三省堂が一般公募開始 今年の新語2025に応募しよう

三省堂 今年の新語2025公募

開催期間:9月1日〜10月31日

三省堂 今年の新語2025公募
どうやって応募するの?
特設サイトの応募フォームかXへの投稿、または紀伊國屋新宿・三省堂各店の設置応募箱で応募できる。応募期間は2025年9月1日~10月31日で、異なる内容なら何度でも投稿可能。抽選で図書カードネットギフトが当たる。
誰が選ぶの?選ばれたらどうなるの?
選考は『新明解』『三省堂現代新国語辞典』『三省堂国語辞典』『大辞林』の編集委員と編集部で構成する選考委員会が行い、ベスト10には国語辞典としての語釈が付され発表される。

三省堂が呼びかける「今年の新語2025」とは

言葉は生き物だという観点から、辞書のトップメーカーである三省堂は2025年の言葉の記録を行うために、読者と辞書を編む人の知見と英知を結集して「今年の新語2025」ベスト10を選出します。発表日は株式会社三省堂が2025年9月1日13時00分に公表しました。

プレスリリースには「言葉は生き物。時代を映して生まれたり廃れたりします。あるものは長く使われ続け、あるものは儚く消えて行きます」との表現があり、三省堂が140年以上にわたり言葉の出生・成長を見つめ記録してきた歴史的立場から、今年を代表する言葉を辞書的視点で選定する趣旨が明示されています。

辞書の三省堂、「今年の新語2025」の一般公募を開始! 画像 2

選考の目的と解説付与

本企画は、2025年に「よく見た」「よく聞いた」言葉を広く募集し、辞書編集の専門家が選考して「今年の新語2025」ベスト10を決定するものです。ベスト10に選ばれた言葉には、国語辞典としての言葉の解説(語釈)を付して発表することが予定されています。

言葉の誕生や用法の変化は新たな環境や価値観を映し出すとの観点から、言語の変遷をたどることは社会の変化をたどることと位置づけられており、今回の公募はその記録化を意図しています。特設サイトは次のURLです。
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2025/

辞書の三省堂、「今年の新語2025」の一般公募を開始! 画像 3

募集要項:応募期間・方法・設置応募箱の詳細

応募期間は2025年9月1日(月)から2025年10月31日(金)までです。応募方法としては、特設サイトの応募フォームまたはX(旧Twitter)による投稿が利用できます。応募は異なる内容であれば何度でも可能とされています。

オンライン以外にも書店に設置した応募箱での投稿が受け付けられます。設置書店は下記の通りです。

  • 紀伊國屋書店新宿本店7階
  • 三省堂書店札幌店
  • 三省堂書店池袋本店
  • 三省堂書店神保町本店(小川町仮店舗)
  • 三省堂書店名古屋本店

また、応募に関する注意点として「今年特に広まったと感じられる言葉」を対象としており、必ずしもその年に生まれた言葉である必要はなく、特定コミュニティで使われていた言葉が広く浸透した場合も候補となります。使用者層や使用域の広がり、使用頻度の高さを考慮し、来年以降も使われることが予測される日本語を選定する点が強調されています。

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候補となる言葉の具体例(過去の例)と定義範囲

プレスリリースでは、昨年の例として以下が挙げられています。これらは「今年特に広まった」と感じられる言葉のイメージ例です。

  • 言語化、インプレ、スキマバイト(昨年の例)
  • 横転、しごでき、メロい(昨年の例)
  • 公益通報、インティマシーコーディネーター(昨年の例)

これらの例は、日常会話で増えた言葉、流行語・時事用語、新しい文物を含む候補の広がりを示しています。従来の新語・流行語ランキングとの違いとしては、単に「今年生まれたかどうか」よりも「今年特に広まったか」を重視する点が挙げられています。

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選考体制・発表・賞品の詳細

選考は三省堂刊行の4つの国語辞書(新明解国語辞典、三省堂現代新国語辞典、三省堂国語辞典、大辞林)を対象に、編集委員会の先生2名と編集部で構成される「今年の新語2025選考委員会」が公平・公正な観点から厳正に行います。

選考発表は選考発表会にて「今年の新語2025」ベスト10を発表し、発表会終了後に特設サイトに選考結果を掲載します。選考発表会の日時は後日公表されます。

賞品と応募者への特典

期間中に特設サイトの応募フォームもしくはXで投稿した方の中から抽選で50名に図書カードネットギフト1,000円分をプレゼントします。応募条件や抽選に関する詳細は特設サイトの案内を参照してください。

選考結果発表後は、応募者の中から抽選で当選者に賞品が送付される旨が明示されています。選考発表会とウェブ掲載による結果公開の両面で情報発信が行われます。

選考委員紹介・三省堂の基本情報と問い合わせ先

選考委員は辞書編集の専門家で構成されています。プレスリリースで紹介されている委員は以下の方々です。

小野 正弘(おの・まさひろ)
『三省堂現代新国語辞典』編集委員。1958年岩手県一関市生まれ。東北大学大学院文学研究科国語学専攻所要単位取得済中途退学。専門は国語史(語彙・文字・意味)。明治大学文学部教授、日本語学会評議員、日本近代語研究会会長。編集主幹や著書に『日本語オノマトペ辞典』『オノマトペ 擬音語擬態語の世界』『くらべてわかるオノマトペ』など。
飯間 浩明(いいま・ひろあき)
『三省堂国語辞典』編集委員。1967年香川県高松市生まれ。早稲田大学文学研究科博士課程単位取得。NHK Eテレ「使える!伝わる にほんご」講師等。著書に『辞書を編む』『小説の言葉尻をとらえてみた』『三省堂国語辞典のひみつ』『つまずきやすい日本語』『ことばハンター』『日本語はこわくない』など。
山本 康一(やまもと・こういち)
三省堂辞書出版部長・大辞林編集部編集長。『新明解国語辞典』編集部所属。選考委員会では編集部を代表して選考に参加します。

三省堂の会社情報は次の通りです。会社名は株式会社三省堂、本社所在地は〒102-8371 東京都千代田区麴町五丁目7番地2、創業は1881年(明治14年)4月8日、代表取締役社長は瀧本多加志、資本金は7,000万円です。事業内容は辞書・事典・学習図書・一般図書・電子出版物・教科書の出版販売などです。

本件に関するお問い合わせ先は販売企画部で、電話03-3230-9536、E-mail sales-dept@sanseido-publ.co.jp とプレスリリースに記載されています。プレス素材として画像ファイルのダウンロードも可能である旨が記載されています。

関連情報とまとめ

過去の選考結果と選評はアーカイブページで閲覧できます。詳細は次のリンクをご参照ください。
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2025/archive/index.html

今回の公募はキャンペーンカテゴリーに位置づけられ、雑誌・本・出版物およびアート・カルチャー分野に関する企画として実施されます。キーワードとしては「新語」「流行語」「プレゼント」「懸賞」「ベスト10」「三省堂」「今年の新語」「言語化」「インプレ」「隙間バイト」などが挙げられています。

項目 内容
企画名 三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2025」
実施主体 株式会社 三省堂(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瀧本多加志)
募集期間 2025年9月1日(月)〜2025年10月31日(金)
応募方法 特設サイト応募フォーム、Xによる投稿、設置応募箱(紀伊國屋書店新宿本店7階、三省堂書店札幌店、三省堂書店池袋本店、三省堂書店神保町本店(小川町仮店舗)、三省堂書店名古屋本店)
選考方法 『新明解国語辞典』『三省堂現代新国語辞典』『三省堂国語辞典』『大辞林』を対象に、編集委員会の先生2名と編集部で構成される選考委員会が選考
発表 選考発表会にてベスト10発表(日時は後日発表)、終了後に特設サイトで公表
賞品 応募者の中から抽選で50名に図書カードネットギフト1,000円分
選考委員(主な紹介) 小野正弘、飯間浩明、山本康一(編集委員・編集部)
特設サイト https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/shingo/2025/
問い合わせ 株式会社 三省堂 販売企画部 Tel:03-3230-9536 E-mail:sales-dept@sanseido-publ.co.jp

以上が公表されたプレスリリースの内容を整理した要点です。言葉の変化を記録する取り組みとして、応募期間中は複数の方法での投稿が可能とされている点、選考は辞書編集の専門家が辞書採録を念頭に慎重に行う点、そして選出された言葉には国語辞典としての語釈が付される点が本企画の重要な特徴です。

参考リンク: