9月6日から万博出展 東大阪職人の日傘「ひがしおおかさ」

ひがしおおかさ万博展示

開催期間:9月6日〜9月8日

ひがしおおかさ万博展示
万博でいつどこで買えるの?
物販は万博前日の9月5日(金)15:00から開始。展示は9月6日〜8日で、会場は大阪・関西万博 東ゲートゾーン ギャラリーEASTの東大阪ブランドブース。オンライン販売もあります。
ひがしおおかさって何が特別なの?河内木綿って日傘に使えるの?
河内木綿を薄く織り直し草木染めや藍染めで自然な色合いと防虫性を付与。アクリル持ち手の手加工や渡邊ら職人の一針一針の縫製で仕上げた東大阪の職人技が魅力です。

東大阪の素材と職人技が結集した日傘「ひがしおおかさ」の全貌

2023年6月に発売された日傘「ひがしおおかさ」は、東大阪で完結する素材調達と職人の手仕事を核に据えて開発された製品です。傘の生地、持ち手、仕上げに至るまで東大阪の工房・町工場が連携して製造しており、地域の技術力と誇りを具現化した一品となっています。

製品は発売直後に東大阪市長の購入実績があるほか、ふるさと納税の返礼品としても採用され、地域の評価を得ています。生地の選定から縫製まで各工程に関わる企業・職人の名前と特徴を明示します。

大阪・関⻄万博2025出展決定 東大阪ブランド認定・伝統と職人技が織りなす日傘「ひがしおおかさ」 展示2025年9月6日(土)〜8日(月) 画像 2

主要素材と製造工程

「ひがしおおかさ」は、以下のような体制で作られています。素材の選定と加工には伝統と高度な手仕事が活かされています。

  • 傘生地:河内木綿(はたおり工房、東大阪市石切)が特注で供給。綿花の栽培から糸紡ぎ、織り、染めに至るまで従来通りの手仕事で行い、草木染めや藍染めの自然な色合いを持つ。
  • 持ち手:クリエイト築島(東大阪市寿町)がアクリル板から手加工で製造。町工場の精緻な技術で仕上げられる。
  • 仕上げ:大阪府優秀技能者「なにわの名工」に選出されたベテラン職人・渡邊政計をはじめ、カムアクロスの工房職人が1本ずつ丁寧に縫製する。

河内木綿は厚みがあり日傘素材として不向きとされてきましたが、織り方を工夫して薄手に仕立てることで製品化しました。その結果、まるで木陰のような涼しさを感じさせる遮蔽性を実現しています。藍染めには防虫効果も期待できる点が特徴です。

発売時期
2023年6月
ふるさと納税
返礼品として採用
大阪・関⻄万博2025出展決定 東大阪ブランド認定・伝統と職人技が織りなす日傘「ひがしおおかさ」 展示2025年9月6日(土)〜8日(月) 画像 3

大阪・関西万博2025での展示と販売の具体的情報

カムアクロスは東大阪ブランド推進機構の出展ブースにて、認定商品「ひがしおおかさ」を展示します。東大阪ブランドは、同市のものづくりの価値を発信するために評議員の審査を経て認定された商品群です。

展示・販売に関する詳細は以下の通りです。万博の来場者向けに実物を手に取れる機会を設け、実際の使用感や質感を体験できるようにしています。

大阪・関⻄万博2025出展決定 東大阪ブランド認定・伝統と職人技が織りなす日傘「ひがしおおかさ」 展示2025年9月6日(土)〜8日(月) 画像 4

出展・物販スケジュールと会場

項目 内容
展示期間 2025年9月6日(土)〜9月8日(月)
物販開始 2025年9月5日(金)15:00より(物販のみ開始)
会場 大阪・関西万博 東ゲートゾーン ギャラリーEAST
出展商品 ひがしおおかさ(東大阪ブランド認定)、および傘ブランド「monaka」の晴雨兼用 風抜き傘

出展は2025年9月6日からの3日間ですが、物販は前日9月5日15時より開始するため、購入を目的とする来場者は早めの訪問が可能です。会場は万博東ゲートゾーンのギャラリーEASTで、東大阪ブランド推進機構のブースにて展示販売を行います。

本発表は株式会社カムアクロスによるもので、プレスリリースの発行日時は2025年9月4日17時49分となっています。

monaka(モナカ)ブランドの晴雨兼用 風抜き傘 — 仕様と使い勝手

「monaka」はカムアクロスが立ち上げたオリジナルブランドで、シンプルなデザインと職人技による耐久性・機能性を両立させたラインナップを展開しています。万博では「ひがしおおかさ」と合わせて「monaka」の晴雨兼用 風抜き傘も販売します。

「monaka」の傘は普段使いから旅行まで幅広いシーンを想定し、男女を問わず使えるユニセックスな設計です。製品設計には利便性を重視した付属品も含まれています。

主な仕様と機能

  • 遮光・紫外線対策:紫外線99%以上カット、遮光率99.9%、UPF50+。
  • 風への強さ:二重構造による風抜き設計で強風時の裏返りを抑制。
  • 付属品:濡れたまま収納できる吸水傘袋、ゴム紐、カラビナ付き。
  • 使用シーン:通勤・通学、旅行、レジャーなど幅広く対応。

これらの仕様により、日差し、雨、風のいずれにも対応し、一本で日常の多様な状況に備えられることを目指しています。耐久性と使い勝手を両立させる設計が特徴です。

カムアクロスの企業概要と取り組み

株式会社カムアクロスは1995年創業の傘・レイングッズメーカーで、東大阪に本社・工房・ファクトリーストアを構え、中国・厦門(アモイ)に自社工場を持ち、企画から製造・卸まで一貫した体制で事業を展開しています。

OEM供給を柱に成長してきた一方で、2021年からは自社ブランドの生産にも注力しています。熟練職人の手仕事を活かし美しさと耐久性を両立する製品づくりを行い、幅広い流通チャネルで販売しています。

サステナビリティとアフターサービス

業界初の取り組みとして、どのメーカーの傘であっても修理を受け付けるサービスを実施しています。この取り組みは廃棄傘の削減やSDGsの推進に寄与するものです。

会社の基本情報は以下の通りです。

会社名
株式会社カムアクロス
所在地
大阪府東大阪市吉田本町1丁目11番10号
代表者
代表取締役 今中光昭
事業内容
レイングッズ・パラソル(日傘)の企画・製造・輸入・卸販売
ウェブサイト
https://www.come-across.co.jp/

展示・製品情報の要点まとめ

以下の表に、本記事で紹介した展示情報と製品の主要なポイントを整理しました。出展日程、会場、製品の特徴や購入方法、企業情報を一目で確認できます。

項目 内容
展示期間 2025年9月6日(土)〜9月8日(月)
物販開始 2025年9月5日(金)15:00〜(物販のみ)
会場 大阪・関西万博 東ゲートゾーン ギャラリーEAST(東大阪ブランド推進機構ブース)
出展商品 ひがしおおかさ(東大阪ブランド認定日傘)、monaka(晴雨兼用 風抜き傘)
ひがしおおかさの特徴 河内木綿の特注生地、アクリル持ち手の手加工、渡邊政計ほか職人による一針一針の縫製。木陰のような涼感、草木染め・藍染めの自然な色合い、藍染めには防虫効果の期待。
monakaの主な仕様 紫外線99%以上カット、遮光率99.9%、UPF50+、二重構造の風抜き設計、濡れたまま入れられる吸水傘袋・ゴム紐・カラビナ付き
購入方法 会場での購入のほか、オンラインショップでの販売(製品ページ:https://shop.come-across.co.jp/products/hok-001)
会社情報 株式会社カムアクロス(1995年創業)、大阪府東大阪市吉田本町1丁目11番10号、代表取締役 今中光昭

この記事は、東大阪の素材と職人技を結集した日傘「ひがしおおかさ」と、同社のオリジナルブランド「monaka」の晴雨兼用 風抜き傘が大阪・関西万博2025で展示販売されるという情報を整理して伝えました。展示日程や物販開始時刻、製品の素材や機能、企業の取り組みなどを明確に示しています。

参考リンク: