働く世代の4割がフォント重視 調査とスタンプ公開

フォント de スタンプ公開

開催日:9月4日

フォント de スタンプ公開
フォントってどんな場面で使い分ければいいの?
調査では約45%が場面で使い分けており、謝罪や正式文書では明朝体が好まれる一方、社内連絡やカジュアルな案内はゴシックや手書き系を使う傾向が強いです。
スタンプやキャンペーンは今すぐ使えるの?期限は?
「フォント de スタンプ」は公開中で12書体・9フレームでデジタルスタンプ作成可能。作ったスタンプが本物のハンコになるキャンペーン応募は2025-09-29までです。

働く世代500人に聞いた「フォント」の実態:調査の概要と要点

2025年9月4日、株式会社モリサワは20~50代の働く男女500名を対象に実施した「フォントに関する意識調査」の結果を公表しました。本調査はWEBアンケート方式で、実施期間は2025年8月20日から22日まで、調査主体は株式会社モリサワ、調査機関は株式会社ネオマーケティングです。

調査からは、フォントにこだわりを持つ層が4割以上いることシチュエーションに応じてフォントを使い分ける層が約45%存在すること、さらにフォント名や専門知識の認知度が低いことなど、多面的な実態が明らかになりました。以下では調査トピックスと詳細なデータ、具体的なエピソード、そしてモリサワが提供するサービスやキャンペーン情報まで、プレスリリースの内容をもれなく整理してお伝えします。

適切に使えている?働く男女に聞いたフォント事情!約3人に1人、文書とフォントに違和感を覚えた経験あり!「誠実さが伝わらない」半数近くがフォントを使い分け!エピソード10選 画像 2

業務でのフォント利用と“使い分け”の実態──具体的なシーンとエピソード

フォントを単なる表示体ではなく、相手への伝達手段として意識して使い分けている人が多く見られます。調査では「フォントにこだわりがあるか」「デフォルトのフォントから変更しているか」といった設問に対して、合わせて4割以上が自分の好みや用途に応じてフォントを選んでいると回答しました。

年代別では20代・30代で使い分ける割合が高く、20代47.2%、30代51.2%に対して40代38.4%、50代43.2%でした。用途別に変える場面としては、社外向けの正式な文書と社内のカジュアルな連絡で明確に使い分けるという声が多く寄せられています。

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フォントを使い分けるシーン(調査で集まった具体例:10選)

以下は調査で寄せられた具体的な使い分け事例です。ビジネスの場面や個人利用まで幅があります。

  • 自分との距離感や役職の上下関係に応じて、フォントを敬語のように使い分けている(東京都・40歳男性)。
  • 読み手の年代によって分ける。老眼の方には丸ゴシックや明朝が見やすいと判断する(東京都・48歳女性)。
  • 外部用や堅めの資料は明朝体、内部用や柔らかめの資料はゴシック体を使っている(静岡県・52歳男性)。
  • 社員旅行など楽しめる企画の案内ではポップな字体を選択(神奈川県・33歳男性)。
  • 社外向け文書はビジネス感のあるフォント、社内向けはカジュアルなフォントを使い分ける(兵庫県・39歳女性)。
  • 個人的なテキストメモはテンションの上がるかわいいフォントにする(千葉県・32歳女性)。
  • 資料は見やすさ重視でゴシック体、チラシは楽しいポップ体、校外向けお知らせは明朝体を使用(大阪府・48歳女性)。
  • 高級感を出したいチラシでは教科書体、メールはベーシックな字体など目的で使い分ける(東京都・50歳女性)。
  • 謝罪文の作成時は明朝体、イベント資料はポップで大きなフォントを用いる(和歌山県・27歳女性)。
  • デザイン業務では内容に合わせてUDフォントや明朝・ゴシックを組み合わせて使う(大阪府・29歳女性)。

上記の事例からは、フォントの選択が読みやすさや相手への印象操作に直結していることが窺えます。特にビジネス文書では「相手に与える印象」を念頭に置いた使い分けが広く行われています。

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明朝体・ゴシック体の強さと“違和感”の実例:適切性評価と違和感を覚えたケース

調査結果では、謝罪文書、ビジネスメール、プレゼン資料、社内報、財務資料など多くのビジネス用途で明朝体が最も適切だとする回答が多く集まりました

一方で約3人に1人が「文章とフォントが合っていない」と違和感を覚えた経験があり、特に以下のシチュエーションでの違和感が多く報告されました。違和感は「誠実さが伝わらない」「信用できるか不安になる」といった信頼性に関わる印象へとつながっています。

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違和感を覚えたシチュエーション上位

  1. ビジネスメール(36.0%)
  2. 謝罪文書(32.3%)
  3. プレゼン資料・企画書・報告書(24.4%)

実際のエピソードとしては、ビジネスメールで「かわいらしい/遊び心のあるフォントが使われていてビジネスらしくない」と感じたり、謝罪文で丸みのあるポップな書体が使われて誠意が伝わらないと受け取られたりするケースが挙がっています。プレゼン資料ではフォントの装飾(ハネなど)が強すぎて内容の説得力が損なわれたという指摘もありました。

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好きなフォント、専門知識の認知度──ランキングと「P」の意味

好きなフォントのランキングでは、1位が明朝体(35.2%)、2位がゴシック体(18.8%)、3位が手書き書体(14.4%)でした。明朝体が好まれる理由には「見慣れている」「上品で誠実なイメージがある」といった回答が目立ちます。性別・年代別でも傾向の差が出ており、たとえば40代では手書き書体が上位に入るなど年代ごとの嗜好差が見られました。

一方でフォントに関する専門的な知識の認知度は低く、フォント名末尾に付く「P」=プロポーショナルフォントの意味を正確に理解している人は3.6%に留まりました。Pが付くフォントは英数やかなの文字幅が文字形状に応じて可変になるプロポーショナルフォント、一方P無しは等幅フォントという違いがありますが、その認知は限定的でした。

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フォント名の認知とスタンプ作成経験

調査の記述式クイズで正答率が最も高かった「勘亭流」でも正答率は3.6%にとどまり、日常的にフォントを目にしていても正式名称を挙げられる人はごく一部でした。フォント名の認知は概して低い一方、実体験としてのハンコやスタンプ作成の経験は存在します。

印鑑・消しゴムハンコ・芋ハンコ等(アナログ)を自身で制作したことがある人:
29.6%
LINEスタンプやSNS向けデジタルスタンプを作成したことがある人:
14.8%

アナログのハンコ制作経験は約3割に対して、デジタルスタンプ作成の経験は1割台に留まっています。

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モリサワの取り組み:フォント de スタンプ、QuizKnockコラボ、万博協賛、キャンペーン情報

モリサワは大阪・関西万博のPRブロンズパートナーとして協賛しており、会場サインやアプリで使用される各種フォントを提供しています。会場内で使用されるUD(ユニバーサルデザイン)フォントを通じて、来場者に「読みやすさ」を届ける役割も担っています。代表取締役社長は森澤彰彦、本社は大阪市浪速区にあります。

今回の公表とあわせて、オリジナルデジタルスタンプが作成できるサイト「フォント de スタンプ」を公開中です。本サイトの特徴は以下の通りです。

  • 使えるフォントは12種類(モリサワの定番・人気フォントを採用)。
  • スタンプのフレームデザインは合計9種類。期間限定で大阪・関西万博モチーフのデザインも選べる。
  • 入力した名前や言葉でデジタルスタンプ(画像)を作成可能。電子印鑑やSNSアイコン、推し活素材などに自由にアレンジして利用可能(商用利用は不可)。
  • サイトURL: https://fontstamp.morisawa.co.jp/stamp/

また、QuizKnockとのコラボレーションでフォントに関するクイズページ「QuizKnockのフォント魅力発見! 目指せ全問正解!みんなで挑戦しよう!」も公開されています。クイズは全10問で正答率に応じて「フォントマスター」「フォント上級者」などのレベル分けがされ、楽しみながらフォントの特徴や使い分けを学べる構成です。クイズページは以下のリンクから利用できます: https://fontstamp.morisawa.co.jp/quiz/。

さらに、フォント de スタンプで作成したデジタルスタンプが実際のハンコとして届くプレゼントキャンペーン「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコプレゼント」を実施中です。キャンペーン期間は2025年9月29日(月)まで。ハンコのハンドル部分は大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」をモチーフにしたデザインとなっています(商用利用不可の注意あり)。キャンペーン詳細はこちら: https://fontstamp.morisawa.co.jp/campaign/。

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記事の内容を整理したまとめ表

ここまで紹介した調査結果、関連サービス、キャンペーン情報を分かりやすく表にまとめます。各項目はプレスリリースの記載内容をそのまま整理しています。

項目 内容
発表者 株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦、本社:大阪市浪速区)
発表日 2025年9月4日 11時00分
調査テーマ フォントに関する意識調査
調査方法・期間 WEBアンケート調査、2025年8月20日~22日
対象 全国の20~50代の働く男女 計500名
主な調査結果(要点) ・フォントにこだわりがある人は4割以上。・約45%がシチュエーションに応じてフォントを使い分ける。・謝罪文では明朝体が6割以上で適切と評価。・約3人に1人が文章とフォントの不一致で違和感を経験。
好きなフォントランキング 1位 明朝体(35.2%)、2位 ゴシック体(18.8%)、3位 手書き書体(14.4%)
フォント知識の認知 “P”の意味(プロポーショナル)を正しく知っている人:3.6%。フォント名の正答率も低い(例:「勘亭流」正答率3.6%)。
スタンプサイト オリジナルデジタルスタンプ作成サイト「フォント de スタンプ」:https://fontstamp.morisawa.co.jp/stamp/(12フォント、9フレーム、万博モチーフ有り、商用利用不可)
QuizKnockコラボ 「QuizKnockのフォント魅力発見!」クイズページ(全10問):https://fontstamp.morisawa.co.jp/quiz/
キャンペーン 「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコプレゼント」実施中(~2025年9月29日)
その他データ アナログハンコ手作り経験:29.6%、デジタルスタンプ作成経験:14.8%

以上の表は、プレスリリースの内容を読みやすく整理したものです。調査結果はフォントの印象や用途の使い分けがビジネスコミュニケーションに影響を与えることを示しており、モリサワの提供するツールや学習コンテンツは、フォントへの関心を高める仕組みとして機能しています。

調査の詳細やスタンプ作成、クイズ、キャンペーンの利用については上記の各リンクを参照してください。

参考リンク: