」に置き換えてください。

  • 岡山大学惑星物質研究所(IPM)公式サイト:https://www.misasa.okayama-u.ac.jp/
  • 岡山大学公式ニュース(本件):https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14547.html
  • 参考プレスリリースや関連事業(リンク集は資料に複数掲載)
問い合わせ(MISIP委員会 委員長)
国広卓也 准教授
〒682-0193 鳥取県東伯郡三朝町山田827
TEL:0858-43-1215(代表) / FAX:0858-43-2184
E-mail:misip◎adm.okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えてください)
その他関連窓口
産学官連携・研究機器共用など複数窓口が案内されています。各担当の連絡先は公式サイトおよびプレス資料をご参照ください。
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参考リンク一覧

プログラムや岡山大学の宇宙戦略、J-PEAKSなど関連する公表資料が複数用意されています。研究所のウェブページや岡山大学のプレスリリースページから詳細を確認できます。

主要な関連リンクは資料中に記載の通りです。公式情報の参照により、各種事業や次年度の実施予定の最新情報を入手できます。

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記事内容の整理(要点まとめ)

以下の表に、本記事で紹介した主要事項を整理しました。日付、場所、参加者、主な行事、連絡先・参考リンクを一覧で示します。

項目 内容
プログラム名 三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP:Misasa International Student Internship Program)
主催 国立大学法人岡山大学 惑星物質研究所(高等先鋭研究院構成)
開催日 懇談会:2025年8月4日、研究成果発表会・修了式・送別会:2025年8月7日
場所 岡山大学惑星物質研究所(鳥取県三朝町)
参加者 インターン生 8名、大学院生 11名、教職員(那須学長、三村理事ほか) 合計19名
主要行事 那須学長との懇談会、研究成果発表会、修了式(修了証書と記念グッズ贈呈)、送別会
特記事項 インターン期間は約6週間。参加学生は研究成果発表と国際的な交流を通じて研究者基盤を強化
問い合わせ 国広卓也 准教授(MISIP委員長)TEL:0858-43-1215 / E-mail:misip◎adm.okayama-u.ac.jp(◎を@に置き換えてください)
参考 岡山大学惑星物質研究所:https://www.misasa.okayama-u.ac.jp/、岡山大学ニュース:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14547.html

以上が三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP)に関する報告の要点整理です。今回の取り組みは、国際的な人材育成や地域と世界を結ぶ研究交流の一環として位置づけられており、今後も継続して実施される予定です。

参考リンク: