9月25日開店 嶋崎順一がラー博で11年ぶり首都圏復帰
ベストカレンダー編集部
2025年9月2日 18:44
ロックンスリー出店
開催日:9月25日

伝説の職人が11年ぶりに首都圏へ――嶋﨑順一氏「ロックンスリー」出店決定
株式会社新横浜ラーメン博物館は、2025年9月2日10時10分付のプレスリリースにて、伝説的ラーメン職人の嶋﨑順一氏が「ロックンスリー」として同館に出店することを発表した。出店開始日は2025年9月25日(木)で、出店場所は新横浜ラーメン博物館 地下1階である。
嶋﨑氏は“鶏と水のラーメン”の開祖であり、“昆布水つけ麺”を世に送り出した人物として知られる。2014年に関西へ拠点を移して以降、首都圏での営業は11年ぶりとなる。今回の出店は、新横浜ラーメン博物館という場で新たな挑戦を始める機会となる。

プレスリリースの要点
発表元:株式会社新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区、代表取締役:岩岡 洋志)
公表日時:2025年9月2日 10時10分。出店名:ロックンスリー、出店開始日:2025年9月25日(木)。

嶋﨑順一の歩みと「鶏と水」「昆布水つけ麺」の成立過程
嶋﨑順一(しまざき・じゅんいち)は1965年7月、東京都町田市生まれ。高校時代に料理の楽しさに目覚め、16歳で自らラーメンを作り上げたことが出発点となる。1989年に相模原で創作料理店「酔いDON」を開業し、その後ラーメン専門店「キリン食堂」へと活動の場を移した。
同店での経験と、支那そばやの佐野実氏らとの出会いを経て「ラーメン職人」として生きる決意を固める。その後2005年に相模原で「69’N’ROLL ONE」を開業し、鶏と水だけで旨味を引き出す「鶏と水のラーメン」を生み出した。2006年には「昆布水つけ麺」を打ち出し、当時主流であった濃厚つけ麺とは異なる淡麗な旨味の方向性を示した。

経歴のポイント
- 1965年7月:東京都町田市に生まれる
- 1989年:相模原で創作料理店「酔いDON」開業
- 以降:「キリン食堂」などで注目を集める
- 2005年:「69’N’ROLL ONE」開業(相模原)
- 2006年:「昆布水つけ麺」を発表
- 2014年:関西へ拠点を移す
- 2025年:新横浜ラーメン博物館に「ロックンスリー」として出店、首都圏に復帰
以上の経緯が、嶋﨑氏の現在の調理哲学と技術の背景を形作っている。

提供されるメニューと技術的特徴 ― 素材・調理の詳細
ラー博で提供される主軸は「鶏と水の醤油らぁ麺」と、準備が整い次第限定で提供される「昆布水つけ麺」である。両者は素材の選定と配合、製法において明確な意図を持って設計されている。
「鶏と水のラーメン」は比内地鶏との出会いを契機に生まれた。香味野菜を一切使わず、鶏と水だけで旨味を極限まで引き出す点が特徴であり、その実現には毎日の鶏の状態を見極める繊細な火加減と長年の経験が求められる。

鶏と水の醤油らぁ麺の具体的な仕様
- 鶏材
- 比内地鶏に加え、全国各地の地鶏を日替わりでブレンド。日ごとの個体差を計算してブレンド比を調整することで、安定した旨味と複層的な味わいを狙う。
- 水
- 超純水(RO水)を使用。ミネラルや余計な香味を抑えることで鶏の旨味を際立たせる。
- 醤油ダレ
- 11種類以上の醤油をブレンドして調整。香りと塩味のバランスを緻密に設計している。
- 麺
- 国産小麦を使用した専用麺。スープとの相性を考えたレシピで加水率や熟成を調整する。
- 具材
- そぎ落としたシンプルな構成。素材の持ち味を損なわない最小限の配材。
これらの要素により、「シンプルゆえの究極」を目指した一杯が提供される。

昆布水つけ麺の設計
昆布水つけ麺は、麺を覆うグルタミン酸豊富な昆布水と鶏スープのイノシン酸が口内で融合することで生まれる旨味の相乗効果を狙う。2000年代の濃厚路線の逆を行く発想で、淡麗系の新たな道筋を提示した。
使用する昆布は羅臼や利尻を中心に5種類以上を組み合わせ、バランスを重視した独自配合でとろみや塩分を抑えている。薬味やスープ割りなど、多彩な食べ方ができる点も本スタイルの魅力である。オープン当初はまず「鶏と水の醤油ラーメン」に専念し、昆布水つけ麺は準備が整い次第限定提供される。
出店情報と新横浜ラーメン博物館の機能
出店名は「ロックンスリー」。新横浜ラーメン博物館の地下1階にて2025年9月25日より営業開始となる。営業時間や定休日、入場料などもプレスリリースで明記されている。
新横浜ラーメン博物館は“全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べに行ける”をコンセプトとするフードアミューズメントパークであり、ラーメン店の出店は地域や流派の多様性を伝える役割を担う。
店舗・施設の実務情報
項目 | 内容 |
---|---|
店舗名 | ロックンスリー |
出店開始日 | 2025年9月25日(木) |
場所 | 新横浜ラーメン博物館 地下1階(横浜市港北区新横浜2-14-21) |
営業時間 | 平日 11:00~21:00(L.O 20:30) / 土日祝 10:30~21:00(L.O 20:30) |
定休日 | 年末年始(12月31日・1月1日) |
電話番号 | 045-471-0503 |
入場料 | 大人 450円、小中高校生 100円、シニア 100円、小学生未満 無料 |
公式HP | https://www.raumen.co.jp/ |
新横浜ラーメン博物館は地下1階~地下2階に広がる「ラーメンと夕焼けの街」で昭和33年の街並みを再現しており、1階には展示コーナーや製麺体験(要予約)、カップラーメン作成体験など、ラーメンの文化と歴史を学べる設備が整っている。
嶋﨑氏のコメント(原文抜粋)
「ラー博は、ラーメンと真剣に向き合うきっかけを与えてくれた場所であり、ラーメン職人にとっての聖地です。独立してから20年、ラーメンを作り始めてから44年。これまで培った知識と技術をすべて注ぎ込み、過去最高の『鶏と水』と『昆布水つけ麺』を皆さんにお届けします。」
さらに嶋﨑氏は「首都圏のラーメン地図を塗り替えるだけでなく、世界のラーメン地図をも変えていくという意気込み」で臨む旨を表明している。最後に「ラーメンでロックします!! 皆さん、9月にラー博でお会いしましょう。」との言葉が続く。
要点の整理とまとめ
ここまでに記載した情報を表形式で整理する。出店の日時や店舗情報、メニューの要点、連絡先、博物館の機能など、記事内で触れた主要項目をひと目で確認できるようにまとめる。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年9月2日(10:10) |
発表元 | 株式会社新横浜ラーメン博物館(代表取締役:岩岡 洋志) |
出店名 | ロックンスリー |
出店開始 | 2025年9月25日(木) |
場所 | 新横浜ラーメン博物館 地下1階(横浜市港北区新横浜2-14-21) |
営業時間 | 平日 11:00~21:00(L.O 20:30) / 土日祝 10:30~21:00(L.O 20:30) |
定休日 | 年末年始(12月31日・1月1日) |
電話番号 | 045-471-0503 |
入場料 | 大人 450円、小中高校生 100円、シニア 100円、小学生未満 無料 |
主な提供メニュー | 鶏と水の醤油らぁ麺(常時)、昆布水つけ麺(準備整い次第限定提供) |
素材・技法の要点 | 比内地鶏+日替わり地鶏ブレンド、超純水(RO水)使用、醤油11種以上ブレンド、昆布は羅臼・利尻中心の5種以上 |
創業・経歴 | 1965年生まれ、1989年「酔いDON」、2005年「69’N’ROLL ONE」開業、2014年関西へ移転、2025年ラー博出店 |
関連リンク | https://www.raumen.co.jp/information/news_001937.html |
以上がプレスリリースの内容を網羅的に整理した要点である。出店により嶋﨑氏の代表的な二つのスタイルである「鶏と水のラーメン」と「昆布水つけ麺」が新横浜ラーメン博物館で改めて提示されることになり、営業時間や入場料など運営に関する実務情報も併せて提供されている。
参考リンク: