J-CATがICCカタパルトで3位入賞 体験で文化を循環

ICCカタパルト3位入賞

開催日:9月3日

ICCカタパルト3位入賞
J-CATってどんな会社なの?
J-CATはトラベルテック企業で、Wabunka(訪日向け)とOtonami(国内向け)を運営。体験を軸に宿泊・食・交通をつなぎ、850以上の上質な体験を提供しています。
ICCで3位入賞したポイントは何?
審査では「事業者ファースト」の循環モデルや“一回一組限定”の高付加価値体験、文化継承と事業者の収益強化を両立する仕組みが評価されました。

ICCカタパルト・グランプリで示したJ-CATの位置づけ — 3位入賞の意味

2025年9月3日、Industry Co-Creation(ICC)サミット KYOTO 2025のピッチイベント「カタパルト・グランプリ − 強者が勢揃い −」において、J-CAT代表取締役社長の飯倉 竜氏が登壇し、同プログラムで3位入賞を果たしました。プレスリリースは同日18時51分に発表されています。

カタパルト・グランプリは、過去にICCで上位入賞した起業家や同等の実績を持つ創業者が集い、各7分間のピッチで事業の成果と構想を競う場です。審査は第一線で活躍する40名の審査員による投票で決定され、ICCサミット全体では毎回500名以上が登壇し、総勢1,200名以上が参加する国内外で注目される場です。

観光産業の未来を創るトラベルテックカンパニーJ-CAT、ICC「カタパルト・グランプリ(ICC KYOTO 2025)」で3位入賞 画像 2

プレゼンテーションの公開情報

飯倉氏のプレゼンテーションは、ICCの配信で視聴可能です。該当の動画では58分45秒頃から登壇部分を見ることができます。関係者やメディアは、公開された配信を通じて当日の発表内容を確認できます。

視聴URL:

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J-CATの事業構造と提供サービス — WabunkaとOtonamiの実績

J-CAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:飯倉 竜)は「テクノロジーとクリエイティビティで、魅力あふれる日本の姿を世界へ。」をミッションに掲げ、体験を起点に旅全体をデザインするサービスを提供しています。事業の中核をなすのが、訪日外国人向けの「Wabunka」と国内向けの「Otonami」です。

プレスリリースでは両ブランドを合わせて850以上の上質な体験を提供してきたことが明示されています。これらは伝統文化・職人技・地域資源を活かした多岐にわたる体験で構成されています。

観光産業の未来を創るトラベルテックカンパニーJ-CAT、ICC「カタパルト・グランプリ(ICC KYOTO 2025)」で3位入賞 画像 4

Wabunka(訪日向けの特別体験)

Wabunkaは2022年10月のサービス開始以降、約110カ国からのゲストを迎え、世界遺産の寺院巡り、芸舞妓とのお座敷遊び、相撲稽古見学、刀鍛冶体験、茶道など本格的文化体験を含む約320以上のオリジナルプランを展開しています。特徴は“一回一組限定”という設計で、専門の通訳ガイドがその土地の想いを伝え、深い非日常体験を提供する点です。

Wabunkaの紹介URLやSNSは以下の通りです:

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Otonami(国内向けハイエンド体験)

Otonamiは「大人のための非日常体験」を提供するブランドで、関東・関西を中心に約500件の感動体験プランを掲載しています。会員向けの特別プランや限定特典を提供する「Otonami Salon」、および初の実店舗である次世代型ライフスタイルラウンジ「Otonami Lounge Tokyo」も展開中です。

Otonamiの紹介URLやSNSは以下の通りです:

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提示した課題意識とJ-CATが提案する持続可能な観光のしくみ

飯倉氏はプレゼンテーションで、日本の観光産業に存在する「いびつな構造」を指摘しました。訪日観光客は増加しているものの、文化や地域を支える事業者には十分な資金や正当な評価が届かず、廃業や継承困難が続いている点を問題としています。

既存のオンラインプラットフォームや流通仕組みは、価格やレビューが優先され、文化的価値や事業者の想いが正しく伝わらないという課題を生んでいるとJ-CATは分析しています。

観光産業の未来を創るトラベルテックカンパニーJ-CAT、ICC「カタパルト・グランプリ(ICC KYOTO 2025)」で3位入賞 画像 7

J-CATの解決アプローチ — 事業者ファーストと三方よしの循環

J-CATは「事業者ファースト」の思想に基づき、文化の担い手とゲストを直接つなぐ仕組みを築いてきました。インバウンド向け体験は一回一組限定で丁寧に設計し、言語や運営の負担を軽減することで事業者が安心して価値を提供できる体制を整備しています。

この結果、事業者の想いや価値が正しく伝わり、ゲストには他にない深い非日常体験が提供できるようになります。J-CATはこの「事業者・ゲスト・J-CAT」の三者が循環するモデルを、日本の観光産業における持続可能な基盤と位置づけています。

  • 設計方針: 一回一組限定での体験提供
  • 支援内容: 言語や運営負担の軽減、事業者の収益改善と評価の向上
  • 成果志向: 文化の継承と地域の持続可能性を両立するビジネスモデル
観光産業の未来を創るトラベルテックカンパニーJ-CAT、ICC「カタパルト・グランプリ(ICC KYOTO 2025)」で3位入賞 画像 8

運営情報、問い合わせ先、要点整理

J-CATの今後の事業展開は、体験を点として積み上げるのではなく、体験を軸に宿泊・食・交通をシームレスにつなぎ、地域を一つの物語として体感できるサービスへ発展させることにあります。文化の担い手、宿泊施設、飲食事業者、自治体やホテルコンシェルジュとともに共創を進め、観光を「消費」から「価値創造」へと転換することを目指しています。

プレスリリースに記載された問い合わせ先や事業者向け情報も含め、連絡先は以下の通りです。メディアや事業連携の窓口を明確に示しています。

メディアからのお問い合わせ
pr-info@j-cat.co.jp(広報担当:三島)
Otonami / Wabunkaでの体験や宿泊等の提供をご希望の事業者さま
https://lp.otonami.jp/b2b
ホテルコンシェルジュ関係者さま(専用フォーム)
https://forms.gle/NX8vwxJMaWKgWgqm9
J-CAT 公式サイト
https://j-cat.co.jp

飯倉 竜氏のコメントでは、カタパルト・グランプリでの3位入賞を受け、文化領域の収益化が難しいという常識に対して、文化の担い手とともに循環する継続的モデルを構築してきた取り組みが評価されたと述べられています。J-CATは「文化が経済をつくる」というビジョンの下、国内外へ持続可能な観光モデルを発信していく意向を示しています。

観光産業の未来を創るトラベルテックカンパニーJ-CAT、ICC「カタパルト・グランプリ(ICC KYOTO 2025)」で3位入賞 画像 9

重要データと参考情報

主な数値や日付、サービス開始時期、プラン数などの基本情報を下面に整理しています。報道や提携検討の際に参照しやすい形式でまとめています。

下の表は、記事で触れた主要な事項を簡潔に整理したものです。

項目 内容
発表日 2025年9月3日 18:51(プレスリリース発表)
イベント Industry Co-Creation サミット KYOTO 2025 「カタパルト・グランプリ」
入賞 3位(J-CAT 代表 飯倉 竜)
ICCの規模 毎回500名以上が登壇、総勢1,200名以上が参加。審査は40名の審査員
J-CATのミッション テクノロジーとクリエイティビティで、魅力あふれる日本の姿を世界へ。
提供サービス Wabunka(訪日向け・約320以上のプラン)、Otonami(国内向け・約500件のプラン)
総提供体験数 850以上
Wabunka開始時期 2022年10月開始。約110カ国のゲスト受入実績
特徴的な設計 一回一組限定の体験設計、専門通訳ガイドによる提供、事業者ファーストの運営
問い合わせ メディア: pr-info@j-cat.co.jp / B2B: https://lp.otonami.jp/b2b / ホテル専用フォーム: https://forms.gle/NX8vwxJMaWKgWgqm9
関連リンク Wabunka: https://wabunka-lux.jp/ / J-CAT: https://j-cat.co.jp / Wabunka Instagram: https://www.instagram.com/wabunka.japan/

上表は報道関係者や事業連携を検討する担当者が、要点を短時間で把握できることを意図して作成しました。文中にある各URLや問い合わせ先を通じて、具体的な取材依頼や提携相談、サービス紹介の申し込みが可能です。

本稿はJ-CATからのプレスリリースを基に、イベント概要、事業内容、提示された課題と提案された仕組み、問い合わせ先までを整理してお伝えしたものです。

参考リンク: