アルテジェネシス、ポーランド留学生サマープログラムの成果

ポーランド学生サマープログラム

開催期間:7月13日〜8月9日

ポーランド学生サマープログラム
このサマープログラムって何をするの?誰が対象なの?
アルテジェネシスが主催する短期留学プログラムで、2025年7月13日〜8月9日にポーランドの日本学専攻学生2名を受け入れ、サロン実務研修やフィールドワーク、社内講習、文化体験を通じて研究と実務の両面を支援します。
参加すると就職につながることはあるの?
はい。プログラムは採用につながる仕組みがあり、これまでに参加者から卒業後に希望した3名が同社に採用されています。現場での実務経験や語学・研究成果が評価されるケースが多いです。

ポーランドの日本学専攻学生を迎えた短期「サマープログラム」──2025年夏、サロンと研究を両輪にした受け入れを実施

株式会社アルテジェネシス(横浜市中区/代表取締役社長 吉村栄義)は、ポーランド共和国で日本学を専攻する大学生・大学院生を対象とした短期留学受け入れ「サマープログラム」を、2025年7月13日(日)~8月9日(土)の期間で実施しました。プログラムは2014年に開始され、駐日ポーランド共和国大使館の公認を受ける民間の国際交流事業として継続されています。

今回の実施は9回目にあたり、同社は約360店舗を展開する美容室チェーンの運営基盤を活かしながら、サロン研修や社内講習、文化体験を通じて参加学生に実務と研究の両面での学びを提供しました。コロナ禍での中断を経て再開後は「短期留学プログラム」として刷新し、在籍するポーランド出身スタッフの指導のもと、フィールドワークを重視した内容となっています。

【大使館公認・ポーランド外務省も注目】ポーランド留学生「サマープログラム」実施 美容室チェーン・アルテジェネシス、美容を通じた国際交流を継続 画像 2

交流の起点と歩み──Trendy Hair Fashionとの提携から外務大臣表彰まで

アルテジェネシスとポーランドとの交流は2005年に始まりました。きっかけはポーランドの大手美容室チェーン「Trendy Hair Fashion」との提携で、同社はポーランド・チェコ・スロバキアに60店舗以上を展開しています。以来、相互訪問によるコンテストやヘアショー、撮影などを通じて、民間主導の友好関係が築かれてきました。

この民間交流を基盤に2014年からは駐日ポーランド共和国大使館の協力を得て「サマープログラム」を開始。アルテジェネシスは国際的な人材交流に貢献した実績が認められ、代表取締役会長 吉原直樹は2023年に駐日ポーランド共和国大使から感謝状を受け、2024年にはポーランド共和国外務大臣より名誉記章「ベネ・メリト」を授与されています。これまでに累計23名の学生を受け入れています。

2005年
Trendy Hair Fashionとの提携開始。相互訪問やイベントを通じた民間交流が始まる。
2014年
駐日ポーランド共和国大使館の協力を得て「サマープログラム」をスタート。
2023年
吉原直樹会長が駐日ポーランド共和国大使より感謝状を受領。
2024年
吉原直樹会長がポーランド共和国外務大臣より名誉記章「ベネ・メリト」を授与。
2025年
サマープログラムは第9回目の実施となり、7月13日~8月9日に開催。
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プログラムの内容と参加学生の実践・成果

再開後のプログラムは従来のインターンシップ形式を見直し、短期留学として組み立て直しました。参加した学生は、在籍するポーランド出身スタッフの指導を受けながら、卒業論文に必要なフィールドワークを含めた研究活動と、日本のサロンでの実務研修、社内講習や文化体験を組み合わせたカリキュラムに取り組みました。

対象は初来日のポーランドで日本学を専攻する大学生2名(学士課程・修士課程問わず)。プログラムは参加学生それぞれの研究テーマに合わせ、担当者と相談しながらフィールドワークの内容とスケジュールを決定する仕組みです。サロンでの実務経験が研究に直結するケースも多く、現場での観察やインタビューを通じて論文資料を収集する学生もいます。

  • 期間:2025年7月13日(日)~8月9日(土)
  • 対象:初来日のポーランドで日本学を専攻する大学生2名(学士・修士問わず)
  • 内容:フィールドワーク(研究テーマに合わせた調査)、日本のサロン研修、社内講習、文化体験
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採用とキャリア形成の連鎖

アルテジェネシスは本プログラム参加者からの採用につなげる取り組みを行っており、これまでに本プログラム参加者から希望のあった3名を卒業後に採用しています。採用を通じて、得られた専門性や語学力を組織に取り込むことで、多様な人材活用の実績を積み上げています。

また、参加学生の活躍事例として、昨年度の参加者の一名が2025年開催の大阪・関西万博においてポーランドパビリオンの案内役を務めた実績があります。このように、本プログラムが国際交流の第一線で具体的な成果を生んでいる点が確認できます。

参加学生の声:ガブリエル・ポプアフスキさん(2024年度参加)

ガブリエル・ポプアフスキさんはワルシャワ大学の日本学科を卒業し、卒業論文のテーマを「横浜スマートシティプロジェクトを中心にした日本のスマートシティの分析」としています。彼は大学の学びと並行して、4月から大阪・関西万博でポーランドパビリオンのスタッフとして活動しています。

本人コメントでは、アルテジェネシスのサマープログラムで得た経験により万博での業務につながり、日本とポーランドをつなぐ役割に自信を持てるようになったと述べています。サマープログラムは学士論文の重要な資料収集の場になっただけでなく、国際舞台でのコミュニケーション力や運営支援の経験を提供したことが示されています。将来的にはワルシャワ大学の日本学科で修士課程に進学し、ポーランドで日本文化に関わるイベント企画を行いたいという意思を示しています。

アルテジェネシスの組織情報と国際交流における立ち位置

アルテジェネシスは美容室チェーン等を展開する持株会社で、全国に約360店舗を有しています。国際交流を通じた人材育成は同社の社会貢献活動の一環であり、海外の優秀な人材の採用や育成を通じて事業と社会貢献を両立させる方針を掲げています。

同社の代表的な実績として、吉原直樹会長のポーランド側からの表彰(感謝状、名誉記章「ベネ・メリト」)が挙げられます。これらは企業としての長年の交流活動が外務省レベルの評価を受けた事例であり、企業の国際的な信頼性を示しています。

本社所在地
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町1-4-1 アルテマリンウェーブビル 5F
代表者
代表取締役会長:吉原 直樹、代表取締役社長:吉村 栄義
設立・創業
設立:2022年1月11日、創業:1986年8月7日
資本金
1億円
電話
045-663-6123
URL
https://artegenesis.com/

グループ内に複数の事業会社を持ち、スタイルデザイナー事業部や株式会社アッシュ、株式会社ニューヨーク・ニューヨーク、株式会社C&P、株式会社ダイヤモンドアイズ、株式会社東京美髪芸術学院などを通じて、サロン運営や教育事業を展開しています。各社のウェブサイトは以下のとおりです。

要点の整理

以下に、本記事で取り上げたサマープログラムの主要事項を表形式で整理します。期間、対象、実施内容、累計受け入れ人数、会長への授与歴、採用実績、参加学生の具体例、及び企業情報をまとめています。各項目はプレスリリースに記載された情報を網羅しています。

項目 内容
プログラム名 サマープログラム(短期留学受け入れ)
実施期間(2025年度) 2025年7月13日(日)~8月9日(土)
対象 初来日のポーランドで日本学を専攻する大学生2名(学士・修士問わず)
内容 フィールドワーク(研究テーマに合わせた調査)、日本サロン研修、社内講習、文化体験
開始年 2014年(駐日ポーランド共和国大使館の公認を得て開始)
累計受け入れ人数 23名(これまでの累計)
代表の受賞・表彰 2023年:駐日ポーランド共和国大使より感謝状、2024年:ポーランド共和国外務大臣より名誉記章「ベネ・メリト」
採用実績 本プログラム参加者から卒業後に希望のあった3名を採用
参加学生の実例 ガブリエル・ポプアフスキ氏(ワルシャワ大学日本学科卒)。卒論テーマは「横浜スマートシティプロジェクトを中心にした日本のスマートシティの分析」。2025年大阪・関西万博でポーランドパビリオンの案内役を務める。
企業情報(本社) 〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町1-4-1 アルテマリンウェーブビル 5F / Tel:045-663-6123 / URL:https://artegenesis.com/
事業内容 美容室チェーン等を展開する持株会社(約360店舗)および教育事業

以上がプレスリリースの内容に基づく整理です。アルテジェネシスはサロンを基盤にした実務研修と研究支援を組み合わせることで、日ポ間の民間文化交流と若手人材育成を継続して推進しています。

参考リンク: