EMAKED偽造品に注意 成分解析で正規と相違判明

EMAKED偽造品注意喚起

開催日:9月7日

EMAKEDの偽造品って安全なの?
第三者機関の解析で成分が正規品と異なる偽造品が確認されました。安全性試験を経ておらず、肌トラブルや目元の炎症など健康被害の恐れがあるため公式や正規取扱店での購入を推奨します。
どうやって正規品か見分ければいい?
外観だけでは判別が難しいです。番号入りバージンシール、正規のQRコード、ホログラムの有無を確認し、封印が欠けていたら購入を避け、疑わしい場合はメーカーへ報告してください。

第三者機関が明らかにした偽造品の実状と当社の確認内容

水橋保寿堂製薬株式会社(本社:富山県富山市)が2025年9月7日12時00分に公表した注意喚起によれば、まつ毛美容液「EMAKED(エマーキット)」の流通品のうち、外装や容器は正規品と同一であるにもかかわらず、中身が入れ替えられた偽造品が確認されました。直近で入手した対象商品を第三者試験機関に依頼して成分解析を行ったところ、正規品とは異なる成分構成であることが判明しています。

外観上は正規品と見分けがつかないケースが多く、特に外箱や容器の印刷、ラベル、パッケージングが正規品と同一仕様に模倣されている点が報告されています。しかしながら内部成分は安全性試験・品質保証を経ていないものである可能性が高く、肌トラブルや炎症、目元の健康被害を引き起こす恐れがあるとされています。流通段階での確認不足により、依然として市場に流通している状況が続いていると当社は指摘しています。

第三者機関による解析で確認されたポイント

第三者試験機関の解析結果は、成分の同一性や含有量の観点で正規品と差異があったことを示しています。具体的な化学成分名や定量結果の詳細は、解析レポートに基づき当社が把握しているものの、プレスリリースでは総括的に「正規品とは異なる成分構成」であることが示されています。

解析にあたっては、外装や容器の外観的同一性が確認された上で、中身の成分が入れ替えられている点が重要視されています。つまり、消費者が外観だけで真贋を判断することが難しく、識別のための特別な確認手段が不可欠であることが明示されています。

正規品識別の方法と偽造品の特徴

当社は正規品識別のための三つの要素を導入しています。これらは未開封・未改ざんの確認と模倣防止を目的としたもので、流通段階での簡易なチェック手段としても利用可能です。識別要素は消費者保護と正規販売店保護の両面を兼ね備えています。

導入されている識別要素は次の通りです。これらのいずれかが剥がされている、あるいは存在しない商品は当社基準において正規品とは認められないと明確に示されています。

番号入りバージンシール
固有番号を付与したシールで、未開封・改ざんの有無を確認できる唯一の証拠と位置づけられています。これが欠落している場合、当社は正規品と認めません。
QRコード
正規品確認用のQRコードが付与されていますが、近年はこのQRコードの偽造も確認されているため注意が必要です。
ホログラム
特殊印刷による模倣防止のためのホログラムが付いています。これも剥がれや不自然な損傷があれば疑義が生じます。

外装が正規と見分けがつく場合でも、上記のいずれかが欠落しているときは偽造品リスクが極めて高いと判断されます。特に注意すべきは販売者が「検品のため」と称して商品を開封し、その結果バージンシールが欠落するような行為です。当社はバージンシールが未開封・未改ざんを保証する唯一の証拠であるとしています。

近年はQRコードや認証サイトそのものの偽造までも確認されており、通販や出品情報の真偽を安易に信用することの危険性が高まっています。

販売者に見られる問題行為の具体例と留意点

当社は一部の販売者において、消費者保護よりも代理店保護を優先し、開封や再梱包などの行為を行っている事例を確認しています。これらの行為により、メーカーとしての未開封保証が失われ、消費者が安全性を担保できなくなる点を問題視しています。

バージンシールを開封する行為はメーカーの保証を損なうだけでなく、流通経路における改ざんリスクを高めます。商品や取引上の都合を優先して消費者保護を軽視する行為は看過できないと当社は表明しています。

流通関係者への要請と消費者への購入上の注意

偽造品流通は消費者の安全を脅かすだけでなく、正規販売店や健全な取引環境を損ないます。このため当社はモール運営会社、卸業者、再販事業者に対して強く次の対応を求めています。

要請内容は具体的かつ即時性をもって行動を促すものです。取引関係者は当社の識別基準を遵守し、封印が欠落している商品の仕入れ・販売を直ちに中止することが求められています。

  1. 封印が欠落・剥離している商品の仕入れ・販売を直ちに中止すること
  2. 出品・流通管理において、当社識別基準(バージンシール・QRコード・ホログラムの確認)を遵守すること
  3. 偽造品が疑われる場合は、速やかに当社へ報告すること

当社は既にモール運営会社に対し削除・販売差止めを依頼していますが、依然として流通が継続している状況があると報告しています。消費者保護の観点から、流通関係各所に対して強い対応を求めていく方針です。

正規品購入時の具体的な手順と注意点

通販での購入については、当社は必ず当社公式通販サイトの利用を推奨しています。公式通販サイト以外のチャネルは偽造品リスクが高まる可能性があるため、注意が必要です。

店舗での購入の際は、必ず下記の正規取扱店で購入することが案内されています。現場で購入する際にもバージンシール・QRコード・ホログラムの有無を確認することが薦められています。

  • マツモトキヨシ
  • ココカラファイン
  • シャン・ド・エルブ
  • ドン・キホーテ
  • PLAZA(プラザ)
  • LOFT(ロフト)
  • イオン
  • アットコスメ
  • 直営店

これらの販売チャネル以外での購入は、偽造品のリスクが高まる可能性があると明記されています。また、QRコードの偽造や認証サイトの偽造が確認されているため、表示の真偽は慎重に確認する必要があります。

今回の要点整理(表形式)

以下に、今回のプレスリリースで示された主要な情報を表に整理します。流通関係者、販売店、消費者それぞれが確認すべき項目を中心にまとめています。

項目 内容
発表者 水橋保寿堂製薬株式会社(本社:富山県富山市)
発表日時 2025年9月7日 12時00分
対象商品 まつ毛美容液「EMAKED(エマーキット)」
確認事項 外装・容器は正規品と同一だが、中身が入れ替えられ成分が正規品と異なる偽造品を確認
識別基準 番号入りバージンシール(固有番号)、QRコード、ホログラム
販売者への要請 封印欠落商品の仕入れ・販売中止、当社識別基準の遵守、疑わしい場合は当社へ報告
正規購入チャネル 公式通販サイト、マツモトキヨシ、ココカラファイン、シャン・ド・エルブ、ドン・キホーテ、PLAZA、LOFT、イオン、アットコスメ、直営店
リスク 偽造品は安全性試験・品質保証を経ておらず、肌トラブル・炎症・目元の健康被害の恐れ
連絡窓口 偽物対応・報道関係者窓口:水橋保寿堂 広報、カスタマー担当 info@hojyudo.com
調査レポート分類 調査レポート(ビジネスカテゴリ:EC・通販、スキンケア・化粧品・ヘア用品)

以上がプレスリリースに基づく事実関係の整理です。流通関係者は当社の識別基準に基づく確認を徹底し、消費者は正規の販売チャネルを優先して購入するなど、各自がリスク低減のための措置を講じることが求められます。

本件に関する問い合わせは、記載の連絡先(info@hojyudo.com)まで行うようにしてください。