10月3日開幕|DigitalBlast、万博でAMAZモック展示

AMAZモック展示

開催期間:10月3日〜10月7日

AMAZモック展示
AMAZって何ができるの?
AMAZは3つの区画を個別回転させ複数の人工重力環境を同時再現する小型ライフサイエンス実験装置で、ISSでの栽培・培養や重力応答データの取得に使える装置です。
万博会場で実機は見られる?
会場では実機ではなくAMAZのモックアップを展示します。大阪・関西万博の「未来航路」で2025年10月3日〜7日に公開され、解説やデモで構造や用途を確認できます。

大阪・関西万博で披露されるAMAZ — 中小企業の挑戦を示す出展

DigitalBlast、大阪・関西万博にて中小機構・中小企業庁が主催する「未来航路 -20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」に参加 画像 2

出展の背景と開催概要

株式会社DigitalBlastは、精巧なものづくり技術を活かした宇宙実験装置の開発企業として、2025年10月3日(金)から10月7日(火)までの5日間にわたり大阪市・夢洲で開催される大阪・関西万博内のプログラム「未来航路 -20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」に参加します。プレスリリース発表日は2025年9月3日15時00分であり、同社は外部有識者による選定委員会を経て選定された出展企業84社のうちの1社に選ばれています。

本プログラムは中小機構と中小企業庁が主催し、日本各地の中小企業が持つ技術やアイデアを来場者が体験できる展示を通して紹介することを目的としています。展示を通じて、未来社会に向けた課題解決や新事業の可能性を提示することが期待されています。DigitalBlastは会場にて重力再現環境・小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」のモックアップを展示します。

イベントで示される価値の5本柱

「未来航路」では、日本の中小企業が誇る5つの価値を掲げています。これらは製品・技術だけでなく、産業や地域、社会への貢献を示す観点として来場者に提示されます。

  • 精巧なものづくり技術 — 技術者の熟練と高い加工精度に基づく製品力。
  • 最先端デジタルテクノロジー — 次代のイノベーションを支えるデジタル技術の応用。
  • 自然の恵みを活かす発想 — 日本の自然資源や風土を生かした製品・発想。
  • 伝統の継承と革新 — レガシーを時代に合わせて更新する取り組み。
  • 包摂的なアイデア — 誰一人として取り残さない社会を目指す視点。

DigitalBlastの出展は、上記のうち特に「精巧なものづくり技術」と「最先端デジタルテクノロジー」に関連する展示であり、宇宙環境を活用した新たな研究・製造の可能性を提示する内容となります。

AMAZの構造と実験機能 — 実証を可能にする小型装置

AMAZの基本構造と機能

AMAZは重力再現環境を生成する小型ライフサイエンス実験装置で、3つの実験区画を備えています。各区画はそれぞれ異なる回転速度で運転可能であり、その差異により複数の人工重力環境を同時に再現することができます。これにより、同一条件下で異なる重力レベルを比較する実験が可能です。

具体的には、AMAZを国際宇宙ステーション(ISS)に設置することで、ISSが持つ微小重力環境に加え、月面や火星といった地球よりも小さい重力環境を再現できます。回転速度を変更することで、さまざまな人工重力環境を作り出し、同一時点で最大3つの重力条件を比較する実験を実施することが想定されています。

研究用途と得られるデータ

AMAZを用いることで、多様な重力下における栽培・培養の試験が可能となり、生物の重力応答に関する基礎データの取得が期待されます。これらのデータは、軌道上での材料や創薬研究、バイオプリント臓器の研究、あるいは将来的な惑星環境下での食料生産に向けた知見に寄与します。

DigitalBlastはAMAZに関連する栽培システムおよび栽培方法について、2022年に特許を取得しています。該当特許は特許第7164910号です。

項目 内容
装置名 AMAZ(アマツ)
主要機能 3区画を個別回転させることで複数の人工重力環境を同時に生成
設置想定場所 国際宇宙ステーション(ISS)など軌道上プラットフォーム
得られる成果例 多重重力比較による生物の重力応答データ、栽培・培養プロトコルの検証
特許 特許第7164910号(2022年取得)

会場での展示体験と来場者への提示

展示の形式と来場者の体験

DigitalBlastは会場にてAMAZのモックアップ展示を行います。モックアップは実機の構造や運用イメージを来場者が視覚的に把握できる形で提示され、人工重力生成の概念や区画ごとの役割、実験対象となる栽培・培養系の概要などを示します。

展示を通じて、来場者は宇宙環境での研究開発がどのように地上の課題解決につながるのか、また小型装置の導入による実証試験の進め方を直接理解できる構成となっています。会場内では各社の技術が展示され、専門家による解説やデモンストレーションが行われる予定です。

選定プロセスと参加企業の位置づけ

出展企業は外部有識者で構成される選定委員会によって選ばれており、DigitalBlastは84社の参加企業の一つとして選出されています。選定は技術の先進性や社会的意義、将来性などを基準に行われたことが示されています。

主催
中小機構・中小企業庁
開催日
2025年10月3日(金)〜10月7日(火)
会場
大阪・夢洲(大阪・関西万博会場内)
特設サイト
https://expo2025.smrj.go.jp

DigitalBlastの事業概要、連絡先と本記事の要点整理

会社概要と事業内容

株式会社DigitalBlastは東京都千代田区神田神保町に拠点を置く宇宙関連企業です。代表取締役CEOは堀口真吾氏で、設立は2018年12月です。会社所在地は〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19階となっています。

事業内容は軌道上R&Dおよび製造プラットフォーム事業を中心に、材料開発、創薬、製造、バイオ関連の研究開発支援や、将来的なテラフォーミング事業など宇宙環境を活用した幅広い領域を含みます。関係会社には株式会社SpaceBlastがあります。ホームページはhttps://digitalblast.co.jp/です。

連絡窓口

出展に関する問い合わせは以下の窓口で受け付けられます。担当は末次、電話番号は03-4500-2426、メールアドレスは pr@digitalblast.co.jp です。出展内容や展示に関する詳細、取材などはこの連絡先を通じて対応する旨が案内されています。

プレスリリースの発表日および出展情報を含め、本記事はDigitalBlastが発表した情報に基づいて構成しています。展示内容は会期中の展示物であり、実際の装置はモックアップ展示である点を明記します。

項目 概要
発表日 2025年9月3日 15時00分
展示会 大阪・関西万博内「未来航路 -20XX年を目指す中小企業の挑戦の旅-」
会期 2025年10月3日〜10月7日
会場 大阪市 夢洲(万博会場)
出展企業数 選定された84社のうちの1社
出展物 重力再現環境・小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」モックアップ展示
AMAZの特徴 3つの実験区画を個別回転させ、複数の人工重力環境を同時に生成。ISS設置を想定し、月面・火星相当の重力条件も再現可能
特許 特許第7164910号(2022年取得)
会社名 株式会社DigitalBlast(DigitalBlast, Inc.)
所在地 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング19階
代表者 代表取締役CEO 堀口真吾
設立 2018年12月
ホームページ https://digitalblast.co.jp/
問い合わせ先 担当:末次 / TEL:03-4500-2426 / MAIL:pr@digitalblast.co.jp

以上の表は本記事で扱った主要な事実を整理したものであり、展示の期間、出展物、特許情報、会社概要および問い合わせ先を網羅しています。展示会場ではAMAZのモックアップを通じて、人工重力環境を用いた研究開発の方向性や小型実験装置が果たす役割を理解できる構成となっています。