一人でも事業化できる共創支援『パッションムーバーズ』設立

新会社設立の概要――NEXYZ.Groupが「パッションムーバーズ」を連結子会社化

発表のポイントと基本情報

株式会社NEXYZ.Group（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長兼グループ代表 近藤太香巳、証券コード：4346）は、2025年9月4日19時00分付の発表において、新たな連結子会社として株式会社パッションムーバーズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役 竹下弘之）を設立したと公表しました。本稿は同プレスリリースの内容を整理し、事業の仕組みと意義、関係者情報を明確に伝えます。

株式会社パッションムーバーズは、社名と同名の共創型ビジネス・プラットフォーム「パッションムーバーズ」を運営します。新会社は東証上場のNEXYZ.Groupの連結子会社であり、NEXYZ.Groupが保有する知見やバックエンド機能を活用する点が特徴です。発表時点の会社概要や主要データは以下のとおりです。

• 会社名：株式会社パッションムーバーズ（東証上場：株式会社NEXYZ.Group 連結子会社）
• 代表取締役：竹下弘之（パッションリーダーズ　TOKYO Manager）
• 設立日：2025年4月18日
• 資本金：2億2,499万円（資本剰余金を含む）
• 株主構成：株式会社NEXYZ.Group 51％、パッションリーダーズ役員株主 49％
• 所在地：東京都渋谷区桜丘町20-4 ネクシーズスクエアビル
• 事業内容：共創型ビジネスプラットフォームの運営
• 関連URL：https://www.passion-movers.co.jp/（プラットフォーム）

プラットフォームの構造と提供価値

「初期投資なし」で事業化できる支援モデル

パッションムーバーズの中核コンセプトは、経営者が「一人でもビジネスを成り立たせられる」ようにする点にあります。新プラットフォームは、顧客が「つくる」と「売る」に集中できるよう、バックエンド業務（商材調達、契約事務、営業管理、在庫管理など）を一括して提供します。これらのバックエンド業務は、NEXYZ.Groupの管理本部が培ってきたノウハウを取り入れた新会社が担うため、顧客側に初期投資や大量のリソースは不要です。

プラットフォームは、単なる受託代行にとどまらず、コンサルティング機能も備えています。継続的な収益化を支援すると同時に、事業のオリジナリティを育て、大手企業と同等の競争力を備えて市場に進出することを可能にすることが大きな特徴です。

「共創」運営によるフランチャイズとの違い

運営モデルは従来のフランチャイズや代理店制度とは本質的に異なります。パッションムーバーズは、所属する経営者一人ひとりが自立し、互いの強みを活かす「共創」という仕組みで運営されます。これは中央の本部による支配的な関係ではなく、参加者同士の協働と資源の相互活用を重視する設計です。

さらに、同団体の理事や特別顧問、会員企業が持つ人材・商材・資金などのリソースを組み合わせることで、個々の事業者が大手企業の市場レベルに参入し、競争することが想定されています。具体的には、販売商材やDXツールなど審査を経た提供物を活用することで、信頼性あるビジネス展開が可能になります。

オフィシャルパートナー制度の内容と主要メリット

主なメリットの整理

パッションムーバーズにおける「顧客＝オフィシャルパートナー」制度は、参加者が短期間で事業の収益化と信頼構築を図れるよう設計されています。以下に挙げる主なメリットが公表されています。

なお、オフィシャルパートナーへの参加は一般社団法人パッションリーダーズの会員に限られる

① 1人でも始められるサポート体制

バックエンド業務（商材調達・契約事務・営業管理）は株式会社パッションムーバーズが一括して担当します。採用や在庫管理などの初期リソースを自身で用意する必要がありません。

② 初期コスト・リスクゼロで収益化

審査を経て販売が許可される商材の販売によって収益を得られます。具体的には、契約数が900万回線を突破した携帯キャリア「楽天モバイル」や、世界18万人をつなぐByteDance発のDXツール「Lark」などを販売することで収益化を図ります。これらの商材は通常、実績と信用が必要であり、パートナーとなることで販売機会を得られます。

③ スケールに応じた法人化・資金調達・IPOへの後押し

一般社団法人パッションリーダーズの理事および特別顧問が審査に関与し、成長段階に応じたハンズオン支援を行います。優良企業を発掘し、資金調達や上場（IPO）などのステップを支援する体制を整えます。