ツーポイントミュージアムに“デジバース”追加、DREDGEとコラボ
ベストカレンダー編集部
2025年9月1日 20:52
無料アップデート5.0配信
開催日:9月1日

異空間「デジバース」と深淵の海が加わった遠征の世界
2025年9月1日付で株式会社セガは、Two Point Studios開発のヘンテコ博物館経営シミュレーション『ツーポイントミュージアム』において、無料アップデート5.0の配信開始を発表しました。今回のアップデートは、新たな遠征マップ「デジバース」の追加および魚釣りアドベンチャー『DREDGE』とのコラボレーション遠征マップの実装を中心としています。
アップデートの導入手順としては、ゲーム内の要素「メメント・マイル」で★2を達成すると解放される「裂け目」から新遠征マップ・デジバースへ向かえる仕様です。デジバースはツーポイント州内の人気ゲームシリーズ『ミート・ウィザード』のアーケード筐体にコーヒーがかかったことから発生した異空間という設定が付与されています。

デジバースで得られる収穫と調査地点
デジバースでは『ミート・ウィザード』をテーマとした探索要素が充実しています。ゲーム史を題材にした展示アイテムが発掘できる調査地点が追加され、博物館のコレクションに新たな色味を加えます。
具体的には、デジバースに以下の要素が追加されます。探索により博物館で展示可能なアイテムや装飾が入手できるようになります。
- 調査地点:4か所 – 『ミート・ウィザード』をテーマとしたアイテムが獲得可能
- 展示物・装飾:7種類 – アーケードやゲーム史にまつわる展示品および装飾
デジバースはストーリーや世界観の拡張にも寄与するマップであり、これまでの探検ルートとは別の趣を持った収集要素が用意されています。

『DREDGE』コラボ遠征の特徴
加えて、『DREDGE』とのコラボレーション遠征マップが追加されます。こちらは影に包まれた海域を舞台にしており、探索や収集の雰囲気が異なる設計です。
コラボ遠征での主な追加要素は以下の通りです。遠征で得た成果は海洋生物博物館などで展示可能です。
- 調査地点:3か所 – 不気味な海流が待ち受ける海域の調査地点
- 獲得可能な魚・海洋生物:10種類 – 『DREDGE』にちなんだ稀少な魚種や生物
- 博物館用装飾:複数 – 海にまつわる装飾品や展示アイテム
このコラボは探索要素だけでなく、海の不穏なムードを博物館展示の演出に取り入れられる点が特徴です。

新たな専門家と展示設計の幅が拡張
無料アップデート5.0では新たな専門家として「デジタル専門家」が追加されます。この専門家を編成に加えることで、ゲーム史やデジタル文化に関連する展示の発掘・解読が可能となります。
デジタル専門家の導入は、博物館コレクションの多様性を高めるための重要な要素です。従来の考古学的・自然史的な発掘だけでなく、デジタル遺物やゲーム文化を扱う展示によって来館者の嗜好に新たな訴求力を持たせられます。

博物館運営の主要な要素とプレイヤーの仕事
『ツーポイントミュージアム』は単なる収集ゲームではなく、博物館運営の全要素をプレイヤーが管理するシミュレーションです。設計、管理、来館者対応、セキュリティ、展示演出など多岐にわたる業務が用意されています。
以下に主要な運営要素を整理します。これらはゲームプレイで常に考慮すべきポイントです。
- 展示物の収集と配置:発掘で入手した展示物を自由に設置し、テーマ別の展示室を作成できます。
- 探索チームの派遣:ほぼ素人を寄せ集めた探索チームを危険な遠征に派遣し、希少な文化財を発見します。
- セキュリティ対策:来館者に成りすました泥棒や展示物を破壊する子供など、さまざまな脅威から展示を守る必要があります。
- ツアールートとガイド:来館者を誘導するツアールートを設定し、評価に応じて寄付金などの収益が変動します。
- 施設運営:トイレやギフトショップなど来館者満足度に直結する設備の配置も重要です。
- 個性的な展示アイテムの管理:太古の植物や氷漬けの洞穴人、恐竜の全身骨格、さらには人喰い花の世話といった特殊要素の運用が求められます。
これらの運営要素により、訪れる来館者の嗜好(子供、ヴァンパイア、恐竜愛好家、植物マニア、幽霊マニアなど)に応じた展示や接客を設計することが可能です。

製品情報と配信・発売の詳細
『ツーポイントミュージアム』はPlayStation®5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch™ 2、PC(Steam、Epic Games Store)向けに展開されています。配信・発売状況はプラットフォームにより異なりますので、購入前に確認することが重要です。
以下に対応機種や発売日、価格情報を整理します。CERO区分や著作権表示、公式サイトなどの参照先も併記します。
対応機種 | 発売状況 | 発売日 |
---|---|---|
Xbox Series X|S/Steam(デジタル版) | 発売中 | 2025年3月5日(水) |
PlayStation®5(パッケージ・デジタル版) | 発売中 | 2025年4月17日(木) |
Epic Games Store(デジタル版) | 発売中 | 2025年6月27日(金) |
Nintendo Switch™ 2 | 発売予定 | 2025年発売予定(詳細未定) |
価格は以下のとおりです。プラットフォームによっては価格が未定のものもあります。
商品形態 | 希望小売価格 |
---|---|
パッケージ版・デジタル版 | 3,535円(税込3,888円) |
エクスプローラーエディション | 4,444円(税込4,888円) |
Nintendo Switch™ 2版、Epic Games Store | 価格未定 |
補足として、PlayStation®5版のパッケージ版はエクスプローラーエディションのみの販売となっている点に注意が必要です。CEROはB区分(12歳以上対象)で、発売・販売は株式会社セガが担当しています。

Two Point Studiosと『DREDGE』の紹介
Two Point Studiosはセガのグループ会社で、Gary Carr、Mark Webley、Ben Hymersらによって2016年に設立されました。小規模ながら受賞実績を持つ開発チームであり、独創的な世界観と遊びやすさを併せ持つシミュレーションゲームの制作を得意としています。
代表作の一つ『ツーポイントホスピタル』(2018年8月発売)は高い評価を受け、全世界で400万人を超えるユーザーに遊ばれています。今回の『ツーポイントミュージアム』も同スタジオの手腕を感じさせる作品です。
『DREDGE』はトロール船を操縦して島や海域を探索するゲームで、釣った魚を売却して装備を強化し、各エリアの過去を解き明かすクエストが特徴です。暗闇の中で「望ましくない何か」が見つかる可能性があり、雰囲気重視の探索要素がコラボ遠征に反映されています。

アップデート5.0の内容を表で整理
ここまでに触れたアップデート5.0の主要項目を分かりやすく表形式でまとめます。ゲーム内の新要素、収集可能なもの、対応プラットフォーム、価格情報など、記事内で示したポイントを一覧化しています。
項目 | 内容 |
---|---|
発表・配信 | 株式会社セガが2025年9月1日 17:25に無料アップデート5.0配信を発表 |
新遠征マップ(デジバース) | 「裂け目」経由で到達。調査地点4か所、展示物・装飾7種類(『ミート・ウィザード』テーマ) |
DREDGEコラボ遠征 | 影に包まれた海域が舞台。調査地点3か所、魚・海洋生物10種類、博物館用装飾あり |
新専門家 | デジタル専門家を追加、ゲーム史やデジタル文化関連の発掘・展示が可能に |
ゲームジャンル | ヘンテコ博物館経営シミュレーション(1人プレイ) |
対応機種 | PS5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch™ 2/PC(Steam、Epic) |
発売日(主要) | Xbox/Steam: 2025/3/5、PS5: 2025/4/17、Epic: 2025/6/27、Switch 2: 2025年予定 |
価格 | 通常版 3,535円(税込3,888円)、エクスプローラーエディション 4,444円(税込4,888円)※一部プラットフォームは未定 |
CERO | B区分(12歳以上対象) |
公式サイト | https://two-point-museum.sega.jp/index.html |
以上が無料アップデート5.0の主要内容と製品情報の整理です。追加されたデジバースと『DREDGE』コラボのマップにより、収集要素と展示のバリエーションが拡大し、博物館運営の幅がさらに広がる更新内容となっています。
参考リンク: