ロフト9/1開始 コスメ容器回収とR-LOOP試行を拡充
ベストカレンダー編集部
2025年9月1日 10:54
リサイクルプログラム2025
開催期間:9月1日〜8月31日

ロフト グリーンプロジェクトの狙いとここまでの実績
株式会社ロフト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:安藤公基)は、「LOFT GREEN PROJECT(ロフトグリーンプロジェクト)“雑貨のチカラで、暮らしと地球をしあわせに。”」のスローガンのもと、店舗を拠点とした回収・リサイクルの継続的な取り組みを展開しています。今回の発表は2025年9月1日10時00分付のリリースに基づくもので、店頭回収を軸にした複数のプログラムを体系的に運用することで、消費者のリサイクル参加を促すことを目的としています。
化粧品容器の店頭回収プログラムは2021年10月に始動し、テラサイクルジャパン合同会社と化粧品メーカー各社と連携して運用されてきました。2025年7月末までの累計回収量は6,512kgであり、2024年度(2024年9月~2025年7月の11か月間)だけでも2,322kg(=2トン超)の回収実績を上げています。こうした数値は取り組みの認知度と実績が着実に上がっていることを示しています。

取り組みの背景と協働パートナー
今回のプログラムは、リサイクル事業の実務を担うテラサイクルジャパン合同会社と協働することで、回収された使用済み容器の分別・再資源化の仕組みを確立しています。テラサイクルは国際的なリサイクルのソーシャルエンタープライズとして21カ国で活動しており、複雑な廃棄物問題に対して実用的なソリューションを提供する企業です。
ロフトは今後も各分野の専門事業者やメーカーと連携し、回収から再生・再利用までの一連の仕組みを継続・拡大していく方針です。今回の取り組みでは化粧品に加え、オーラルケアや衣料品・雑貨の回収など対象範囲の拡大が図られています。

「リサイクルプログラム2025」—対象、期間、参加ブランドの詳細
新たに2025年9月1日から開始された「ロフト グリーンプロジェクト リサイクルプログラム2025(第6弾)」は、2025年9月1日(月)~2026年8月31日(月)の会期で実施されます。展開はロフト全店(国内179店舗、2025年9月1日時点)で、使用済み化粧品容器の回収BOXを設置してリサイクルを促進します。
今回の取り組みでは新規賛同ブランドが13ブランド追加され、合計45ブランドの協力のもとで実施されます。また、新たに「オーラルケア(歯ブラシ・歯磨きチューブなど)」カテゴリーも回収対象に加えられています。

新規回収対象ブランド(五十音順)
以下は2025年度から新たに参加する13ブランドです。
- アヌア(JT)
- AROMATICA(フードコスメ)
- 1950(リーブコーポレーション)※
- Itoguchi(きものブレイン)
- 乾燥さん(スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー)
- CONKLABO(ユーグレナ)
- ダルバ(JT)
- Torriden(マルマンH&B)
- BULK HOMME(バルクオム)
- メディキューブ(JT)
- Laka(JT)
- ReFa(リファ)
- レールデュサボン エアオアシス(フィッツコーポレーション)※オーラルブランド

継続参加ブランド(五十音順)
既に継続して参加するブランド群も含め、下記のブランドが引き続き回収に賛同しています。
- アルジタル(石澤スパイスワークス)
- アンレーベル(ジェイピーエスラボ)
- イニスフリー(アモーレパシフィックジャパン)
- ETVOS(エトヴォス)
- N organic(シロク)
- Mマーク(松山油脂)
- オンリーミネラル(ヤーマン)
- クナイプ(クナイプジャパン)
- クレージュ(多田)
- 毛穴撫子(石澤スパイスワークス)
- Care me(ホーユー)
- ザ・パーフェクトアンカー(サハラ・インターナショナルグループ)
- ザ・プロダクト(KOKOBUY)
- サボリーノ(スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニー)
- SHIKARI(STORiiY)
- スティーブンノル(コーセー)
- チャコット・コスメティクス(チャコット)
- チューンメーカーズ(ラフラ・ジャパン)
- DUO(プレミアアンチエイジング)
- ハル(nijito)
- ByUR(Hamee)
- バニラコ(モノック)
- ビオデルマ(NAOS JAPAN)
- PHOEBE BEAUTY UP(DINETTE)
- フェルナンダ(FERNANDA JAPAN)
- プラウドメン(ラフラ・ジャパン)
- プリュスオー(多田)
- melt(花王)
- BOTANIST(I‑ne)
- Yunth(Aiロボティクス)
- ラフラ(ラフラ・ジャパン)
- RIMMEL LONDON(コティジャパン合同会社)
これらのブランド協力により、店頭回収からリサイクルまでの横断的な仕組みが整備されます。

衣料・雑貨の循環サービス「R-LOOP」と他の回収プログラム
2025年9月上旬から、衣料品と雑貨のリユースシステム「R-LOOP(アールループ)」のトライアルを銀座ロフトと渋谷ロフトの2店舗にて実施します。R-LOOPは衣料品の再資源化と雑貨の海外リユースを組み合わせた捨てない循環サービスです。
回収された衣料品は株式会社BPLab(ビオロジックループ)によるシステムで分別・再資源化・再商品化へつなげ、雑貨はブックオフの海外リユースチャネル「ジャラン・ジャラン・ジャパン」を通じて現地でリセールする流れとなります。協力会社は株式会社BP Labおよびブックオフコーポレーション株式会社です。

R-LOOP トライアルの実施概要
期間:2025年9月1日(月)~2026年2月28日(土)
展開店舗:銀座ロフト・渋谷ロフト
- 対象品目(衣料品)
- トップス、ボトムス、ユニフォーム、コート、ジャケットなど衣料品全般を対象。ただし肌着、布マスク、布団、スリッパ、水や油で濡れているものは対象外。
- 対象品目(雑貨)
- 靴、バッグ、ファッション雑貨、生活雑貨、スポーツ用品、ぬいぐるみ、おもちゃなど。電源コード付き家電やバッテリー内蔵のもの、刃物や火器類、飲食物、化粧品、液体物は対象外。
R-LOOPの詳細は公式サイト(https://www.rloop.jp/)で確認できます。

チェキフィルム回収およびその他の拡張プログラム
また、富士フイルムグループの取り組みの一環として、instaxチェキ使用済みフィルムの回収プログラムを2025年5月より順次拡大し、以下9店舗で展開しています:銀座ロフト、梅田ロフト、池袋ロフト、横浜ロフト、吉祥寺ロフト、千葉ロフト、仙台ロフト、京都ロフト、天神ロフト。対象はinstaxチェキ使用済みフィルムです。
文具メーカー・パイロットコーポレーションとの「はじめよう、ペンのリサイクル」は、2021年7月のトライアル以降規模を拡大し、2025年8月31日時点で105拠点に拡充されています。回収対象は使用済みペンやプラスチック製筆記具、修正テープ等で、累計回収量は5,556kg(2022年6月~2025年6月)です。

回収物の利活用、寄付・キャンペーン、協力体制の具体
回収されたプラスチック材はリサイクル素材として活用され、再生素材を5%配合した小サイズの買い物かごが製作されました。これらの買い物かごは2024年秋より銀座ロフトで運用が始まり、2025年5月からは梅田ロフトでも運用が行われています。回収資材が店舗内で再利用される具体例です。
テラサイクルポイント制度により、回収量に応じてポイントが蓄積され、慈善団体や学校への寄付へと転換可能です。ロフトは保有ポイントを認定NPO法人環境リレーションズ研究所を通じ、「プレゼントツリー」プロジェクトの一環である「東京(檜原村)に美しい里山を取り戻す森作り」へ、2025年6月に寄付を継続実施しています。

回収リサイクルプログラムキャンペーン2025
会期中に実施されるキャンペーンとして「3R推進月間」「リサイクルの日(10月20日)」に合わせ、参加者に対してロフトアプリのスコアが付与されます。期間は2025年10月18日(土)~10月26日(日)の9日間で、対象はロフト全店舗(MoMAデザインストア除く)です。
対象プログラムはコスメ容器・繊維製品・ペン類・スポンジ・R-LOOP雑貨・チェキの各回収プログラムで、参加者には300スコアが会期終了後に付与されます。登録は回収BOXのPOPに掲載されたQRコードからアンケートフォームにて行い、会期中1回までの付与となります。
その他パートナーの役割
主な協力企業と役割は以下の通りです。文具回収は株式会社パイロットコーポレーション、衣料の再資源化は株式会社BPLab(BIOLOGIC LOOP。繊維循環プラットフォーム)、雑貨の海外リユースはブックオフコーポレーション株式会社、回収運営とリサイクル技術支援はテラサイクルジャパン合同会社が担っています。
各パートナーはそれぞれのノウハウを活かして、回収から分別、再資源化、再商品化、寄付の実施までのプロセスを支えています。
取り組みの数値と主要プログラムのまとめ
本章では、本文中に記載した主な数値や実施期間、展開拠点などの要点を表形式で整理します。下表は今回公表された情報を分かりやすくまとめたものです。
項目 | 内容 |
---|---|
プレスリリース発表日 | 2025年9月1日 10:00 |
実施主体 | 株式会社ロフト(代表取締役社長:安藤公基) |
プロジェクト名 | LOFT GREEN PROJECT リサイクルプログラム2025(第6弾) |
会期(コスメ容器等) | 2025年9月1日~2026年8月31日 |
展開店舗(コスメ等) | ロフト全店:179店舗(2025年9月1日時点) |
賛同ブランド数 | 45ブランド(新規13ブランド含む) |
化粧品容器累計回収量 | 6,512kg(2021年10月~2025年7月末) |
2024年度回収量(11か月) | 2,322kg(2024年9月~2025年7月) |
R-LOOP トライアル期間 | 2025年9月1日~2026年2月28日(銀座ロフト・渋谷ロフト) |
チェキフィルム回収店舗 | 銀座、梅田、池袋、横浜、吉祥寺、千葉、仙台、京都、天神の9店舗(2025年5月より順次) |
はじめよう、ペンのリサイクル | 展開:105店舗(2025年8月31日時点)。累計回収量:5,556kg(2022年6月~2025年6月) |
BIOLOGIC LOOP(繊維回収)累計 | 累計回収量:7,387kg(2022年4月~2025年7月)。展開店舗:8店舗(銀座・渋谷・池袋・横浜・千葉・吉祥寺・梅田・京都) |
リサイクル素材の活用例 | 再生素材5%配合の小サイズ買い物かごを製作、銀座ロフト(2024年秋~)、梅田ロフト(2025年5月~)で運用 |
寄付の実施 | テラサイクルポイントを通じて認定NPO法人環境リレーションズ研究所の「プレゼントツリー」プロジェクトへ寄付(2025年6月実施) |
回収プログラムキャンペーン | 期間:2025年10月18日~10月26日。参加者に300スコア付与(ロフトアプリ) |
主な協力企業 | テラサイクルジャパン合同会社、株式会社BPLab、ブックオフコーポレーション株式会社、株式会社パイロットコーポレーション、富士フイルムグループ 等 |
関連URL | ロフト:https://www.loft.co.jp/ R-LOOP:https://www.rloop.jp/ |
以上の表は、今回発表されたリサイクルプログラムの主要点を整理したものです。回収対象、回収量、展開拠点、協働パートナー、実施期間などの情報を一目で確認できるようにまとめました。ロフトは店舗を拠点とした回収と、それを再資源化・寄付・再利用に結びつける取り組みを多面的に展開しています。
参考リンク: