エレコム、北九州市で遠隔万博体験に協力 KEY PALETTOを30台提供

どこでも万博北九州協力

開催日:8月27日

どこでも万博北九州協力
どこでも万博って実際に何を体験できたの?
大阪・関西万博のイタリアパビリオンとリアルタイム接続し、テレプレゼンスロボットtemiが会場を案内。双方向交流やクイズ、体験型アクティビティで遠隔から万博を楽しめる内容で、延べ1,000人以上が参加しました。
エレコムはこのイベントで何をしたの?
エレコムは賛同会員として開催協力し、北九州市立八幡病院の参加こども向けに操作しやすい無線キーボード「KEY PALETTO」(型番TK-FS10DMKBK)を30台提供し、ITに触れる機会を支援しました。

病院や療育施設とリアルタイムでつないだ遠隔万博体験の全容

2025年8月27日(水)、エレコム株式会社は北九州市で実施された「“どこでも万博”withスペシャルキッズ」に開催協力しました。当日は北九州市内の病院、療育センター、特別支援学校に加え、オンラインで北九州市や他府県からの参加を含め、延べ1,000人以上が参加したと報告されています。プログラムは、実際の万博会場とリアルタイムで接続することで、会場に行けない子どもたちが遠隔で体験できる仕組みを実現しました。

この遠隔体験は、スペシャルキッズ未来構想チャレンジコンソーシアムが主催するプロジェクトで、病気や障がいなどにより物理的に万博へ行くことが難しい子どもたちに対して、未来に向けた挑戦のきっかけをつくることを目的としています。現地の大阪・関西万博では、人気の高い「イタリアパビリオン」とリアルタイムで接続され、テレプレゼンスアバターロボット“temi(テミ)”が会場を案内しました。

エレコムが北九州市で開催された万博の遠隔体験「“どこでも万博”withスペシャルキッズ」に開催協力しました 画像 2

イベント会場と参加形態

現地参加とオンライン参加の混在で進行し、参加者同士の交流やクイズ、体験型アクティビティを通じてイタリアの文化・歴史・最新技術を学ぶことができるプログラム構成でした。以下は当日の参加拠点と主なプログラム要素です。

  • 参加拠点:北九州市の病院(北九州市立八幡病院等)、療育センター、特別支援学校
  • オンライン参加:北九州市内外の施設や家庭からの接続を含む
  • 接続先:大阪・関西万博の「イタリアパビリオン」
  • 使用機材:テレプレゼンスアバターロボット「temi」を用いた現地案内
  • 体験内容:会場案内、双方向の交流、クイズ、体験型アクティビティ

※スペシャルキッズとは、主に欧米で重い病気や難病、障がいがあるなど広い意味で課題を抱えるこどもを指します。詳細は「どこでも万博」公式サイトをご参照ください:https://www.docodemo-expo.org/

エレコムが北九州市で開催された万博の遠隔体験「“どこでも万博”withスペシャルキッズ」に開催協力しました 画像 3

エレコムの協力内容と提供製品の詳細

エレコムは「テクノロジーと触れることにより、自身の可能性をもっと広げてほしい」という考えのもと、北九州市立八幡病院で「どこでも万博」に参加した子どもたちへ、はじめてのキーボードKEY PALETTO(キーパレット)を30台提供しました。提供は現地での操作体験や、今後の学習・遊びのきっかけづくりを意図したものです。

提供製品の仕様や紹介ページは以下のとおりです。参加した子どもたちが直接触れて操作しやすい設計の無線キーボードとして位置づけられています。

製品名 型番 台数 製品ページ
はじめてのキーボード KEY PALETTO(無線) TK-FS10DMKBK 30台 https://www.elecom.co.jp/products/TK-FS10DMKBK.html

この提供により、触れる機会が限られていた子どもたちに実際の機器操作を体験させることができ、IT機器への親しみや、将来の学びへの興味喚起が期待されます。

エレコムが北九州市で開催された万博の遠隔体験「“どこでも万博”withスペシャルキッズ」に開催協力しました 画像 4

協力に至った背景とエレコムの社会的取り組み

エレコムは1986年の創業以来、経営の根幹に「社会との共生」を据え、社会貢献活動に積極的に取り組んできました。今回の取り組みは、2024年に策定したグループのパーパス「Better being」の考え方に基づく活動の一環です。同パーパスでは「より良き製品・サービス、より良き社会、より良き会社を追求」する姿勢が掲げられています。

今回の開催協力に先立ち、2025年7月2日には大阪公立大学医学部付属病院で行われたパブリックビューイングへの協賛を行っており、同社は継続的に医療・教育現場を対象とした支援活動を実施しています。こうした取り組みは製品提供に留まらず、社会的な包摂やデジタルアクセシビリティの向上に寄与することを目指しています。

会社名
エレコム株式会社
本社所在地
大阪市中央区伏見町4丁目1番1号 LAタワー9F
設立
昭和61年(1986年)5月
代表者
取締役社長執行役員 石見 浩一
事業領域の概略
IT周辺関連製品(パソコン・スマートフォン周辺機器)に加え、ヘルスケア、ゲーミング、調理家電、理美容、アウトドア、ペット家電、ソリューション提案など多分野へ展開

当社は今後もパーパスに沿った社会貢献活動を通じ、より良き社会の実現に向けた取り組みを継続していく方針です。今回の協力は、教育や医療の現場におけるデジタル機器の利活用と、体験機会の拡充を目指した実例の一つと位置づけられます。

エレコムが北九州市で開催された万博の遠隔体験「“どこでも万博”withスペシャルキッズ」に開催協力しました 画像 5

取り組みの要点を整理した一覧と最終的なまとめ

以下の表は本記事で取り上げた「どこでも万博」北九州市開催分に関する主要情報を整理したものです。表により関係者や関心を持つ読者が事実関係を一目で確認できるように構成しています。

項目 内容
イベント名 “どこでも万博”withスペシャルキッズ(北九州市開催)
開催日 2025年8月27日(水)
報道発表日 2025年9月5日 12時00分(エレコム株式会社)
参加規模 延べ1,000人以上(北九州市内外の病院・療育センター・特別支援学校およびオンライン参加)
接続先パビリオン 大阪・関西万博「イタリアパビリオン」(テレプレゼンスロボット「temi」にて案内)
提供製品 はじめてのキーボード KEY PALETTO(無線) 型番:TK-FS10DMKBK(30台)
主催 スペシャルキッズ未来構想チャレンジコンソーシアム
協力企業 エレコム株式会社(賛同会員として参画)
関連リンク https://www.elecom.co.jp/news/release/20250905-02/

以上が、エレコム株式会社による北九州市での「どこでも万博」開催協力の概要と提供内容、企業の背景に関する整理です。本稿はプレスリリースの内容を基に事実関係をまとめており、関係者名、日付、製品情報、参加規模などの情報を含めて構成しています。

参考リンク: