11/22-23開催|K-BOOKフェス2025 in 神保町で日韓56社集結
ベストカレンダー編集部
2025年9月5日 15:35
K-BOOKフェス2025
開催期間:11月22日〜11月23日

ノーベル文学賞受賞を契機に高まるK-BOOKの注目、その中心が神保町に集う
作家ハン・ガンさんのノーベル文学賞受賞を契機に、韓国文学への注目が国内でも急速に高まっています。社会の課題を描き出す作品群は国境を越えて共感を呼び、翻訳書の海外販売量も前年の2.3倍に増加するなど、明確な潮流が生まれています。
その流れを日本国内で可視化するのが、日本で唯一の「韓国の本の祭り」であるK-BOOKフェスティバル2025です。本フェスは2025年11月22日(土)・23日(日)に東京・神保町で開催され、日韓の出版社や作家、書店員、読者が一堂に会し、K-BOOKの現在と未来を示す場となります。
- 開催日程
- 11月22日(土)12:00〜18:00、11月23日(日)11:00〜18:00
- 会場
- 出版クラブビル(東京都千代田区神田神保町1-32)。神保町駅A5出口より徒歩2分(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線)
- 参加費
- 無料(入退場自由)

「まじわる」をテーマに日韓56社が出展、ジャンルの交差が生む新しい体験
2025年のテーマは「まじわる(우리 모두 다 같이)」。世代や性別の格差、少子化、貧困などの社会課題を映し出す韓国文学に、人と人が出会い互いの違いに触れることで新しい問いや想像が生まれる場を目指します。日韓合わせて56社の出版社がブースを出展し、邦訳小説、エッセイ、ノンフィクション、児童書、韓国語学習書、現地最新刊など、多彩なK-BOOKを紹介します。
出展は日本の出版社44社と韓国の出版社12社。日本の出版社は邦訳や韓国関連書籍の刊行を担う顔ぶれが揃い、韓国の出版社は現地の最新刊や出版動向を作り手から直接聞ける貴重な機会となります。

出展予定の国内出版社(42ブース44社、順不同)
以下の出版社がブース出店予定です。各社が持つ最新の邦訳書や企画書を手にとることができます。
- 日之出出版
- 駿河台出版社
- タバブックス
- 筑摩書房
- クオン
- アスク出版
- アストラハウス
- 東洋経済新報社
- 葉々社
- 書肆侃侃房
- あさ出版
- 評論社
- 平凡社
- 小峰書店
- 原書房
- 晶文社
- かんき出版
- 亜紀書房
- 集英社
- 皓星社
- PHP研究所
- 白水社
- アチーブメント出版
- 新泉社
- HANA
- ころから
- 新潮社
- サウザンブックス
- CEメディアハウス
- 早川書房
- 慶應義塾大学出版会
- 岩波書店
- 辰巳出版
- 河出書房新社
- 世界文化社
- 影書房
- 大和書房
- リトルモア
- 小学館
- NR出版会(インパクト出版会、現代人文社、風媒社)
- 黒鳥社
- 明石書店

来日予定の韓国出版社(12社)
韓国からは地方出版社や人気出版社が出展予定で、現地の文化的文脈や最新トレンドについて直接聞ける場になります。各社の名称と読みを併記します。
- 이야기장수(イヤギチャンス)
- MUSE(무제/無題)
- 모두의책(モドゥエチェク/みんなの本)
- 도서출판이음(図書出版イウム)
- 도서출판산책(図書出版サンチェク)
- 책마을해리(本の村ヘリ)
- 전라도닷컴(全羅道ドットコム)
- 학이사(ハギサ/學而思)
- 부카(ブッカ/bookaa)
- 컴엔시(コムエンシ/COM AND SEE)
- 쌍추쌈(サンチュサム)
- 호밀밭(ホミルパッ)

文学と映画の交差:特集企画「文学×映画」と上映スケジュール
2025年はフェス会場の枠を越え、映画と文学を掛け合わせる特集企画を実施します。会場近くの神保町シアターを会場に映画上映を行い、上映後にトークショーやスペシャルゲストを迎えるプログラムも予定されています。
映画と書籍を往還することで、映像化された物語の読み直しや原作の新たな読み取りが促されます。上映作品やスケジュール、会場の所在地は以下の通りです。チケット販売やトークイベントの詳細は公式サイトとSNSで順次発表されます。
上映作品 | 原作(該当する場合) | 上映日 |
---|---|---|
空と風と星の詩人 尹東柱の生涯 | — | 11月22日(土)、11月23日(日)上映(23日は上映後トークあり) |
シークレット・サンシャイン | 原作:李清俊「虫の話」『絶望図書館』(筑摩書房)収録 | 11月22日(土)上映(上映後トークあり) |
ケナは韓国が嫌いで | 原作:チャン・ガンミョン『韓国が嫌いで』(ころから) | 11月23日(日)上映 |
- 上映会場
- 神保町シアター(東京都千代田区神田神保町1-23)
- チケット・イベント情報
- チケット販売やトークイベントの詳細は公式サイトおよびSNSで順次発表

全国連動「K-BOOKフェア」:書店と読者をつなぐ取り組み
フェスと同時に、全国の書店で連動企画「K-BOOKフェア2025」を展開します。各出版社が選ぶ「まじわる一冊」を軸に、韓国関連書籍を紹介するとともに、参加書店がSNSで推奨する企画や動画を通じて読者の裾野を拡大します。
昨年は全国62店舗が参加し、地域の読者と出版社をつなぐ試みとして広がりを見せました。今年も参加店による多様な売り場展開や企画が評価されるフェアコンテストなど、書店側の創意工夫を後押しする内容が組まれています。
- #まじわる一冊プロジェクト:参加店がSNSでおすすめの一冊を発信(YouTube動画公開予定)
- 購入特典「マイチェッカド 2025-2026」:読書記録やぬり絵が楽しめるオリジナル紙雑貨を対象本購入者に配布(数量限定)
- フェアコンテスト:規模ではなく企画内容、陳列や装飾などを総合的に評価
昨年コンテスト入賞店舗の例:本屋B&B(東京都世田谷区)、未来屋書店石巻店(宮城県石巻市)、ブックスルーエ(東京都武蔵野市)。書店員によるK-BOOK書評は情報サイト「好書好日」での掲載実績もあります。

開催概要、共催・後援、公式情報のまとめ
以下に本イベントの主要情報を整理します。取材希望や詳細確認は公式サイトおよびSNSでの告知を参照してください。
本フェスは一般社団法人K-BOOK振興会が主催し、韓国国際交流財団と共催。主管はK-BOOKフェスティバル実行委員会で、各種財団や企業から後援・協力を得ています。参加費は無料で、入退場は自由です。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | K-BOOKフェスティバル 2025 in Japan |
開催日時 | 2025年11月22日(土)12:00〜18:00、11月23日(日)11:00〜18:00 |
会場 | 出版クラブビル(東京都千代田区神田神保町1-32)/神保町シアター(映画上映) |
出展 | 日韓56出版社(日:44社/韓国:12社) |
テーマ | まじわる(우리 모두 다 같이) |
特集企画 | 文学×映画(神保町シアターでの上映会、トークショー等) |
連動企画 | 全国書店「K-BOOKフェア2025」(#まじわる一冊、購入特典、フェアコンテスト) |
主催・共催・主管 | 主催:⼀般社団法人K-BOOK振興会、共催:韓国国際交流財団、主管:K-BOOKフェスティバル実行委員会 |
後援・協力 | (一財)日本児童教育振興財団、韓国文学翻訳院、アモーレパシフィック財団、李熙健韓日交流財団、(公財)一ツ橋綜合財団、永田金司税理士事務所、株式会社クオン 他 |
参加費 | 無料 |
公式情報 | https://k-bookfes.com/、X:https://x.com/kbookfes、Instagram:https://www.instagram.com/kbookfes/、Facebook:https://www.facebook.com/kbookfes、YouTube:公式チャンネルあり |
本記事では、K-BOOKフェスティバル2025の開催日程、会場、参加出版社、特集上映作品、全国連動フェアの主な企画、主催・後援情報、公式情報の全項目を整理しました。詳細なチケット情報やトークゲストの発表は公式サイトおよびSNSで順次公開されますので、関心のある方はそちらを確認してください。
参考リンク: