9/20開幕 黒田征太郎展「絵でできること」300点超を展示
ベストカレンダー編集部
2025年9月2日 13:34
黒田征太郎展 絵でできること
開催期間:9月20日〜11月9日

北九州で開かれる、86歳の画業を一望する大規模回顧展
北九州市立美術館本館(北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21番1号)で、黒田征太郎氏の大規模展覧会「黒田征太郎展 絵でできること」が開催されます。会期は2025年9月20日(土)~11月9日(日)、同氏にとって初となる大規模な回顧展です。
黒田氏はこれまでに制作した作品が20万点を超える作家であり、本展ではその膨大な制作群から厳選された300点以上を展示します。絵本や絵画の大作、壁画、そして1000回を超えるライブペインティングの記録を通じて、作家の表現の幅と変遷を辿る構成となっています。

展示構成と表現の要点 ― 戦争と平和、いのちを描く視線
展示は、黒田氏が長年表現してきた主題を軸に構成されており、とくに戦争の記憶と平和への願いが重要なテーマとして据えられています。戦後80年という時間の節目において、直接作品に触れることで受け取るべきメッセージ性が強調されています。
作品群には絵本原画、キャンバス作品、壁面作品、ライブペインティングの映像記録など多様なメディアが含まれます。年代順や主題別に配列され、作家の制作上の転換点や継続的なモチーフを見比べられる展示構成です。
- 収蔵・展示数:20万点を超える制作から厳選した300点以上を公開
- 主要な見どころ:絵本作品、絵画の大作、壁画、ライブペインティングの記録(1000回以上の実績)
- 主題:戦争の記憶、平和への願い、いのちの尊さを訴える表現
- 展示の狙い
- 個々の作品を通じて黒田氏の制作の幅と深さを示すとともに、戦後の記憶と現代をつなぐ表現の在り方を提示すること。
- 注目の手法
- ライブペインティングの実践と、それを記録した映像や写真資料を併置し、制作行為そのものを作品理解へ結び付ける構成。

観覧情報・チケット販売と会場アクセス
会場は北九州市立美術館本館(北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21番1号)。開館時間は9:30~17:30(入館は17:00まで)で、休館日は原則月曜日。ただし月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館となります。
観覧料金は以下の通りです。カッコ内は前売りおよび20名以上の団体料金です。障害者手帳を提示の方とその同伴者1名(身体障害者手帳は等級1~4級に限る)は無料となります。北九州市在住で65歳以上の方は公的機関発行の証明書等を提示することで2割減免を受けられます。
区分 | 当日料金(円) | 前売・団体(20名以上)料金(円) |
---|---|---|
一般 | 1600 | 1300 |
高大生 | 1100 | 800 |
小中生 | 900 | 600 |
前売券の販売は媒体や時期により取り扱いが異なります。オンラインチケット(美術館サイト)や主要プレイガイドでの販売がありますが、展覧会開催中は各プレイガイドで当日料金での販売となる点に注意が必要です。
前売券販売についてのスケジュールは以下の通りです。
- オンラインチケット(美術館サイト)ほか:8月18日(月)より販売開始
- 小倉井筒屋(北九州市小倉北区船場町1-1)および美術館窓口:8月10日より販売開始
主な販売プレイガイドは以下の通りです。展覧会開催中は当日料金での販売となる場合があります。
- オンラインチケット(美術館サイト): https://kmma.jp/exhibition/kurodaseitarou/
- ローソンチケット(ローソン、ミニストップ)
- チケットぴあ(セブン-イレブン)
- セブンチケット(セブン-イレブン)
- e+(イープラス)(ファミリーマート)
- 北九州モノレール主要駅での販売

会場アクセスと備考
会場の正確な所在地は北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21番1号です。公共交通機関や車での来訪に関する詳細は美術館公式ウェブサイトのアクセス案内を参照してください。
入館に際しては開館時間内にお越しください。展示室内での撮影や所定の展示ルールに関しては会場の案内表示・係員の指示に従う必要があります。
関連イベントと初日プログラムの詳細
本展では展覧会に連携した関連イベントを随時開催します。初日である9月20日(土)は黒田征太郎氏による複数の催しが予定されており、展示の核となるプログラムが集中する日となります。
主要な関連イベントは以下のとおりです。イベントの参加条件や申込要否、参加費の有無は各イベントごとに異なるため、事前に美術館公式ページでの確認が推奨されます。
9月20日(初日)プログラム
初日にはギャラリートーク、ライブパフォーマンス、サイン会が予定されています。これらは来場者が作家の言葉と制作精神に直接触れる機会として設定されています。
具体的には次の催しが用意されています。いずれも詳細は美術館HPで案内されていますが、記載された情報は以下のとおりです。
- 黒田征太郎 ギャラリートーク/サイン会(開催初日)
- 中込健太(太鼓芸能集団「鼓童」)×黒田征太郎 太鼓パフォーマンスとドローイング:9月20日(土)14:00~ 申込不要・入場無料(詳細は美術館HP)
その他の特別プログラム
展覧会期間中にはトークや対談などの特別プログラムも予定されており、これらは事前申込制のものと申込不要のものが混在します。企画ごとの定員や申込方法は美術館の案内を確認する必要があります。
具体的な例として、11月1日(土)14:00から実施される対話プログラム「沢木耕太郎×黒田征太郎 ふたり 錨のない船を漕ぐ」は観覧無料ですが事前申込制となっています。詳細は美術館HPで案内されます。
展覧会のポイント整理
以下の表は本記事で紹介した主な情報を分かりやすく整理したものです。会場情報、会期、開館時間、観覧料、チケット販売、主な関連イベントなどを一覧にまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名 | 黒田征太郎展 絵でできること |
会場 | 北九州市立美術館 本館(北九州市戸畑区西鞘ケ谷町21番1号) |
会期 | 2025年9月20日(土)~11月9日(日) |
開館時間 | 9:30~17:30(入館は17:00まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館) |
展示点数 | 20万点超の制作から厳選した300点以上を展示 |
観覧料 | 一般1600円(前売・団体1300円)、高大生1100円(800円)、小中生900円(600円) |
前売開始 | オンライン等:8月18日(月)/小倉井筒屋・美術館窓口:8月10日から |
主な関連イベント | 初日ギャラリートーク・ライブパフォーマンス・サイン会、中込健太×黒田征太郎(9/20)、沢木耕太郎×黒田征太郎(11/1・事前申込制) |
公式情報 | https://kmma.jp/exhibition/kurodaseitarou/ |
本展は黒田征太郎氏の制作の全体像に触れられる機会であり、戦争の記憶や平和に関する表現が中心テーマとなっています。作品点数や関連イベント、チケット販売スケジュールなどは上表に整理したとおりです。詳しい催しの実施条件や最新の案内は美術館の公式ウェブサイトで確認してください。
参考リンク: