氷川きよし、渋谷公演で新曲「白睡蓮」を初披露

KIINA’S LAND渋谷公演

開催日:9月4日

KIINA’S LAND渋谷公演
新曲「白睡蓮」ってどんな曲?
松本隆が作詞、TAKURO(GLAY)が作曲、亀田誠治がプロデュースした壮大なバラード。氷川きよしの新たな歌唱表現を示す楽曲で、7月に配信、CDは2025年9月3日発売です。
渋谷公演っていつでチケットはどうなってるの?
LINE CUBE SHIBUYAでは2025年9月4日17:00公演のほか9月5日に昼夜2公演(13:00/17:00)。全席指定¥10,000、未就学児入場不可。最新の発売状況は公式サイトで確認してください。

渋谷公演で姿を見せた新しい表現と新曲「白睡蓮」

2025年9月4日、氷川きよし+KIINA.による全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」の東京公演がLINE CUBE SHIBUYAで行われた。主催は日本コロムビア株式会社。会場は満員の約1,900名で埋まり、ツアー中の重要な公演の一つとして大きな注目を集めた。

この東京公演では、話題の新曲「白睡蓮」が披露された。作詞は松本隆、作曲はGLAYのTAKURO、編曲およびプロデュースは亀田誠治が担当しており、7月にデジタル配信でリリースされた後、2025年9月3日にCD(COCA-18307、税込¥1,500)として発売された楽曲である。プロデューサーの亀田誠治は当日客席にも姿を見せ、ステージの歌唱を見守ったと報告されている。

ライブレポート:9/4(木) 氷川きよしKIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025〜KIINA’S LAND〜渋谷 LINE CUBE SHIBUYA 画像 2

「白睡蓮」の制作体制とリリース情報

本楽曲は日本の音楽シーンを代表する制作陣が集結して制作された壮大なバラードだ。作詞に松本隆、作曲にTAKURO、編曲・プロデュースに亀田誠治という布陣は話題性も高く、氷川の歌唱表現の新たな側面を示す作品となっている。

リリースと購入・配信に関する情報は次の通りである。デジタル配信のリンクやCD情報が公式に案内されているため、作品の仕様や入手方法が明確に示されている。

タイトル
白睡蓮
作詞
松本 隆
作曲
TAKURO(GLAY)
編曲・プロデュース
亀田誠治
CD発売日
2025年9月3日(COCA-18307)
CD価格
¥1,500(税抜表記なくプレスリリース表記は税込)
配信先(代表リンク)
https://HikawaKiyoshi.lnk.to/Shirosuiren0903
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ステージ構成と楽曲の流れ、演出の詳細

コンサートはツアータイトルにある「KIINA’S LAND」というコンセプトに沿い、演歌、ポップス、ロックとジャンルを横断する構成で展開された。初期のヒット曲から最新作までを織り込み、観客を次々と異なる世界へ誘うステージングが特徴であった。

当日17:00開演の公演では、黄金色に輝く衣装での登場シーンからコンサートが始まった。冒頭は「龍昇鳳舞」で幕を開け、続いて「きよしのズンドコ節」などヒット曲が繰り出された。公演中には和装で和傘を携え、江戸情緒を演出する場面もあり、演歌的な世界観の提示とポップス的なダイナミズムが交互に配置された構成だった。

  • 初期の登場:黄金色のゴージャス衣装で「龍昇鳳舞」からスタート
  • ヒット曲パート:「きよしのズンドコ節」などを連続して披露
  • 江戸情緒の演出:着流し・和傘で「大江戸出世小唄」などを歌唱
  • 海の場面演出:漁師風衣装で“絆丸”と名付けた船に乗る演出、「きよしのソーラン節」など
  • ポップ・ロック寄りパート:「Party of Monsters」(氷川きよし with t.komuro名義)で客席が総立ち
  • 本編ラスト:ポップスナンバーを畳みかけ、「限界突破×サバイバー」で本編終了
  • アンコール:白の燕尾服で登場し、「赤いスイートピー」「白睡蓮」「WALK」などを披露。サプライズで「Party of Monsters」を再演

ステージの中盤ではバンドが突然「ハッピー・バースデイ・トゥー・ユー」を演奏し、氷川の48歳の誕生日(9月6日)を祝うケーキが登場した。氷川ははにかみながら今後の歌手活動に向けた意気込みを述べ、観客との距離感を大切にする姿勢を示した。

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演出と衣装の変化が生む物語性

舞台美術や衣装の瞬間的な変化は観客に物語的な体験を与える設計になっている。和装のシーンでは江戸期を想起させる演出が用いられ、漁師風衣装と“絆丸”の船出は海や民衆を想起させる演出として位置づけられた。

また、紫のモンスター衣装に黒い羽根をあしらった登場はポップ/ロック系ナンバーのトーンを増幅させ、観客の反応を引き出す役割を果たした。ラストのアンコールでは白の燕尾服で原点の曲を歌唱し、表現の幅を見せる組立てが丁寧に行われている。

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ツアー日程と参加情報、配信・ライブ告知

本ツアーは氷川のデビュー26年目を象徴するスタートとして、2025年5月8日埼玉・ウェスタ川越から始まったもの。タイトルにある通り「KIINA’S LAND」と名付けられ、ジャンルの壁を超えた楽曲と演出で観客へ現在の表現者としての立ち位置を示す構成となっている。

東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAでは9月4日の17:00公演に続き、9月5日に昼夜2公演(1部13:00、2部17:00)が予定されている。以降の公演スケジュールは以下のとおりで、会場・開演時間はプレスリリースの表記に基づく。

日付 会場 開演
9月5日(金) LINE CUBE SHIBUYA(東京) 1部 13:00 / 2部 17:00
10月1日(水) 上野学園ホール(広島) 18:00
10月2日(木) 上野学園ホール(広島) 14:00
10月17日(金) iichikoグランシアタ(大分) 17:00
10月19日(日) 熊本城ホール(熊本) 17:00
10月23日(木) 相模女子大学グリーンホール(神奈川) 17:00
10月24日(金) 相模女子大学グリーンホール(神奈川) 1部 13:00 / 2部 17:00
11月5日(水) 仙台サンプラザホール(宮城) 17:00
11月18日(火) 愛知芸術劇場(愛知) 17:00
11月19日(水) 愛知芸術劇場(愛知) 1部 13:00 / 2部 17:00
11月23日(日) フェスティバルホール(大阪) 17:00
11月24日(月祝) フェスティバルホール(大阪) 1部 13:00 / 2部 17:00

チケットは全席指定で価格は¥10,000(税込)、未就学児の入場は不可と案内されている。詳細や最新情報はツアー特設サイトにて掲載されているため、申し込みや公演情報の確認は公式ページを参照するのが確実である。

また、関連の配信イベントとしてインスタライブ・TikTok LIVEが9月6日(土)17:00より配信予定である。配信プラットフォームのリンクはプレスリリースで案内されており、アーティストの公式アカウントでの実施となる。

  1. Instagram:https://www.instagram.com/kiina_kiyoshi_hikawa/
  2. TikTok:https://www.tiktok.com/@kiina_kiyoshi_hikawa
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氷川きよしの歩みと現在の活動、ツアー名の意義

氷川きよしは福岡県出身。2000年2月2日に日本コロムビアよりシングル「箱根八里の半次郎」でデビューした。当時22歳でデビューし、同年は主要な音楽賞の新人賞を総なめにした実績を持つ。第51回NHK紅白歌合戦に初出場して以降、2024年までに24回の出場を果たしている記録がある。

2006年には第48回日本レコード大賞で「一剣」により大賞を受賞。また近年ではアニメ『ドラゴンボール超』の主題歌「限界突破×サバイバー」で新たな層の支持を獲得し、ジャンルを越えて幅広い年齢層のファンを持つアーティストとしての地位を確立している。今回のツアー「KIINA’S LAND」は、ジャンルを限定せずに歌いたい歌、見せたい世界を提示する意図が明確に打ち出されている。

デビュー
2000年2月2日「箱根八里の半次郎」
主な受賞等
第48回日本レコード大賞(大賞:2006年「一剣」)
NHK紅白歌合戦出場回数
初出場から2024年までで24回(2000年代以降継続出場)
ツアー名称
KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~

ツアーは5月から開催中で、今回の渋谷公演を含め全国各地を巡るスケジュールが組まれている。会場の演出や楽曲の選曲からは、氷川が現在の表現者として提示したい「現在地」が伝わってきたと評価できる。

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公演の要点を整理したまとめ

以下の表は、本稿で扱った渋谷公演の主要情報と関連データを整理したものだ。ライブ当日の流れ、リリース情報、ツアー日程、視聴・購買リンクを一目で確認できるようにまとめている。

項目 内容
公演日 2025年9月4日(LINE CUBE SHIBUYA 17:00開演)
会場収容(当日) 満員 約1,900名
披露された主な楽曲 龍昇鳳舞、きよしのズンドコ節、大江戸出世小唄、きよしのソーラン節、Party of Monsters、限界突破×サバイバー、赤いスイートピー、白睡蓮、WALK(他 全24曲)
新曲「白睡蓮」 作詞:松本 隆 / 作曲:TAKURO / 編曲・プロデュース:亀田誠治 / CD発売:2025.09.03(COCA-18307) / 価格:¥1,500
プロデューサー来場 亀田誠治(客席から歌を見守る)
配信イベント Instagram・TikTokでインスタライブ/TikTok LIVE(2025年9月6日 17:00~)
ツアー全体 5月8日埼玉公演より開始、全国各地を巡回(詳細は特設サイト)
チケット 全席指定 ¥10,000(税込) / 未就学児入場不可
関連リンク https://columbia.jp/hikawa/ / ツアー特設サイト

以上が渋谷公演の報告と、当日披露された新曲やステージ演出、ツアー情報の整理である。公演は9月5日に同会場で2回の追加公演が行われるほか、10月から11月にかけて全国の会場で続く予定であるため、ツアーの詳細は公式サイトで確認することができる。

参考リンク: