AR観戦で熱狂 大阪うめきたでAIR RACE X最終戦

大阪うめきたARレース

開催日:9月6日

大阪うめきたARレース
AR観戦ってどうやって見るの?
スマホやタブレットでSTYLYアプリを起動し、公式観戦エリアから街並みと重ねてARレース機を表示して見る方式。会場外でも公式YouTubeで配信映像を視聴できます。
今回の大会で誰がチャンピオンになったの?
最終戦を制したパトリック・デビッドソン(Team 77)が決勝勝利でシリーズランキングを逆転、2025年シーズンの年間チャンピオンに輝きました。

大阪うめきたが一日限定の“空のサーキット”に変わった理由

2025年9月6日(土)、大阪・うめきたで開催された「エアレース X 2025 積水ハウス 大阪うめきたデジタルレースin グラングリーン大阪&グランフロント大阪」は、都市空間にARで出現する“空飛ぶレース機”を観戦する新たなスタイルを示した一日となった。開催時間は11時から18時、決勝トーナメントは14時から行われ、晴天の下で多くの観客が集まった。

本大会は関西で初のAR観戦イベントとして位置付けられ、グラングリーン大阪(うめきた公園)とグランフロント大阪(うめきた広場)が主な舞台となった。会場内には公式観戦エリアが設置され、スマートフォンやタブレットによりSTYLYアプリを通じてAR表示されたレース機を実際の街並み越しに観ることができた。

  • 大会名称:エアレースX2025 積水ハウス 大阪うめきたデジタルレース
  • 日程:2025年9月6日(土)11時~18時(決勝 14時~)
  • 会場:グラングリーン大阪(うめきた公園)、グランフロント大阪(うめきた広場)
  • 観戦方法:AR観戦(STYLYアプリ使用)/公式YouTubeチャンネルによる配信
AR観戦に多くの観客が熱狂!“空飛ぶレース機”が大阪の街を駆け抜けた|AIR RACE X 2025シリーズ最終戦が関西初開催 画像 2

シリーズ最終戦で決したチャンピオンの軌跡

2025年シーズンは室屋義秀選手(日本/LEXUS PATHFINDER AIR RACING)、パトリック・デビッドソン選手(南アフリカ/Team 77)、アーロン・デリュー選手(オーストラリア/Aarron Deliu Racing)の三者による激しい首位争いが続いていた。大阪うめきたの最終戦では、予選1位に立ったデリュー選手に対し、室屋選手とパトリック選手が準決勝で直接対決する構図となった。

準決勝は接戦となり、僅差で勝利したのはパトリック選手。決勝でも冷静に走り切り、この最終戦での優勝と同時にシリーズランキングの逆転を達成し、2025年シーズンの年間チャンピオンに輝いた。レース機の最高時速は400kmに達し、最大で12Gに近い重力負荷が選手にかかる過酷な競技環境が競技の緊張感を高めた。

  1. 予選:アーロン・デリュー選手が暫定1位で通過
  2. 準決勝:室屋義秀選手とパトリック・デビッドソン選手が激突、パトリック選手が勝利
  3. 決勝:パトリック選手が優勝、シリーズランキングを逆転して年間チャンピオン決定
順位 選手 チーム
優勝(最終戦) パトリック・デビッドソン Team 77
注目選手 室屋義秀 LEXUS PATHFINDER AIR RACING
予選トップ アーロン・デリュー Aarron Deliu Racing
AR観戦に多くの観客が熱狂!“空飛ぶレース機”が大阪の街を駆け抜けた|AIR RACE X 2025シリーズ最終戦が関西初開催 画像 3

AR観戦の中核となった技術と多彩な会場コンテンツ

観戦体験の核を担ったのは、空間レイヤープラットフォームSTYLYだ。選手が実際に行ったフライトデータは、機体に搭載された専用センサーで誤差わずか3cmの高精度で計測される。そのデータを基に都市空間にARでレース機が再現され、観客はスマートデバイスで大阪の風景と重ね合わせて表示される実機の走行を観ることができた。

STYLYは「人類の超能力を解放する」をミッションに、XRを主軸とした技術を提供する株式会社STYLYによる空間レイヤープラットフォームであり、今回のイベントは実空間とデジタルデータを結び付ける事例として示された。観戦方法はSTYLYアプリを通じたAR表示のほか、公式YouTubeチャンネルでの無料配信も実施された。

AR観戦に多くの観客が熱狂!“空飛ぶレース機”が大阪の街を駆け抜けた|AIR RACE X 2025シリーズ最終戦が関西初開催 画像 4

会場で展開されたプログラムの全容

大会当日はレース以外にも幅広いコンテンツが展開された。西日本初公開となる実物のエアレース機展示に加え、Z世代アーティストによる音楽ライブやストリートスポーツ体験、親子向けワークショップなどが行われ、世代を問わず来場者が参加できる構成となった。

具体的には、茉ひる・下北姫菜・NOCOといったアーティストによる音楽ライブ、REG☆STYLEが率いるダブルダッチ&ストリートスポーツイベント「AIR RACE X JAM」、そしておえかきARなどの体験型コンテンツが実施された。また会場では選手登壇のプレショーや決勝後のトークショー、シリーズ表彰式も行われた。

  • 実物のエアレース機展示(西日本初公開)
  • 音楽ライブ:茉ひる、下北姫菜、NOCO
  • ストリートスポーツ:「AIR RACE X JAM」/REG☆STYLE
  • 親子向けワークショップ、おえかきAR体験
  • プレショー/トークショー、シリーズ表彰式
AR観戦に多くの観客が熱狂!“空飛ぶレース機”が大阪の街を駆け抜けた|AIR RACE X 2025シリーズ最終戦が関西初開催 画像 5

出展者・協賛・観戦情報の詳細と本日のまとめ

本イベントの主催はAIR RACE XおよびAIR RACE X 2025大阪大会実行委員会で、共催はグラングリーン大阪とグランフロント大阪。タイトルパートナーは積水ハウス株式会社、ゴールドパートナーはLEXUS、ブロンズパートナーに株式会社フジタ、XRアライアンスパートナーとして株式会社STYLY、クールスポットパートナーにダイキン工業株式会社が名を連ねた。メディアパートナーは株式会社クロスアーキテクツ(MetaStep Magazine)、後援はFM802である。

観戦方法の詳細、配信先、問い合わせ先は以下の通りである。公式YouTubeチャンネルでは2025シリーズの各レース映像が公開されているほか、特設サイトにて大会情報や素材のダウンロード案内がある。

観戦方法
AR観戦(STYLYアプリを使用/公式観戦エリアにて体験可能)、公式YouTubeチャンネルでの無料配信(https://www.youtube.com/@AIRRACEX)
特設サイト
https://www.airracex.com/osaka2025/
公式素材ダウンロード
https://x.gd/6ixhq
AIR RACE X 広報
info@airracex.com
STYLY 広報
info@styly.inc

以下の

は、本記事で触れた主要な事実を整理したものである。本大会の開催概要、参加パイロット、主要パートナーと観戦方法をまとめている。

項目 内容
大会名 エアレースX2025 積水ハウス 大阪うめきたデジタルレース
開催日 2025年9月6日(土)11時~18時(決勝 14時~)
会場 グラングリーン大阪(うめきた公園)、グランフロント大阪(うめきた広場)
優勝(最終戦) パトリック・デビッドソン(Team 77)
注目選手 室屋義秀(LEXUS PATHFINDER AIR RACING)、アーロン・デリュー(Aarron Deliu Racing)
技術基盤 STYLY(空間レイヤープラットフォーム)、機体センサー誤差約3cmの高精度データ
パートナー等 タイトル:積水ハウス、ゴールド:LEXUS、ブロンズ:株式会社フジタ、XRアライアンス:株式会社STYLY、クールスポット:ダイキン工業、メディア:株式会社クロスアーキテクツ(MetaStep Magazine)
観戦方法(配信) STYLYアプリによるAR観戦、公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@AIRRACEX)
公式サイト https://www.airracex.com/osaka2025/

都市とテクノロジーを結び付ける今回のイベントは、AR技術を活用して実際の街並みをレースの舞台に変える試みを具体化したものとなった。選手の高度な飛行技術とデジタル表現が組み合わさることで、観戦者は従来の観戦と異なる没入感を得た。観戦方法や参加パートナー、技術的な仕組みについては上述の通りである。