岡山大生3人が晴れの国南米交流大使に委嘱、サンパウロで交流
ベストカレンダー編集部
2025年9月5日 05:51
南米交流大使派遣
開催期間:8月14日〜8月20日

岡山大学の学生3名が「晴れの国南米交流大使」に委嘱されるまでの経緯と式の様子
国立大学法人岡山大学は、2025年8月7日に岡山県庁で開催された「晴れの国南米交流大使」委嘱式において、本学の大学院教育学研究科修士課程2年の岩淺明寿香さん、経済学部4年の岸本理沙さん、経済学部1年の入江陽太さんの3名が参加したことを発表しました。委嘱式は岡山県が主催する「令和7年度南米次世代交流プログラム」の一環で、今年は岡山県からブラジルへの移住開始から115周年にあたります。
委嘱式では伊原木隆太知事から交流大使5人(県内の他大学・高専の学生を含む)に委嘱状が手渡され、知事は「地球の向こう側から岡山のことを思ってくれている人がいることがありがたいと伝えてきてほしい。ぜひ体に気をつけて存分に交流をしてきていただきたい」と述べ、参加学生を激励しました。代表として岩淺さんは「先人たちが築いてきた岡山とブラジルの絆に、若い世代としての新たな思いを重ね、未来へつなげてまいります」と意気込みを語りました。

募集と選考の背景
本プログラムの参加者募集は4月に実施され、県内の参加大学生から応募を募りました。本学からは40名が応募し、書類・面接選考を経て3名が選出されました。県全体では委嘱された交流大使は5名であり、本学以外の大学・高専の学生も含まれます。
選考過程は書類審査と面接を組み合わせたもので、応募者にはプログラム趣旨への理解、地域や国際交流への関心、派遣先での活動計画等が問われました。選ばれた学生たちは公式な委嘱を受けて、県の代表として現地での交流・発信活動に臨みます。

サンパウロ訪問の具体的日程と活動内容
派遣期間は2025年8月14日から8月20日までで、訪問先はブラジル・サンパウロです。滞在中には多様な交流・学習プログラムが予定されており、日程は文化理解と現地コミュニティとの対話を重視した構成になっています。
主な活動内容は以下の通りです。これらは現地での実地経験や対話を通じて、岡山とブラジルの歴史的なつながりを学ぶことを目的としています。
- 県人会会員との懇談:移住者の方々やその子孫との対話を通じて、移住史や地域の現状を把握。
- 開拓先没者慰霊碑参拝:移住史に伴う歴史的事項への敬意と記憶の継承を行う。
- 日本移民資料館見学:移民の歴史資料を通じて、移住の背景・社会的影響を学ぶ。
- 115周年記念式典参加:岡山県とブラジルの長年の結びつきを記念する公式行事に参列。
- 現地大学生との交流イベント:若い世代同士の意見交換や共同企画を実施。
- ホームステイ:現地家庭での生活を通じた文化・価値観の実体験。
- 岡山の伝統舞踊「うらじゃ」の披露:参加学生全員が未経験から挑戦し、式典等で披露する予定。

滞在で期待される学びと交流の意義
滞在中の懇談やホームステイは、単なる視察にとどまらず日常的な関係性の構築を促します。県人会の世代間の知恵や経験に触れることで、移住史の実感を伴った学習が可能になります。
また、大学生同士の交流イベントや式典での文化発信(例:うらじゃ)は、若い世代が地域の魅力や伝統を自ら表現し、国際的な舞台で地域文化を相互理解の手段として提示する機会となる点に意義があります。

学生の選出理由と当日の発言、帰国後の活動計画
本学から選出された3名は学内の厳正な選考を経て選ばれており、それぞれの学年・専攻は以下の通りです:岩淺明寿香(大学院教育学研究科修士課程2年)、岸本理沙(経済学部4年)、入江陽太(経済学部1年)。選考では応募者の国際理解への意欲や地域との関わりの深さ、現地での活動計画が評価されました。
委嘱式での発言は、伊原木隆太知事の激励と岩淺さんの代表挨拶が中心となりました。知事は岡山と海外にいる人々との結びつきを大切にするよう求め、岩淺さんは「先人たちが築いてきた岡山とブラジルの絆に、若い世代としての新たな思いを重ね、未来へつなげてまいります」と述べました。

帰国後の発信と連携促進
帰国後は報告会の開催やSNSを通じた情報発信により、現地での学びや交流成果を広く公表します。具体的には、大学主催の報告会や学内外のメディア掲載、SNS(岡大生の海外留学インスタグラム等)での発信が予定されています。
これらの活動は南米県人会と若い世代の交流促進につなげることを狙いとしており、世代間の架け橋作りや今後の交流継続に向けた基盤づくりを目指しています。

関連情報・問い合わせ先と本件の整理
本件は岡山大学が2025年8月19日に公開した情報をもとに伝えられていますが、サイト上の情報掲載日時としては2025年9月5日 02時50分の表示も確認できます。公式情報や関連メディア、問い合わせ先は以下の通りです。
関連リンクや報道動画、各種問い合わせ先は多岐にわたります。学内外での連携や産学官連携、医療関連の問い合わせ先が別途設けられているため、目的に応じて適切な担当窓口に連絡ください。
- 岡山大学 公式ニュース(本件)
- https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14502.html
- 岡大生の海外留学インスタグラム
- https://www.instagram.com/okayama.ryugaku/
- NHK岡山NEWS WEB 関連動画
- https://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20250807/4020024170.html

問い合わせ先(プログラム本件)
岡山大学 学務部 国際教育推進課 スタディ・アブロード部門
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中2丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス
TEL:086-251-7037
詳細: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14502.html
以下は岡山大学に関する各種問い合わせ先です。メールアドレス表記では◎を@に置き換えて利用してください。
- 岡山大学病院 新医療研究開発センター(製薬・医療機器企業向け): http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
- 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当(医療関係者・研究者向け): TEL:086-235-7983 / E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
- 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部: TEL:086-251-8463 / E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
- 研究機器共用(チーム共用): TEL:086-251-8705 / FAX:086-251-7114 / E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
- スタートアップ・ベンチャー関連: E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
また、岡山大学は国連のSDGsを支援しており、第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞の受賞歴があること、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に採択されていることも公表されています。関連資料や大学メディアも参照できます。
項目 | 内容 |
---|---|
委嘱式開催日 | 2025年8月7日(岡山県庁) |
プログラム名 | 令和7年度 南米次世代交流プログラム(岡山県主催) |
派遣期間 | 2025年8月14日〜8月20日(ブラジル・サンパウロ) |
岡山大学の派遣学生 | 岩淺明寿香(大学院教育学研究科修士課程2年)、岸本理沙(経済学部4年)、入江陽太(経済学部1年) |
活動内容(主な項目) | 県人会懇談、慰霊碑参拝、日本移民資料館見学、115周年記念式典参加、現地大学生交流、ホームステイ、うらじゃ披露 |
帰国後の活動 | 報告会の実施、SNSでの情報発信(岡大生の海外留学Instagram 等) |
公式発表日 | 岡山大学公開日:2025年8月19日(掲載表示:2025年9月5日 02:50) |
参照・関連リンク | https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14502.html / Instagram / NHK記事等 |
上の表は、本件に含まれる主要な事実関係とスケジュール、連絡先等を整理したものです。委嘱式や現地での活動、帰国後の発信までの流れを一目で確認できるようにまとめています。関連する詳細情報や画像は岡山大学の公開資料および各種メディアにて入手可能です。
本件に関するさらなる情報や画像のダウンロードは、岡山大学の公式ページおよびプレスリリース素材のリンクから確認できます。問い合わせや詳細確認は上記の各担当窓口へご連絡ください。
参考リンク: