「孫が生まれたら」が最多に 敬老の日は役割で祝う時代へ

敬老の日祝う基準の変化

開催期間:6月22日〜7月13日

敬老の日祝う基準の変化
敬老の日って何歳から祝えばいいの?
2025年のアンケートでは「年齢は関係無く孫が生まれたら」が最多の42.0%。年齢基準は70・65・60歳なども一定数おり、考え方は多様です。
なんで年齢より“役割”で祝う意見が増えたの?
長寿化で対象世代が上方にシフトし、60〜70代は元気で現役と見なされるため。「祖父母になったこと」を節目とする意識が強まっています。

「孫が生まれたら」が多数派に——敬老の日を祝う基準の変化

敬老の日に特化した情報メディア「敬老の日.jp」が実施した2025年版アンケート調査では、「年齢」ではなく「家族の役割」を基準に敬老の日を祝う考え方が強まっていることが明らかになりました。全国の10代~60代の男女359名を対象とした本調査では、最も多い回答が「年齢は関係無く孫が生まれたら」42.0%となり、祖父母という立場になったこと自体を祝う意識が優勢であることが示されています。

この結果は、敬老の日が単に「高齢を祝う日」という意味合いから、「祖父母という存在に感謝する日」や「家族の新しい区切りを祝う日」へと意味合いを広げつつあることを示唆します。一方で、還暦や定年といった年齢に基づく区切りを基準にする意見も一定数存在しており、考え方は多様です。

【敬老の日調査】「敬老の日は何歳からお祝いすべき?」“孫が生まれたら”が最多、年齢ではなく“役割”で祝う時代に。敬老の日ギフトの情報メディア「敬老の日.jp」の統計アンケート調査2025年版を発表。 画像 2

設問ごとの回答内訳(敬老の日は何歳からお祝いすべきか)

調査で尋ねた「敬老の日は何歳からお祝いすべきだと思いますか?」という設問に対する回答は複数の選択肢に分かれ、以下の通りの割合となりました。ここではプレスリリースで公表されたすべての選択肢と割合を示します。

年齢基準に関する考え方と、役割を重視する考え方が混在していることが数値から読み取れます。

  • 年齢は関係無く孫が生まれたら:42.0%
  • 70歳から:18.2%
  • 65歳から:16.8%
  • 60歳から:14.6%
  • 75歳から:3.1%
  • 80歳以上:2.2%
  • 50歳から:2.0%
  • その他:1.1%
敬老の日を祝う基準(設問:「敬老の日は何歳からお祝いすべきだと思いますか?」)
基準 割合
年齢は関係無く孫が生まれたら 42.0%
70歳から 18.2%
65歳から 16.8%
60歳から 14.6%
その他(75歳、80歳以上、50歳等) 合計で約8.3%
【敬老の日調査】「敬老の日は何歳からお祝いすべき?」“孫が生まれたら”が最多、年齢ではなく“役割”で祝う時代に。敬老の日ギフトの情報メディア「敬老の日.jp」の統計アンケート調査2025年版を発表。 画像 3

実際の祖父母世代の実態——長寿化と対象世代の上方シフト

調査では回答者が答えた「おじいちゃん・おばあちゃんの年代」も公表されており、結果は「80代」49.0%、および「90代以上」38.7%が多く、全体の約9割近くを80歳以上が占める形になっています。長寿化が進む中で、敬老の日の対象世代が年々上方に移行している実態がうかがえます。

一方で「70代」は17.3%にとどまり、現代の60〜70代はまだ元気で現役と見なされる傾向があります。こうした年齢別の実態と祝う基準の意識差が、調査結果の背景にある要因として考えられます。

実際の祖父母世代の年代内訳(回答)
年代 割合
50代 1.1%
60代 2.8%
70代 17.3%
80代 49.0%
90代以上 38.7%
【敬老の日調査】「敬老の日は何歳からお祝いすべき?」“孫が生まれたら”が最多、年齢ではなく“役割”で祝う時代に。敬老の日ギフトの情報メディア「敬老の日.jp」の統計アンケート調査2025年版を発表。 画像 4

調査の実施体制と概要——方法、対象、期間など

本調査は、敬老の日に関する情報メディア「敬老の日.jp」を運営するグルーヴ株式会社が主体となって実施したインターネットリサーチです。調査は全国を対象に行われ、回答者は10代〜60代の男女、合計359名が参加しました。

調査期間は2025年6月22日〜7月13日で、集計値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合がある旨が注記されています。調査結果の詳細は公開ページで確認できます。

調査エリア
全国
調査主体
敬老の日.jp(https://keirounohi.jp/)
調査方法
インターネットリサーチ
調査対象
10代~60代の男女(計359名)
調査期間
2025年6月22日~7月13日
備考
構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100とならない場合があります。

調査結果の詳細は公開ページで閲覧可能です:https://keirounohi.jp/survey051/

【敬老の日調査】「敬老の日は何歳からお祝いすべき?」“孫が生まれたら”が最多、年齢ではなく“役割”で祝う時代に。敬老の日ギフトの情報メディア「敬老の日.jp」の統計アンケート調査2025年版を発表。 画像 5

メディア運営者と関連サービスの紹介

本調査を実施した敬老の日.jpは、敬老の日に特化した情報を発信するメディアで、毎年の敬老の日の日時やギフト情報、ランキングなどのコンテンツを提供しています。サイトでは300以上のギフトランキングや、ギフトの予算・購入場所・選定ポイントに関する定期調査も行っています。

運営はグルーヴ株式会社(千葉県柏市)で、同社は母の日.meや父の日.jpといったギフト特化型WEBメディアも運営しています。企業としてはECメディアサイトの企画・運営やEC×DX化の支援、診断提案型ECシステムの構築などを事業の柱としています。

サイト(敬老の日.jp)
https://keirounohi.jp/
調査公開ページ
https://keirounohi.jp/survey051/
X(旧Twitter)
https://x.com/keirounohi_jp
Facebook
https://www.facebook.com/keirounohi.jp
関連メディア
  • 母の日.me: https://hahanohi.me/
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運営会社
グルーヴ株式会社(https://www.groov.co.jp/)
会社所在地
千葉県柏市

グルーヴ株式会社の事業内容としては、ECメディアサイトの企画・運営、EC×DX化の企画・支援、診断提案型ECシステムの構築、パーソナライズECの構築などが挙げられます。これらの事業を通じて、贈り物を選ぶユーザーの支援や市場調査の実施が行われています。

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本記事の要点整理(調査データのまとめ)

以下の表に、本調査で公表された主要データを整理しました。調査の基本情報と主要な数値をひと目で確認できます。

項目 内容
調査主体 敬老の日.jp(運営:グルーヴ株式会社)
調査期間 2025年6月22日~7月13日
調査方法 インターネットリサーチ
調査対象 全国・10代~60代の男女(計359名)
最も多かった回答(祝う基準) 年齢は関係無く孫が生まれたら:42.0%
年齢基準で多かった選択肢 70歳から:18.2%、65歳から:16.8%、60歳から:14.6%
祖父母の年代(回答) 80代:49.0%、90代以上:38.7%(合計で約9割が80歳以上)
調査公開ページ https://keirounohi.jp/survey051/

本調査は敬老の日に関する消費者の意識や社会的な受け止め方の変化を示すものです。調査結果はサイト上で全文が公開されており、ギフト選びや世代間のコミュニケーションを考える際の参考情報として活用できます。

参考リンク: