第一法規、生成AI『さがつくAI』β版で法務・労務支援を提供

さがつくAI β版提供開始

開催期間:9月2日〜11月28日

さがつくAI β版提供開始
このサービスって誰が使えるの?
第一法規の指定WEBサービス4商品(こんなときどうするネット各種、Case & Advice各種)のいずれかを契約している利用者向けのオプション機能で、β版は期間限定で無料提供されます。
生成AIの回答って信頼できるの?
弁護士や社会保険労務士が執筆・随時更新するコンテンツをAIが参照し、参照元を画面で確認できる設計のため根拠確認が可能で、誤情報リスクを低減しています。

企業法務・労務の現場に寄り添う生成AIリサーチの登場

法律関連出版物や各種データベースを提供する第一法規株式会社は、生成AIを活用した法務・労務業務サポートサービス「さがつくAI ナレッジナビゲーター β版」を2025年9月2日にリリースしました。プレスリリースは同日付で、発表時刻は2025年9月2日 11時52分とされています。

本サービスは既存の同社提供WEBサービスを契約している利用者を対象とするオプション機能として提供され、自然文(話し言葉)による質問入力に対応することで、実務現場の「こんなときどうする?」に対して専門家執筆の知見を参照した信頼性の高い回答を生成します。

企業の法務・労務業務を強力サポート!信頼性の高い生成AIリサーチサービス β版を提供開始 画像 2

開発背景と狙い

近年、生成AIは多くの企業で業務効率化に貢献していますが、回答の根拠が不明瞭であったり、誤情報(ハルシネーション)が含まれるリスクが指摘されています。第一法規はそうした課題に対し、弁護士や社会保険労務士などの専門家が執筆し随時更新しているコンテンツをAIの参照先とするアプローチを採用しました。

これにより、従来の「探す」機能に加えて、AIが信頼できる情報をもとに回答を「作る」ことが可能となり、法務・労務現場で求められる迅速かつ正確な対応を目指しています。

機能と利用イメージ:自然文で質問し、専門家の知見に基づく回答を得る

本サービスは質問の入力から回答生成、参考コンテンツの表示までをスムーズに行う設計です。利用者は知りたいことをそのまま自然な文章で入力するだけで、AIが関連コンテンツを検索し、見つけた情報をもとに回答を生成します。

画面構成としては、質問入力欄で自然文を入力すると、回答が画面中央に表示され、画面右側にはその回答の参考となった専門家執筆のQ&Aコンテンツが併記されます。参考コンテンツはその場で確認でき、出典や更新状況を確認しながら実務判断に役立てられます。

具体的な使い方と想定される問い合わせ例

法務・労務部門での利用を想定し、社内照会や上司からの調査依頼に迅速に対応できることが想定されています。回答を元に社内照会文案を作成したり、自身の下調べとして活用することで、業務の効率化と実務精度の向上が期待されます。

入力可能な質問文の例は以下の通りです。これらはそのまま自然文で入力でき、AIが参考コンテンツを参照して回答を生成します。

  • 派遣社員が当社の服務規律に違反した場合、どの規則を根拠に指導すればよいのでしょうか。
  • 株価に影響する未公表情報を、取引先の利益や損失回避のため公表前に伝えた役員の責任について教えてください。
  • メンタル不調が疑われる社員の勤務不良が続いています。休職命令を出すことは出来ますか。

また、生成された回答は印刷が可能で、印刷回数に制限は設けられていません。

サービスの提供条件と技術的特長

本機能はβ版として期間限定で実装されます。実装期間は2025年9月2日~2025年11月28日(予定)です。提供対象は、第一法規の指定WEBサービス4商品いずれかを契約している利用者に限定されます。

サービスの主な技術特長として、以下の点が挙げられます。AIが参照する情報源としては、弁護士や社会保険労務士等の専門家による執筆コンテンツを用いることで、回答の信頼性と情報の鮮度を高める設計になっています。

対象商品と利用条件

本機能は既存商品のオプションとして提供され、対象となる契約商品は下記の4商品です。これらのいずれかの契約者が利用対象となります。

  • こんなときどうするネット 会社の法律Q&A
  • こんなときどうするネット 会社の法律Q&A 会社法実務プラス
  • Case & Advice 労働基準Navi
  • Case & Advice 労働・社会保険Navi

利用料は期間限定で無料とされています。サービス紹介ページのURLは以下です。

https://daiichihoki.satori.site/sagatuku0902

信頼性確保のための設計

第一法規は、回答生成に用いるコンテンツを弁護士や社会保険労務士などの専門家が執筆したものに限定し、かつ随時更新されるコンテンツを参照することで、誤情報や根拠不明な回答のリスク低減を図っています。これにより実務に即した正確性を重視する設計としています。

同時に、β版としてユーザーからのフィードバックを収集し、AIチューニングや機能改善を行うことで、サービス品質の向上を図る方針です。

提供元情報とまとめ表

本サービスの提供元は第一法規株式会社です。会社所在地や企業サイトの情報も公開されています。プレスリリースは2025年9月2日付けで、代表取締役社長は田中 英弥と記載されています。

以下に本記事で取り上げた主要情報を表で整理します。表の後に記事全体の要点をまとめた文章で締めくくります。

項目 内容
リリース名 『さがつくAI ナレッジナビゲーター β版』
発表日時 2025年9月2日 11時52分
提供元 第一法規株式会社(代表取締役社長:田中 英弥)
所在地 東京都港区南青山2-11-17
実装期間 2025年9月2日~2025年11月28日(予定)
対象商品(契約者限定)
  • こんなときどうするネット 会社の法律Q&A
  • こんなときどうするネット 会社の法律Q&A 会社法実務プラス
  • Case & Advice 労働基準Navi
  • Case & Advice 労働・社会保険Navi
主な機能 自然文検索、回答生成、参考コンテンツ表示、印刷(回数無制限)
利用料 無料(期間限定)
商品紹介ページ https://daiichihoki.satori.site/sagatuku0902

まとめると、第一法規の新サービス「さがつくAI ナレッジナビゲーター β版」は、専門家執筆の更新されたコンテンツを参照する生成AI機能をオプションとして既存契約者に提供するもので、法務・労務部門のリサーチ業務や社内照会対応の効率化を目的としています。実装期間は2025年9月2日から2025年11月28日までの予定で、期間限定で無料提供されます。サービス詳細や利用条件の確認は商品紹介ページを参照してください。

参考リンク: