初音ミク「マジカルミライ2025」3都市で8.5万人動員
ベストカレンダー編集部
2025年9月5日 16:42
マジカルミライ2025
開催期間:8月1日〜8月31日

“星河一天”を掲げたマジカルミライ 2025──3都市での開催と動員規模
2025年8月、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社とクリプトン・フューチャー・メディア株式会社が共催する『初音ミク「マジカルミライ 2025」』が仙台、OSAKA、TOKYOの3都市で開催されました。開催は仙台サンプラザ・仙台駅周辺(8月1日〜3日)、インテックス大阪(8月9日〜11日)、幕張メッセ(8月29日〜31日)で実施され、3都市合計で8万5千人以上を動員しました。
2025年のテーマは“星河一天(せいがいってん)”で、テーマに沿ったメインビジュアルは漫画家・イラストレーターのTivが描き下ろしました。メインビジュアルを基にした等身大立像や会場演出により、星や七夕を想起させる世界観が会場全体に展開されました。テーマソング『ラストラス』は音楽クリエイターの*Lunaが制作し、「みんなで顔を上げて、星空を見よう」というメッセージを込めています。

開催概要の要点
開催は3会場合わせて計17公演のライブと、各地での企画展で構成されました。2013年の初回から数えて13年間での累計動員数は58万人超えとなり、シリーズとしての継続的な規模感が確認できる結果となりました。
公式情報は『初音ミク「マジカルミライ 2025」』公式WEBサイトにて公開されています(https://magicalmirai.com/2025/)。また、本稿で示す日程や会場、チケット情報、配信の詳細は公式ページと配信販売ページを参照のことです。

ライブ演出とセットリストの構成──テーマを体現する選曲と演出
2025年のライブはセットリストそのものにもテーマ“星河一天”が反映されました。星や惑星を連想させる楽曲を全公演共通で披露するとともに、各開催都市や時間帯ごとに異なる楽曲を織り交ぜる構成をとっています。全公演共通で披露された楽曲の例としては『1/6 – out of the gravity -』『メテオ』『METEOR』『StargazeR』『ブループラネット』が挙げられます。
会場演出ではOSAKAとTOKYOの天井に星座のように初音ミクとイベント名を映し出す特殊演出が実施され、会場を満たす照明は初音ミクのイメージカラーであるブルーグリーンやメインビジュアルを想起させるブルーで統一されました。

披露楽曲と初披露曲の扱い
事前に公表された楽曲と、予告なくセットリストに含められた初披露楽曲の双方があり、会場ごとに盛り上がりが変化しました。公表された一部の楽曲はライブで初披露され、観客の反応を誘導しました。
以下は報道資料に記載された楽曲の一覧です。公表済みの楽曲、全公演共通曲、また初披露として会場を沸かせた楽曲を含めて列挙します。
- 全公演共通で披露された主要楽曲: 1/6 – out of the gravity –、メテオ、METEOR、StargazeR、ブループラネット
- 開催都市や時間帯ごとに披露された楽曲例: ジェミニ、星屑ユートピア、みかぼし、星空クロノグラフ、Starduster、太陽系デスコ、はじめまして地球人さん
- オフィシャルCDで事前公表された初披露楽曲: 『ヒアソビ』(かめりあ feat. 初音ミク)、『MAGA MAGA』(幽霊一文字 feat. 巡音ルカ)、『ラヴィ』(すりぃ feat. 鏡音レン)、『少女A』(椎名もた feat. 鏡音リン)、『ヴァニッシュ』(ぐちり feat. KAITO)、『げんてん』(大漠波新 feat. MEIKO)、『Flyway』(halyosy feat. 鏡音レン・KAITO)、『黙ってロックをやれって言ってんの!』(猫舘 こたつ feat. 初音ミク・鏡音リン・巡音ルカ・MEIKO)ほか
- 予告なく初披露としてセットリストに盛り込まれた楽曲例: こちら、幸福安心委員会です。(うたたP feat. 初音ミク)
- ライブ本編ラスト曲: Hand in Hand(livetune feat. 初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO)
- アンコールでの披露曲: グランプリ曲『ストリートライト』(加賀(ネギシャワーP)feat. 初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・KAITO・MEIKO)、および『Blessing』(halyosy feat. 初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITO)

バンド編成とステージ運営
ライブを支えたバンドメンバーは以下の通りです。キーボードは公演により担当が異なりますが、その他のメンバーは全公演で演奏に参加しました。
- Guitar
- 寺前”アンジェロ”甲、三沢崇篤
- Bass
- 浅倉高昭
- Drums
- 山本淳也
- Keyboard
- 宇都圭輝(※8月9日OSAKAを除く全公演)、谷本健治(パスタ)(※8月9日OSAKA公演のみ)

仙台での地域密着型企画展と連動イベントの詳細
仙台開催は「マジカルミライ」初開催を記念した地域密着型の取り組みが特徴でした。仙台の七夕とコラボレーションし、旧暦に合わせた八月の七夕行事と連動してイベントが展開されました。
商業施設「仙台駅前イービーンズ」では七夕の吹き流しが『マジカルミライ 2025』デザイン仕様で掲出され、仙台駅前の景色を彩りました。施設内では地元名産品(ずんだ餅、笹かまぼこ等)を用いたコラボ商品の販売や、地元企業によるワークショップが実施され、入場無料のため地元の通行者らも立ち寄れる展示となりました。

仙台で実施された企画展の内容
仙台では複数会場でクリエイター主導の音楽即売会、塗り絵ワークショップ、出展企業による体験型ブースなどが展開されました。これらは来場者が創作文化に触れることを目的とした企画で、クリエイターと来場者の交流の場として機能しました。
企画展の開催時間は会場により異なりますが、仙台会場では原則10:00から最終日には18:30までのスケジュールで運営されました。ほかの会場の企画展はOSAKAが9:00-18:00、TOKYOが9:00-18:00という時間帯で実施されました。

配信情報、チケット、公式情報と2026年開催に関する告知
千秋楽となった8月31日幕張メッセの夜公演は、配信サービス「PIA LIVE STREAM」と「ローチケ LIVE STREAMING」でアーカイブ配信されています。配信は2025年9月6日(土)18:00まで視聴可能で、配信チケットは配信最終日の16:00まで販売されます。チケット料金は2,500円(税込)です。
配信購入ページのURLは次の通りです。購入期限と視聴期限を遵守して申し込みください。
- PIA LIVE STREAM 購入ページ: https://w.pia.jp/t/magicalmirai25-o-pls/
- ローチケ LIVE STREAMING 購入ページ: https://l-tike.zaiko.io/e/magicalmirai25miku

公式サイトとアフターレポート
公式WEBサイトではライブ写真やセットリストを含むアフターレポートページが公開されています。公開URLは https://magicalmirai.com/2025/ です。追加の連動企画や関連情報も同サイトで確認できます。
公式SNSはX(旧Twitter)アカウント https://x.com/magicalmirai で更新されており、最新情報や今後の発表に関するアナウンスもこちらで発信されます。

2026年開催地について
千秋楽のステージ上で『初音ミク「マジカルミライ 2026」』の開催決定と開催都市が発表されました。2018年以降恒例のOSAKA・TOKYOに加え、今回は初開催となるHAMAMATSU(浜松)が発表されました。浜松は歌声合成技術「VOCALOID」を開発したヤマハ株式会社の本拠地であり、技術的なルーツを持つ地での開催はシリーズにとって意義深い決定として伝えられています。『初音ミク「マジカルミライ 2026」』に関する続報は後日公式サイト等で告知されます。
広報窓口や問い合わせ先については、TOKYO MXの『マジカルミライ 2025』広報ページ(https://s.mxtv.jp/magicalmirai-press/)を参照ください。

要点まとめ表と締めの言葉
以下の表は本稿で扱った主要事項を整理したものです。日程・会場、動員数、配信・チケット情報、主要楽曲と発表事項などを一目で確認できる形式としています。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | 初音ミク「マジカルミライ 2025」 |
開催期間と会場 | SENDAI:仙台サンプラザ・仙台駅周辺(2025/8/1-8/3) OSAKA:インテックス大阪(2025/8/9-8/11) TOKYO:幕張メッセ(2025/8/29-8/31) |
動員数 | 3都市合計で8万5千人以上、シリーズ累計58万人超(2013〜2025) |
テーマ | 星河一天(せいがいってん) |
メインビジュアル | 描き下ろし:Tiv(等身大立像なども制作) |
テーマソング | 『ラストラス』 (*Luna feat. 初音ミク) |
ライブ公演数 | 計17公演(3都市) |
代表的な披露楽曲 | 1/6 – out of the gravity -、メテオ、METEOR、StargazeR、ブループラネット、Hand in Hand、ストリートライト、Blessing ほか多数 |
バンドメンバー | Guitar:寺前”アンジェロ”甲、三沢崇篤/Bass:浅倉高昭/Drums:山本淳也/Keyboard:宇都圭輝(※一部公演を除く)/谷本健治(パスタ)(※OSAKA 8/9のみ) |
配信情報 | 千秋楽(8/31夜公演)アーカイブ配信:PIA LIVE STREAM、ローチケ LIVE STREAMING。視聴期限:2025/9/6 18:00。チケット販売期限:2025/9/6 16:00。料金:2,500円(税込) |
公式情報 | 公式サイト:https://magicalmirai.com/2025/、公式X:https://x.com/magicalmirai、アフターレポート:https://magicalmirai.com/2025/special_afterreport.html |
2026年開催地 | OSAKA、TOKYO、初開催:HAMAMATSU(浜松) |
マジカルミライ 2025は、ライブと企画展を通じてバーチャルシンガーとクリエイターによる創作文化の多様性を提示した催しでした。配信および公式サイトには詳細な写真やセットリストが掲載されており、千秋楽のアーカイブ配信は2025年9月6日(土)18:00まで視聴可能です。配信チケットの購入期限は同日16:00までとなっていますので、視聴を希望する場合は各配信ページを確認してください。
参考リンク: