TIIA 2025 応募開始|IPビジネス支援で賞金300万円
ベストカレンダー編集部
2025年9月1日 18:58
TIIA 2025 応募開始
開催期間:9月1日〜10月23日

コンテンツIPを起点に新たな事業を生み出す場としてのTIIA 2025
東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)が主催する「TCIC IP INNOVATION AWARD(TIIA)2025」は、オリジナルコンテンツIPを基軸にしたビジネスプランを対象とする育成型のコンペティションです。株式会社ツクリエ(代表取締役:鈴木英樹)が東京都から受託運営するTCICは、スタートアップや起業を志すクリエイターに対して、ビジネスモデルの磨き上げや資金調達の支援、ネットワーキングの機会を提供する場として本プログラムを位置づけています。
本リリースは2025年9月1日16時01分に公開され、9月17日(水)にはオンラインで事業説明会が実施されます。説明会ではエンタメ社会学者の中山淳雄氏が基調講演を行い、コンテンツスタートアップにとってのビジネスチャンスやゼロイチの作り方について示唆が提供される予定です。募集は同日から開始され、応募受付期間は令和7年(2025年)9月1日〜10月23日17時までとなります。

狙いと背景
近年、日本のコンテンツ産業は経済成長を牽引する重要な産業分野として注目を集めています。アニメやゲーム、音楽、VR/AR、Web3といった領域でのIP(知的財産)の活用は、プラットフォームやデジタル技術と結びつくことで高い成長性が期待されます。こうした中で、事業化に向けた場や支援が不足しがちなスタートアップやクリエイターに対し、TCICは支援の提供と起業家層の裾野拡大を目的に本コンペを設けました。
企画のオリジナリティだけでなく、事業としての実現性・展開力を評価し、受賞者には資金面・場の提供・メンタリング等を通じて次の成長段階に繋げることを目指します。対象領域はアニメ、コミック、実写、ゲーム、VR・XR、AI、NFT、オンラインプラットフォーム等、幅広いデジタルコンテンツ分野を想定しています。

TIIA 2025 の構成:応募から最終表彰までの流れ
TIIA 2025は、書類審査(一次選考)→二次選考(非公開のプレゼン)→最終選考(公開プレゼン)の三段階で選考が進みます。書類審査を通過したファイナリストにはブラッシュアップ期間が設けられ、TCICのインキュベーションマネージャーやメンターによる伴走支援が行われます。
選考は単なる審査にとどまらず、ビジネスモデルの構築支援やピッチ力の向上、VCやコンテンツ事業会社とのマッチングを目的としたネットワーキングを含みます。最終的に審査員が選ぶ最優秀賞1名、優秀賞2名を表彰します。

選考フロー(詳細)
選考スケジュールは以下のとおりです。日程は予定であり、変更の可能性があります。
- 一次選考(書類審査)
- 結果通知:令和7年11月上旬
- ブラッシュアップ期間(オリエンテーション、メンタリング)
- オリエンテーション:令和7年11月上旬(オンライン予定)
- ビジネスメンタリング:令和7年11月上旬〜下旬(オンライン/30分程度)
- 二次選考(フィジカル方式のプレゼン審査/非公開)
- 審査日時:令和7年12月上旬
- 審査場所:東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)
所在地:東京都中野区本町2丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン14階
- 結果通知:令和7年12月上旬
- インキュベーションプログラム(ビジネスメンタリング等)
- 実施期間:令和7年12月上旬〜令和8年2月下旬(オンライン/30分×4回程度)
- ファイナリスト中間発表会:令和8年1月下旬(フィジカル予定)
- 最終選考会(公開プレゼン)
- 実施日時:令和8年3月(予定)
- 実施方式:フィジカル(場所調整中)
- 結果通知:即日
支援内容と表彰:受賞後に受けられる具体的なメリット
TIIA 2025では、受賞だけでなく、選考過程での伴走支援やネットワーキングを重視しています。TCICのインキュベーションマネージャー及び外部メンターによるメンタリング、法人設立や資金調達に向けたセミナーなどを通じて、実務的な知見を提供します。
表彰は最優秀賞1名、優秀賞2名(ORIGINAL IP 優秀賞、IP BUSINESS DOMAIN 優秀賞)で構成され、賞金や利用権などの特典が用意されています。
賞金・特典の詳細
- 最優秀賞
- 賞金:300万円/受賞者1名
- 優秀賞
- 賞金:150万円/受賞者2名(アイデア側の優秀賞とビジネスモデル側の優秀賞)
- 共通特典
-
- 資金調達に向けたTCICメンターによる伴走支援
- TCICコワーキングスペースの利用権(1年間、令和8年4月〜令和9年3月)
- VCやコンテンツ事業会社とのマッチング支援
応募要項・説明会・問い合わせ先
応募資格は東京都内で事業を行う法人(創業10年未満)や個人事業主、または東京都内で起業を予定している方が主な対象です。応募に際しては、オリジナルIPのアイデアを有していること、あるいはIPアイデアは未有でもコンテンツ領域でのビジネスアイデアを持ち創業や事業拡大を考えていることのいずれかに該当する必要があります。
応募は公式ホームページに掲載の応募様式に必要事項を記入し、メールで申込む方式です。添付資料は応募申込書提出時に原則添付しますが、ファイルサイズが8MBを超える場合はオンラインストレージのダウンロードURLをメール本文に記載してください。
募集期間・提出書類・添付資料の例
募集期間は令和7年9月1日(月)〜令和7年10月23日(木)17:00です。添付資料の種類は多岐にわたり、企画書やアートワーク、シナリオ、動画プレゼン、簡易プロトタイプ、ビジネスモデル資料などを提出できます。
- 募集期間:令和7年9月1日〜10月23日 17:00
- 提出方法:公式ホームページの応募様式を記入のうえ、メール送付
- 添付資料の上限:原則添付可、8MB超はオンラインストレージのURL記載
オンライン事業説明会(基調講演含む)
日時は令和7年9月17日(水) 18:00〜19:30で、プログラムは基調講演(中山淳雄氏)、TIIAおよびTCIC Ideation Program 2025の説明、質疑応答の構成です。参加申込は公式案内の申込ページから行います。
基調講演の演者である中山淳雄氏はエンタメ社会学者であり、株式会社Re entertainment代表取締役を務めるほか、早稲田大学博士、慶應・立命館大学研究員としての研究活動、経産省や内閣府での政策アドバイザー経験を有します。著書には『クリエイターワンダーランド』『エンタメビジネス全史』『エンタの巨匠』『推しエコノミー』『オタク経済圏創世記』などがあり、最新作は『キャラクター大国ニッポン』です。
問い合わせ先と主催情報
主催は東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)。運営事務局は株式会社ツクリエが担当しています。TCICの所在地は〒164-0012 東京都中野区本町2丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン14階です。
本リリースに関する問い合わせは下記の連絡先へお願いいたします。担当は伊藤洋一氏です。
- 運営事務局
- 東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)
- 住所
- 〒164-0012 東京都中野区本町2丁目46番1号 中野坂上サンブライトツイン14階
- 担当
- 伊藤 洋一
- TEL
- 03-3383-4616
- info@tcic.metro.tokyo.lg.jp
要点の整理
以下の表は本記事で取り上げたTIIA 2025の主要情報を一覧化したものです。応募を検討する際の基本的な事項やスケジュール、特典などを整理しています。
項目 | 内容 |
---|---|
公表日 | 2025年9月1日 16:01 |
主催・運営 | 東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)/運営:株式会社ツクリエ |
募集対象 | 東京都内で事業を行う法人(創業10年未満)・個人事業主、または都内で起業予定の方。IPアイデアまたはコンテンツ分野のビジネスアイデアを有すること |
募集期間 | 令和7年9月1日〜令和7年10月23日 17:00 |
選考フロー | 一次(書類)→ブラッシュアップ(メンタリング)→二次(非公開プレゼン)→インキュベーション→最終(公開プレゼン) |
説明会 | オンライン事業説明会:令和7年9月17日(水) 18:00〜19:30(基調講演:中山淳雄氏) |
賞金・特典 | 最優秀賞:300万円(1名)/優秀賞:150万円(2名)/TCICコワーキング利用権(1年)/VCメンター伴走等 |
応募方法 | 公式ホームページの応募様式を記入し、メールで申込み。添付資料は原則同時提出(8MB超はオンラインストレージのURL記載) |
問い合わせ | TEL:03-3383-4616/E-Mail:info@tcic.metro.tokyo.lg.jp(担当:伊藤 洋一) |
関連サイト | TCIC:https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/ / ツクリエ:https://tsucrea.com/ |
表に示した通り、TIIA 2025は応募から受賞後の伴走支援までを見据えたコンペティションです。募集要項や応募方法、添付資料の取り扱いなどは公式の募集要項を確認の上、期限内に申し込むことが必要です。説明会ではプログラム内容の詳細や基調講演の要旨、質疑応答が予定されているため、応募検討者にとって有益な情報が得られる機会となります。