LINEマンガ2作がWORLD WEBTOON AWARDS本賞候補に

国際舞台で評価されたLINEマンガのオリジナルwebtoonが本賞候補に

2025年9月3日12時00分、LINE Digital Frontier株式会社は、自社が運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」のオリジナルwebtoon作品2作が「2025 WORLD WEBTOON AWARDS」の本賞候補作にノミネートされたことを発表しました。発表元の企業情報は、LINE Digital Frontier株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：髙橋将峰）です。

今回ノミネートされたのは「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」発の作品である『先輩はおとこのこ』（作：ぽむ）と『四度目の夫』（作：明生チナミ）の2作品です。主催・主管は韓国の行政機関である文化体育観光部と韓国コンテンツ振興院（Korea Creative Content Agency, KOCCA）であり、授賞式は2025年10月22日（水）に韓国・ソウルにて行われる予定です。

「2025 WORLD WEBTOON AWARDS」の位置づけと投票方法

「2025 WORLD WEBTOON AWARDS」は、webtoon産業の発展に寄与した作品をグローバルに公募し、優秀作品を選定する国際的なアワードです。今回ノミネートされた本賞候補作は全26作品で、その中から授賞式にて本賞10作品（うち「大賞」「審査委員長賞」を含む）と、今年から新設された「読者人気賞」1作品が発表されます。

「読者人気賞」はオンライン読者投票により選出されるもので、投票期間は2025年9月1日（月）〜10月21日（火）までです。投票は1人あたり毎週1回、合計8回まで行うことができ、日本からの参加も可能です。詳細は公式サイトの投票ページで確認できます。

• 公式サイト：https://www.webtoonawards.kr/
• 読者人気賞 投票ページ：https://www.webtoonawards.kr/vote/vote.php
• 受賞作発表日：2025年10月22日（水）

ノミネート作品の全容：あらすじと制作情報

今回ノミネートされた2作品はいずれも「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」が企画・制作・編集を担当したオリジナルwebtoonです。以下に作品ごとの基本情報とあらすじを記載します。各作品のURLも明示していますので、原作に触れたい読者は参照してください。

作品情報は作品タイトル、作者名、作品URL、そしてあらすじを含めて正確に掲載します。省略はせず、各作品の主要な設定と展開の骨子をそのまま伝えます。

『先輩はおとこのこ』（作：ぽむ）

URL：https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0000602

あらすじ：可愛いものが大好きな男の娘・花岡まことは、ある日後輩の女子・蒼井咲に「まことを女子だと勘違いしたまま」告白されます。まことは自身が女性でなく男性であることを告げ、さらに「過去に好きな人ができたことがないから」と告白を断ります。

しかし、咲はまことが男の娘であるという事実を前向きに受け止め、「男女両方の先輩が楽しめる」と喜び、さらには「先輩の初恋の人になってみせます」と宣言します。作品は性別表現や恋愛感情の複雑さを描きつつ、キャラクターの心理や関係性を丁寧に描写している点が特徴です。

作者

ぽむ

特徴

性別の揺らぎを含む恋愛表現とキャラクター中心の心理描写

『四度目の夫』（作：明生チナミ）

URL：https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0003486

あらすじ：伯爵令嬢・藤林美青（ふじばやし みさお）は三番目の夫に先立たれ、葬式を行っている最中に大地主で豪商の富嶋基（とみしま はじめ）が借金の取り立てに現れます。富嶋は亡くなった三番目の夫の借金を帳消しにする代わりに、美青と結婚することを要求します。

作品内には「関わると早死にする」という噂が美青に関して流れており、富嶋はその噂を承知のうえで妻に迎える理由があるようです。富嶋の真の狙い、美青の“呪い”の真相、二人のワケあり結婚の行方が物語の主要な問いとなります。本作は明生チナミのwebtoon初挑戦作であり、ミステリーロマンスとしての色合いが強い作品です。

作者

明生チナミ

特徴

ミステリ要素とロマンスを融合させた美麗作画のストーリー

LINEマンガ WEBTOON STUDIOとLINEマンガのサービス基盤

「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」は、LINEマンガのオリジナルwebtoon・横読みマンガを企画・制作・編集する専門部門です。今回ノミネートされた2作品は、この部門から生まれた作品であり、スタジオでは引き続き作品およびクリエイターの募集を実施しています。

募集や制作に関する詳細情報は専用ページで確認できます。URLは以下に示します。

• LINEマンガ WEBTOON STUDIO 詳細：https://manga.line.me/lp/event/original
• LINEマンガ サービス：https://manga.line.me/

また、LINEマンガについてのサービスデータも公表されています。グローバル全体の月間利用者数はおよそ1億5,000万人（2025年6月末時点）で、WEBTOON Worldwide Serviceの一員として日本市場で展開しています。サービス開始は2013年で、国内マンガアプリ累計ダウンロード数（2013年4月〜2024年7月、iOS & Google Play合計）で1位を記録している点がデータとして示されています（出典：data.ai by Sensor Tower調べ）。

LINEマンガはオリジナル作品、独占配信作品、先行配信作品を多数揃え、縦スクロール形式のカラーwebtoonにも注力しています。こうした制作体制と配信基盤が国際的な評価につながっていることが、今回のノミネートからも読み取れます。

今回の記事の要点を表形式で整理

以下の表は、本記事で触れた主要情報を分かりやすく整理したものです。発表元、ノミネート作品、アワード情報、投票期間、関連URL、LINEマンガの主要データを網羅しています。

以上が今回発表された内容の全体像です。ノミネートされた2作品の詳細な情報、アワードの投票方法や日程、LINEマンガおよびWEBTOON STUDIOに関する提供情報をまとめて提示しました。