10月10日開幕|北海道フービーフェスティバル2025の見どころ
ベストカレンダー編集部
2025年9月6日 10:50
北海道フービーフェス2025
開催期間:10月10日〜10月12日

秋の札幌を味わう映画祭──「北海道フービーフェスティバル 2025」第一弾チケット発売
食と映画を掛け合わせた映画祭「北海道フービーフェスティバル 2025」(通称:FOOVIE)は、2025年10月10日(金)から12日(日)にかけて、札幌市内の複数会場で開催されます。本稿は、オフィシャルサイトで公開された第一弾プログラムとメインビジュアルの情報、ならびに9月6日(土)10:00発売の第一弾チケット発売概要を含めて、その内容を整理して伝えます。
メインビジュアルは、北海道名寄市出身の漫画家・いくえみ綾によるもので、バゲットサンドを頬張る男女が印象的なイラストです。食べることの楽しさや映画を見るワクワク感を巧みに表現しており、映画祭の方向性と親和性の高いビジュアルが完成しました。

初日を彩るレッドカーペットとオープニング作品の詳細
開催初日(10月10日)には、赤れんが庁舎前庭を舞台にしたレッドカーペットセレモニーが行われます。屋外イベントとして13:30開場、14:00開始の予定です。
レッドカーペットには本映画祭のスペシャルサポーターであるTEAM NACSをはじめ、安達祐実、市原隼人、三吉彩花、香港映画監督のジョニー・トーらが登壇予定です。ただし、TEAM NACSの音尾琢真は欠席となります。会場は赤れんが庁舎前庭(札幌市中央区北3条西6丁目1)です。
イベント | 日時 | 会場 | 席種・料金 |
---|---|---|---|
レッドカーペットセレモニー | 10月10日(金)13:30開場 14:00開始 | 赤れんが庁舎前庭(屋外) |
|
同日16:00からはオープニング作品として、映画『おいしい給食 炎の修学旅行』(新作、10月24日全国公開)が札幌シネマフロンティア5番スクリーンで上映されます。15:30開場、16:00開始で、登壇者は市原隼人、監督の綾部真弥、プロデューサーの岩淵規です。
オープニング作品のチケットは、第一弾が9月6日(土)10:00から、第二弾が9月12日(金)10:00から発売されます。料金体系は以下の通りです。
- 一般鑑賞券(全席指定) 2,500円
- フービーディナー&鑑賞券(全席指定) 15,000円
『おいしい給食 炎の修学旅行』のあらすじと制作クレジット
物語の舞台は1990年初夏の函館。給食を愛する中学教師・甘利田幸男(市原隼人)と、アレンジ給食の天才・粒来ケンをめぐる“給食バトル”を中心に、修学旅行を背景とした食の描写が展開します。旅先でのご当地グルメやアレンジ対決など、食を通じてキャラクター同士の関係性が描かれます。
主要キャストには市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、田中佐季、片桐仁、いとうまい子、赤座美代子、六平直政、高畑淳子、小堺一機らが名を連ねます。監督は綾部真弥、製作総指揮は吉田尚剛、企画・脚本は永森裕二、プロデューサーは岩淵規です。コピーライト表記は ©2025「おいしい給食」製作委員会 です。
上映プログラムのラインナップ(国内外15作品以上)と関連イベント
会期中は国内外から集められた15作品以上を上映する予定で、登壇者によるトークショーも実施されます。ここでは第一弾で発表された主な上映作品とスケジュール、登壇情報を網羅します。
各作品の上映時間、会場、料金、登壇者情報は以下の通りです。画像掲載に際しては各作品のコピーライト表記が必要ですので注意が必要です。
TEAM NACS関連と選定作品
TEAM NACS関連作品としては、以下を上映します。各上映に登壇予定者が設定されています。
- 『グッモーエビアン!』(2012)
- 10月11日(土)8:45開場 9:00開始/TOHOシネマズ すすきの 8番スクリーン
料金:一般鑑賞券 2,500円、ワイドコンフォートシート 2,800円、プレミアシート 3,500円、フービーランチ&鑑賞券 10,500円
登壇:大泉洋、三吉彩花
コピーライト:ⓒ2012『グッモーエビアン!』製作委員会 ⓒ2006 吉川トリコ/新潮社 - 『おいしくて泣くとき』(2025)
- 10月11日(土)11:35開場 11:50開始/TOHOシネマズ すすきの 8番スクリーン
料金:一般鑑賞券 2,500円、ワイドコンフォートシート 2,800円、プレミアシート 3,500円、ミール&鑑賞券 4,000円
登壇:安田顕、横尾初喜監督
コピーライト:ⓒ2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会 - 『機動警察パトレイバー 劇場版』(1989)
- 10月11日(土)15:05開場 15:20開始/札幌シネマフロンティア 12番スクリーン
料金:一般鑑賞券 2,500円、ミール&鑑賞券 4,000円
登壇:戸次重幸
コピーライト:©1989 HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TOHOKUSHINSHA - 『あぐり王国北海道』(仮題・新作)
- 10月12日(日)9:15開場 9:30開始/TOHOシネマズ すすきの 8番スクリーン
料金:一般鑑賞券 2,500円、ワイドコンフォートシート 2,800円、プレミアシート 3,500円、フービーランチ&鑑賞券 10,500円
登壇:森崎博之、ほか
コピーライト:©HBC
クロージングとジャパンプレミア
映画祭のクロージングには、サン・セバスティアン国際映画祭との連携によりダニエル・アギラル(同映画祭)を迎え、ミシュランスター獲得店「TXISPA」のオーナーシェフ前田哲郎を追った伝記的ドキュメンタリー『TETSU,TXISPA,HOSHI.(テツ,チスパ,ホシ.)』がジャパンプレミア上映されます。
クロージングは10月12日(日)18:15開場 18:30開始/TOHOシネマズ すすきの 8番スクリーン。料金はトーク付き鑑賞券が2,500円、ワイドコンフォートシートは2,800円、プレミアシートは3,500円です。登壇はダニエル・アギラル、伊藤亜由美(実行委員長)で、聞き手はフードライターの小西由稀です。
フードコンテンツと街を巻き込む連携企画
本映画祭はフードを軸にした上映形態やイベントが特徴です。フードのお土産付き上映や、映画にまつわるメニューを楽しむ「フービーランチ・ディナー」、気鋭の料理人が語り合う「世界料理学会」など、食と映像が連動する企画が多数用意されています。
また市内飲食店を巡る大規模なフードイベント「北海道コカ・コーラ presents サッポロシネマバル2025」は、poroco(ポロコ)が全面プロデュースし、約50店舗が参加します。期間は10月3日(金)〜12日(日)で、参加店舗により異なります。
サッポロシネマバルの参加方法と特典
参加方法はporoco公式LINEへの事前登録が必要で、参加店舗でデジタルパスポートを提示すると、料理と飲み物のセットを1,500円または2,000円で提供されます。期間中に複数店舗を巡ると抽選でプレゼントが当たるスタンプラリーも実施されます。
参加店舗(順不同)には、cafe&bar 日晴堂、HOUSE.H、RICCI cuccina ITALIANA、朝夕、夜パフェ MUA、Bar drop ほか、市内約50店舗が含まれます。映画上映後に札幌の個性ある飲食店を楽しむ仕組みです。
フービーシンポジウムとカリナリーフィルム募集
10月11日(土)13:00開場 13:30開始で、赤れんが庁舎2階の赤れんがホールBにてフービーシンポジウム「日本映画産業の発展と地域での役割」が開催されます。入場券は500円で当日会場販売のみです。
登壇は伊藤亜由美(実行委員長)、四宮隆史(弁護士/株式会社CRG・株式会社スターサンズ・株式会社嵐代表取締役)、坪井篤史(名古屋シネマスコーレ支配人)、深田晃司(映画監督)ほか、司会は矢武兄輔(矢武企画代表)です。討論では海外を意識したマーケットづくりや日本映画の働き方、ローカルと都市部の文化供給格差、作品に関わる不法行為が鑑賞機会に及ぼす影響など多岐にわたるテーマが扱われます。
また、FOOVIEでは世界中からカリナリーフィルム(食の映画)を広く募集し、優れた作品を札幌でセレクション上映する予定です。応募の詳細はオフィシャルサイトで案内されます。
運営体制、スペシャルサポーター、チケット発売と問い合わせ
本映画祭は札幌・北海道フービーフェスティバル実行委員会が主催し、構成員にはクリエイティブオフィスキュー、北海道新聞社、札幌市が含まれます。スペシャルサポーターとしては、北海道出身の演劇ユニットTEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)を迎えています。メンバー全員が俳優として活躍し、地域の食にも理解が深いことが紹介されています。
チケットは9月6日(土)10:00から道新プレイガイドほかで第一弾プログラムの発売が始まります。追加プログラムや詳細はオフィシャルサイト(https://fooviefes.com/)および公式SNS(X: @fooviefes、Instagram: Hokkaido_fooviefes)で随時発表されます。問い合わせは fooviefes@gmail.com へ送付してください。
実行委員長・伊藤亜由美のあいさつ(要旨)
伊藤実行委員長は、前年の開催を振り返りつつ、名称を「HOKKAIDO FOOVIE FESTIVAL」に一新して2回目の開催を迎える旨を述べています。リニューアルした旧赤れんが庁舎をバックにしたレッドカーペットや、映画と連動したフービーランチ・ディナーの拡充、斎藤工によるラーメン作品のプロデュース企画、サン・セバスティアン国際映画祭との継続的な連携など、前回からの発展を強調しています。
伊藤氏はまた、今回の映画祭を故・宮口宏夫北海道新聞社会長への敬意を込めて開催する意図を示し、食と映画を通じた地域の魅力発信を目指す姿勢を表明しています。
関連リンクと素材ダウンロード
オフィシャルサイト: https://fooviefes.com/
公式X(旧Twitter): @fooviefes / 公式Instagram: Hokkaido_fooviefes
昨年開催のアーカイブサイト: https://foodfilm.jp/
本リリースの掲載画像・素材ダウンロード(使用制限あり): https://drive.google.com/drive/folders/1l9jBl6hFrTDkjaKEGl8MJfbEYmFwWuX9?usp=sharing
要点の整理(本記事に記載した主な情報の一覧)
以下の表は本記事で触れた主要な情報を整理したものです。日程、会場、チケット発売、主催・問い合わせ先などを一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名称 | 北海道フービーフェスティバル 2025(HOKKAIDO FOOVIE FESTIVAL) |
会期 | 2025年10月10日(金)〜12日(日) |
会場 | 赤れんが庁舎、札幌シネマフロンティア、TOHOシネマズすすきの、ジョブキタ北八劇場、ほか札幌市内複数施設 |
第一弾チケット発売 | 2025年9月6日(土)10:00〜(道新プレイガイドほか) |
主催 | 札幌・北海道フービーフェスティバル実行委員会(構成: クリエイティブオフィスキュー/北海道新聞社/札幌市) |
スペシャルサポーター | TEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)※音尾琢真は初日欠席 |
オープニング作品 | 『おいしい給食 炎の修学旅行』(新作/10月24日全国公開)/会場:札幌シネマフロンティア 5番スクリーン |
クロージング作品 | 『TETSU,TXISPA,HOSHI.』(ジャパンプレミア)/登壇:ダニエル・アギラル、伊藤亜由美、聞き手:小西由稀 |
作品本数(予定) | 国内外の映画・映像 15作品以上(第一弾発表を含む) |
フード企画 | フービーランチ・ディナー、フードお土産付き上映、世界料理学会、サッポロシネマバル(約50店舗)など |
サッポロシネマバル期間 | 10月3日(金)〜12日(日)※参加店舗により異なる/料理と飲み物のセット 1,500円または2,000円(poroco公式LINE事前登録必要) |
シンポジウム | 「日本映画産業の発展と地域での役割」 10月11日(土)13:30開始/赤れんがホールB 入場料500円(当日販売) 登壇:伊藤亜由美、四宮隆史、坪井篤史、深田晃司、司会:矢武兄輔 |
オフィシャルサイト | https://fooviefes.com/ |
問い合わせ | fooviefes@gmail.com |
素材ダウンロード | Google Drive(素材)(使用は転載条件に注意) |
以上が、本プレスリリースで公表された「北海道フービーフェスティバル 2025」第一弾の主要情報の全体像です。追加プログラムや登壇者の確定情報、チケットの詳細な販売スケジュール等はオフィシャルサイトおよび公式SNSで随時更新されます。
参考リンク: