オムニマネジメント8月号無料公開　特集はクールジャパン

クールジャパン再始動──『オムニマネジメント』2025年8月号の特集が示す潮流

一般社団法人日本経営協会（NOMA）は、機関紙である経営情報誌『オムニマネジメント』2025年8月号の電子ブックを2025年9月1日に公開しました。公開の案内は同協会の広報資料として2025年9月4日16時53分に発表されています。電子ブックは無料で閲覧が可能で、配信先は日本経営協会のサイト内に用意されています。

本号の特集テーマは「日本のエンタメ」。世界的な流れの中で、アニメ、ゲーム、音楽、アプリなどのコンテンツ産業が国際市場で急速に存在感を高めている現状を受け、特集ではその躍進の背景と今後の航路を探ります。政府が2033年に海外市場20兆円を目標に掲げる中で、産業としての成長や政策的な位置づけを具体的に整理しています。

電子ブックの公開情報

電子ブックは以下のリンクから無料で閲覧できます。提供元のページにはバックナンバーや目次へのアクセスも含まれています。

閲覧先: https://www.noma.or.jp/noma/omnimanagement/tabid/107/Default.aspx

特集の主旨と世界市場での評価

特集は「クールジャパン再起動。」を掲げ、日本のエンタメ産業がコロナ禍を契機に海外市場で大幅な拡大を遂げた事実に着目しています。アニメやゲームがストリーミングやデジタル配信を通じて世界で視聴・消費されるようになり、かつてないスピードで輸出規模を伸ばしています。

具体的には、アニメ作品がNetflixなどのストリーミングサービスで広範に視聴され、ゲーム作品も数千万本規模のヒット作を生み出している点が示されています。プレスリリースで示された数値としては、エンタメ輸出規模が2023年に5.8兆円に達したこと、そして政府目標として2033年に海外市場20兆円をめざす方針が並記されています。

特集執筆者と論点

特集執筆者の一人である中山淳雄氏はエンタメ社会学者であり、Re entertainment代表取締役という肩書で寄稿しています。氏の寄稿は、日本と世界の両面で「マス」に取り上げられた日本エンタメの躍進を分析し、新たな展開を描く内容です。

特集全体は、産業としての成長要因、海外市場への戦略、ストリーミングやプラットフォームの役割、コンテンツの国際展開に伴う文化的・経済的インパクトなどを多角的に扱っています。

今号に収録された連載と自治体寄稿の詳細

2025年9月号の誌面は、特集に加えて多様な連載と自治体寄稿を収録しています。各連載は専門家による論説や実務的な観点からの考察を提供し、自治体寄稿では西宮市による市制施行100周年記念事業に関する寄稿が掲載されています。

以下に本号の連載と寄稿内容を整理します。各項目は執筆者名と肩書、テーマを明記しています。

• 中山 淳雄 氏（エンタメ社会学者／Re entertainment代表取締役）：クールジャパン再起動。日本でも世界でも「マス」に取り上げられた日本エンタメのかつてない躍進
• 本田 有明 氏（人事コンサルタント）：執事の視点でつづられた異色作／歴史の波にもまれ職務に励む姿
• 森 健 氏（ジャーナリスト・専修大学非常勤講師）：命をつなぐ“水の技術”─日本の強みと世界での課題
• 姫野 友美 氏（ひめのともみクリニック 院長）：オートファジーの解明は人類の未来を明るくする
• 橋本 堅次郎 氏（日本文理大学 学長）：Z世代の特徴と指導方法④
• 菅原 直敏 氏（福島県磐梯町「旅する」副町長）：利害関係者から考える自治体経営（首長編）その２

自治体寄稿としては西宮市 政策推進課による「文教住宅都市・西宮を次の世代へ～西宮市市制施行100周年記念事業～」が掲載されています。寄稿は自治体の施策と記念事業の趣旨を示したもので、地域の文教・住宅政策と将来に向けた取り組みがまとめられています。

なお、本号の記事の一部は電子ブック上で無料で閲覧できます。掲載記事として明記されているのは「文教住宅都市・西宮を次の世代へ（西宮市・寄稿）」、「命をつなぐ“水の技術”（森氏・連載）」、「執事の視点でつづられた異色作（本田氏・連載）」などです。

『オムニマネジメント』の沿革と日本経営協会の基本情報

『オムニマネジメント』は1992年4月に創刊されましたが、その前身となる機関紙「事務と経営」は1949年の本会創立当初から1992年まで継続して刊行され、通巻552号として国立国会図書館に所蔵されています。誌名の“オムニ”は「すべて」を意味し、経営問題全般を対象として毎月刊行されています。

創刊当時の主な読者は本会会員である企業や地方自治体、行政機関、病院、学校などのトップやマネジャークラスでした。2021年4月以降は電子ブックとして刷新され、幅広い世代のビジネスパーソンに向けて配信されています。

団体名

一般社団法人日本経営協会（NOMA）

本部事務局所在地

東京都渋谷区

会長

高原　豪久

設立

昭和24年（1949年）

基本理念

NOMAは、経営・人間・科学の調和を推進することで、持続可能な社会の発展に貢献します。

存在意義

明日の日本の経営を顧客とともにInnovationし続ける。

日本経営協会のウェブサイトは https://www.noma.or.jp/ です。問い合わせ先として広報担当の電話番号とメールアドレスも公表されています。

問い合わせ先情報は以下の通りです。電話番号は03-6632-7132、メールアドレスは information@noma.or.jp です。

関連キーワードとカテゴリ

本号の内容は経営・コンサルティングおよび政治・官公庁・地方自治体といったカテゴリに位置づけられます。誌面で扱う主なキーワードには健康、COOL JAPAN、音楽、教育、地方創生、アート、Netflix、ゲーム、アニメ、アプリなどが挙げられています。

これらのキーワードは特集と連載のテーマ選定や読み手の関心領域を示す指標として整理されています。産業側、政策側、研究側それぞれの視点から取り上げられる論点が複合的に交差する構成です。

今回の号の要点整理

この記事では『オムニマネジメント』2025年8月号の公開情報と誌面の主な構成、連載および自治体寄稿の内容、発行元である日本経営協会の沿革と問い合わせ先を整理して紹介しました。以下の表は本号の主要事項を分かりやすくまとめたものです。

上表は本号に含まれる重要事項を整理したものです。特集は日本エンタメの国際的な拡大と政策的な枠組みを俯瞰し、連載と寄稿は産業・技術・教育・自治体運営など多様な領域をカバーしています。電子ブックは無料で閲覧可能となっており、詳細は上記の閲覧リンクおよび発行元の日本経営協会のサイトで確認できます。