JPF、アフガニスタン地震で緊急支援開始—寄付受付中

アフガニスタン地震支援開始

開催期間:9月5日〜2月5日

アフガニスタン地震支援開始
今すぐ寄付ってできるの?振込先はどこ?
今すぐ振込で寄付できます。指定寄付は三菱UFJ(本店 普通1732863)かゆうちょ(00120-8-140888)へ。通信欄に「アフガニスタン東部地震被災者支援2025」と記載してください。三菱UFJは本支店・ATMの振込手数料が無料です。
集まったお金は具体的に何に使われるの?
JPFの支援金は緊急食料、生活必需品(衛生用品含む)、緊急シェルター、基本医療、栄養支援、水・衛生サービス(WASH)、心理社会的支援、教育支援など、命を守る優先分野に充てられます。

アフガニスタン東部で発生した地震の被害状況と現地の課題

現地時間2025年8月31日深夜、アフガニスタン東部ナンガルハル州を中心にマグニチュード6.0の地震が発生しました。現地当局および国連機関の報告によれば、死者は2,200人を超え、負傷者は3,600人を超えています。国内での建物被害は大きく、少なくとも6,700棟の家屋が損壊し、合計で8万4,000人が被災したと報告されています(※OCHA; Afghanistan Flash Update#3: Earthquake in Nangarhar Province, 4 September 2025)。

救助活動は継続しているものの、道路や交通インフラの被害により一部地域にはアクセスが難しい状態です。被災地域ではがれきに埋もれた生存者の捜索や救助が続けられており、全体の死者数・負傷者数はさらに増える可能性があります。加えて、直近の激しい雨や洪水により68か所の貯水池が破壊されるなど二次災害の被害も確認されています。

写真と現場の様子

現地で撮影された写真には倒壊した家屋を見つめる被災者の姿が写されており(例:クナール州、撮影日 2025.09.01–02、撮影提供 ©JEN)、生活基盤の崩壊と精神的苦痛が伝わってきます。多くの家族が一夜にして住まいを失っており、住居の再建や生活必需品の補充が急務となっています。

被災地の現状は多面的です。家屋・インフラ被害、医療や栄養不良のリスク、上下水道の破壊による衛生問題、教育機会の喪失、そして心理社会的支援の必要性などが重なっています。これらの問題は緊急対応の優先順位設定と資源配分に直接影響します。

ジャパン・プラットフォーム(JPF)の対応方針と活動計画

特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(以下、JPF)は、アフガニスタン東部地震の甚大な被害を踏まえ、2025年9月5日に出動を決定しました。JPFは1990年代以降、アフガニスタンを含む複数地域で20年以上にわたり支援を継続してきた経験と、加盟NGOの現地ネットワークを活かして対応を進めます。

JPFは9月2日から現地で緊急支援とニーズ調査を開始しており、現地調査結果を基に支援の優先順位を設定しています。活動は当面の計画として活動期間:開始から5カ月活動予算:2億円(令和7年度政府緊急準備金)+民間資金を見込んでいますが、被害規模に対して大きく不足するため、追加の寄付が必要とされています。支援は複数のJPF加盟NGOが連携して実施する予定であり、状況に応じて支援規模や期間、予算は適宜見直されます。

優先される支援項目

現地のニーズ調査により、下記の分野が早急に必要とされています。これらは命を繋ぐことを目的とした緊急支援として優先順位が高く設定されています。

  • 緊急食料配布:日々の食糧確保が困難な世帯への支援。
  • 生活必需品(衛生用品を含む):衛生状態の悪化を抑制するための物資。
  • 緊急シェルター:仮設住居やシェルター資材の提供。
  • 基本医療:負傷者への応急処置や感染症対策。
  • 栄養支援:特に子どもや妊産婦への栄養補助。
  • 水・衛生サービス(WASH):飲料水確保と衛生設備の再建。
  • 心理社会的支援:トラウマ緩和や相談支援。
  • 教育支援:教育キットや学習場所の確保による教育機会の回復。

これらの支援は、人道的なニーズに根ざした形で現地のパートナーと協働して実施されます。JPFは加盟NGOの技術的強みと現地での実績を結集し、迅速かつ効果的に配分することを目指しています。

寄付の受け付け方法と注意事項

JPFは当面の活動予算として令和7年度政府緊急準備金から2億円を充当していますが、現地被害に対して大幅に不足しているため、民間からの寄付を募っています。寄付は「アフガニスタン東部地震被災者支援2025」へ指定する方法と、JPFの活動全般に資金を提供する一般寄付の二種類があります。

以下に寄付方法と口座情報を記載します。振込手数料の扱いや通信欄への記載事項など、細かな指示がそれぞれの口座で異なりますので確認のうえご対応ください。

指定寄付(アフガニスタン東部地震被災者支援2025)

銀行振込(指定)
銀行名:三菱UFJ銀行 支店名:本店 口座種類:普通 口座番号:1732863 口座名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム フリガナ:トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
※三菱UFJ銀行のご厚意により、三菱UFJ銀行本支店・ATMからの振込手数料は無料です。
ゆうちょ銀行(指定)
銀行名:ゆうちょ銀行 記号と番号:00120-8-140888 口座名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム フリガナ:トクヒ)ジヤパンプラットフォーム
※通信欄に「アフガニスタン東部地震被災者支援2025」とご記入ください。振込手数料はご負担ください。

一般寄付(JPF活動全般への支援)

銀行振込(一般寄付)
銀行名:三菱 UFJ 銀行 支店名:本店 口座種類:普通 口座番号:0825076 口座名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム フリガナ:トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
※恐れ入りますが、振込手数料はご負担ください。
ゆうちょ銀行(一般寄付)
銀行名:ゆうちょ銀行 記号と番号:00100-7-757910 口座名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム フリガナ:トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
※通信欄に「一般寄付」とご記入ください。恐れ入りますが振込手数料をご負担ください。

寄付に関する詳細や領収書の発行については、JPFの案内に従ってください。指定寄付と一般寄付では資金の用途が異なります。指定寄付は「アフガニスタン東部地震被災者支援2025」向けに充当され、一般寄付は緊急初動調査や将来の緊急対応のための資金となります。

組織の歩みと情報発信について

ジャパン・プラットフォームは2000年に発足した日本の緊急人道支援のプラットフォームであり、NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップを結ぶ仕組みを基盤としています。これまでに65以上の国・地域で活動し、総額967億円、事業数は2,400件以上にのぼります。現在は45以上の加盟NGOと連携し、各種専門性を活かした支援を展開しています。

JPFは今回のアフガニスタン東部地震に関する情報をウェブサイト、Facebook、Instagram等で継続的に報告するとしています。プレスリリースには関連資料や画像のダウンロードリンクも用意されており、支援の透明性と進捗報告に努めると記載されています。関連リンク: https://www.japanplatform.org/emergency/program/afganistan_east_earthquake2025.html

要点の整理

ここまで取り上げた主要な事実と手続きについて、下の表に整理しました。被害状況、JPFの対応、支援期間・予算、寄付方法まで網羅しています。

項目 内容
地震発生 2025年8月31日深夜、ナンガルハル州中心に発生(M6.0)
死者数 2,200人超(現地当局報告)
負傷者数 3,600人超(現地当局報告)
家屋被害 6,700棟の家屋が損壊
被災者数 8万4,000人が被災
二次被害 激しい雨と洪水で68か所の貯水池が破壊
JPFの出動決定 2025年9月5日
現地でのニーズ調査開始 2025年9月2日から実施
活動期間(当面) 活動開始から5カ月
活動予算(当面) 2億円(令和7年度政府緊急準備金)+民間資金(不足のため寄付を募集中)
優先支援分野 緊急食料、生活必需品、緊急シェルター、基本医療、栄養、WASH、心理社会的支援、教育支援
寄付(指定) 三菱UFJ 三菱UFJ銀行 本店 普通 1732863 名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
寄付(指定) ゆうちょ 記号・番号:00120-8-140888 名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(通信欄に「アフガニスタン東部地震被災者支援2025」と記入)
一般寄付 三菱UFJ 三菱UFJ銀行 本店 普通 0825076 名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
一般寄付 ゆうちょ 記号・番号:00100-7-757910 名義:特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(通信欄に「一般寄付」と記入)
情報発信 JPFウェブサイト、Facebook、Instagram 等で随時報告(関連リンクあり)

以上が本リリースの要点と支援に関する実務的な手続きの整理です。被害の規模と緊急性を踏まえ、現地で求められている支援は多岐にわたり、資金面での支援が速やかに現地の救援・復旧活動に結び付くことが重要だと整理できます。

参考リンク: