僕が見たかった青空、豊洲PITで2周年公演 新曲3曲を初披露
ベストカレンダー編集部
2025年9月1日 06:34
アオゾラサマーフェス2025
開催日:8月31日

豊洲PITに刻まれた“僕青”の2周年──ライブの全貌と初披露楽曲
2025年8月31日、東京・豊洲PITで開催されたワンマンライブ「アオゾラサマーフェスティバル2025」は、デビュー2周年を迎えた僕が見たかった青空(以下、僕青)の節目を彩る公演となった。公演はABEMA PPVでの生配信も行われ、会場での観客数は2,300人を記録した。
本章では公演の冒頭から初披露曲までの流れを追い、当日の演出やメンバーの発言の要点を整理する。開演前にメンバー23人が円陣を組み、オープニング曲「好きになりなさい」で幕を開けた場内は、青のペンライトに包まれ、早い段階から高い熱量が生まれた。

オープニングから序盤の構成
オープニングでは、岩本理瑚のバク転や金澤亜美のセリフなど、見せ場を随所に散りばめた演出で観客の注意を引きつけた。序盤の流れとしては最新シングル曲「視線のラブレター」「虹を架けよう」、そして友情や感謝を歌った「マイフレンズ」が立て続けに披露され、曲ごとに異なる表情を見せる構成となっていた。
最初のMCでは西森杏弥が感謝と意気込みを語り、活動休止前の全員での最後のワンマンとなる木下藍も特別な想いを述べた。こうした言葉がライブ全体の温度を作り、観客とメンバーの心の距離を近づけた。

初披露3曲の詳細
この日のハイライトの一つは、6thシングル収録の新曲3曲が初披露されたことだ。それぞれにメインメンバーが設定され、振付や楽曲の雰囲気が明確に作られていた。
- 偶然ルーレット
- 早﨑すずきがメインを務める、夏の恋心を描くキュートな楽曲。タイトルに合わせてメンバーが輪になって回る振付が印象的で、軽快な演出が会場を盛り上げた。
- 残り時間
- 八木仁愛がメインを務める、ファンと一体となって盛り上がるタイプの楽曲。観客のコールや一体感を前提に作られた構成で、ライブ向きの盛り上がりを生んだ。
- あの頃のトライベッカ
- 杉浦英恋と八木仁愛によるWメイン。ギターを基調としたポップソングで、夢を追う頃の心情を紡ぐ歌詞と23人のダンスが物語性を強めた。
以上3曲はいずれも本日が初披露であり、会場の反応は新曲への期待感と歓迎で一貫していた。演出面でも3曲それぞれに異なる見せ場が設けられ、フロアの視線をコントロールしていた点が目立った。

ゲストとコラボレーションで広がった表現領域
「アオゾラサマーフェスティバル2025」では、音楽・ダンス・バラエティといった異なる領域のゲストが登場し、ステージの幅を広げた。本章では登場ゲストごとのコーナー内容と、それに伴う演出・パフォーマンスを詳述する。
ゲスト登場の演出には、会場のムードを変える狙いが明確にあり、各ゲストの持ち味が最大限に活かされたコラボレーションになっていた。

トンツカタン森本晋太郎による企画コーナー
最初に登場したゲストはお笑い芸人のトンツカタン森本晋太郎。TikTok配信番組『僕青青春学園!放課後は楽しまナイト!』での共演歴もある森本は、メンバーの“成長した点/成長していない点”を聞き出す「デビュー2年目の通信簿」を実施した。
MCを務めた須永心海は「ダジャレのセンス」が成長していない点として挙がり、塩釜菜那は「ウインクができるようになった」が成長した点として紹介された。最も“成長していない”と多数票を集めた早﨑には、キュン反省ゼリフを振られる演出があり、会場は笑顔に包まれた。

D.LEAGUE所属チームとginjiroとのダンス共演
プロダンスリーグ「D.LEAGUE」に所属するdip BATTLESとavex ROYALBRATSが登場し、これまでTikTokで築いてきた関係性を舞台上で本格的に展開した。出演メンバーと各チームのタッグは以下の通りである。
- 岩本理瑚、持永真奈、八木仁愛 × dip BATTLES:鋭いキレとスピード感を前面に出したダイナミックなパフォーマンス。
- 杉浦英恋、長谷川稀未、吉本此那 × avex ROYALBRATS:物語性と構成美を感じさせる、洗練された演出。
最後に登場したダンサーginjiroは、“日本一有名な背中”の異名を持つパフォーマーとしてSNSでも話題になっている人物で、この日は僕青の楽曲をメドレーで披露した。過去の共演を経て実現した舞台であり、観客の期待を裏切らない存在感を示した。

シャッフルユニットと後半の展開──一体感を生む演出と寸劇
本公演では毎年恒例のシャッフル企画が今年も実施され、今回は3rdシングル収録の青空組と雲組が“まるっと入れ替え”となった構成が組まれた。普段とは異なるフォーメーションで歌うことで、新たな表現を引き出す試みが行われた。
加えて、最年長と最年少による寸劇や、カバー曲の導入によって会場の感情を揺さぶる演出が連続した。以降ではユニット編成や後半セットの特徴を明示する。

シャッフルの編成と寸劇
今回のシャッフルは次の編成で実施された。雲組と青空組のメンバーを列挙することで、原曲編成との違いや新たな化学反応を把握できる。
- 雲組
- 青木宙帆、今井優希、岩本理瑚、木下藍、杉浦英恋、須永心海、萩原心花、長谷川稀未、宮腰友里亜、持永真奈、八重樫美伊咲、山口結杏(曲:スペアのない恋)
- 青空組
- 秋田莉杏、安納蒼衣、伊藤ゆず、金澤亜美、工藤唯愛、塩釜菜那、西森杏弥、早﨑すずき、八木仁愛、柳堀花怜、吉本此那(曲:涙を流そう)
また、伊藤ゆず(最年長)と八重樫美伊咲(最年少)による寸劇では、コミカルな掛け合いが場内を和ませ、そのまま楽曲「昇降口で会えたら」へと自然につなげられた。

後半の楽曲選定と会場の空気
ライブ後半では坂道AKBのカバー「誰のことを一番 愛してる?」が披露され、イントロの瞬間に会場が大きく沸いた。メンバー23人は揃った動きと鋭い眼差しでアンビバレントな世界観を表現し、ピリッとした緊張感が生まれた。
この緊張感を明るく変換したのが「青空ディスコティック」であり、その後の「空色の水しぶき」で本編は締めくくられた。楽曲のテンポや選曲によって、会場の感情は波のように上下し、観客と一体化した時間が組み立てられていた。

アンコールと発表事項、公式情報のまとめ
公演のクライマックスはアンコールでの合唱シーンとメンバーのスピーチ、そして今後のイベント発表で締められた。本章では、スピーチの要点、発表事項、見逃し配信および公式情報を整理する。
以下はアンコールの流れと、その場で発表された具体的な情報を列挙する。ファンにとって重要な日程情報やチケット情報を確実に伝えることを意識している。

リーダー塩釜菜那のスピーチと合唱
アンコールでリーダーの塩釜菜那はデビューからの2年間を振り返り、メンバーとファンへの感謝を丁寧に語った。スピーチでは「今日が23人でのワンマンライブが最後なんですよね」という事実に触れつつ、困難や喜びを共にした仲間への愛情を表現した。
スピーチの後、「青空について考える」の合唱バージョンが披露され、早﨑すずきのピアノ伴奏にあわせてメンバーと観客が一体となるシーンが生まれた。音が止まった後に会場とメンバーが共に歌う場面があり、多くの参加者の涙を誘った。

発表された今後の日程と見逃し配信
アンコール内で発表された主な今後の予定は以下の通りである。日程やチケット情報は具体的に示され、ファンが次の行動を取りやすい形で発表された。
- 『僕青祭2025』:日程 2025年10月18日(土)、会場 KT Zepp Yokohama。1部 開場14:00/開演15:00、2部 開場18:00/開演19:00。ファンクラブ1次先行受付:8月31日(日)19:30~9月7日(月)23:59(https://bokuao.com/news/detail/3789)。U-18学割チケットの販売が併せて発表された。
- 『僕が見たかった青空 2025年ラストライブ』:日程 2025年12月28日(日)、会場 TACHIKAWA STAGE GARDEN(https://www.t-sg.jp/access/)。詳細は後日発表。
- 見逃し配信:ABEMAの見逃し配信は2025年9月21日(日)23時59分まで視聴可能(https://abema.tv/live-event/e43f8481-4423-4f86-acea-fcd6c174323c)。
以上の発表は公演当日に明確に告知され、会場からの拍手や歓声が随所で起こった。特に年内最後のワンマンライブの発表は、今後の活動スケジュールを示す重要な情報となる。

公式情報とプロフィール
僕青のプロフィールや関連リンク、これまでの実績についても改めて整理する。本項は公演の前提知識として有用であり、メディアでの露出や受賞歴、セールス実績といった客観的な実績を列挙する。
- デビューとオーディション
- 2023年8月30日に23名でデビューシングル「青空について考える」でデビュー。オーディション応募総数は35,678名。
- 受賞歴
- 2023年『第65回輝く!日本レコード大賞』新人賞を受賞。
- 最新シングルの実績
- 2025年8月6日発売の6thシングル「視線のラブレター」は、Billboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で初週売上10万枚を突破し2位を獲得。Billboard Japan Hot 100では3位を記録。
公式の各種リンクは以下の通りである。詳細情報やファンクラブの案内、YouTubeやSNSでの映像・投稿はこれらを参照することで確認できる。
- Official HP:https://www.bokuao.com/
- Official Funclub:https://bokuao.com/feature/entry
- YouTube:https://www.youtube.com/@BOKUAO_official
- TikTok:https://www.tiktok.com/@bokuao_official
- Instagram:https://instagram.com/bokuao_official
- X(旧Twitter):https://twitter.com/BOKUAOofficial

公演の要点を表で整理する
以下に本記事で触れた公演情報、セットリスト、ゲスト、発表事項などを表形式で整理する。表は日時・会場・来場者数、初披露曲、コラボ相手、発表事項などをひと目で確認できるよう構成している。
項目 | 内容 |
---|---|
公演名 | アオゾラサマーフェスティバル2025 |
日程 | 2025年8月31日(日) |
会場 | 豊洲PIT(東京) |
来場者数 | 2,300人(会場)/ABEMA PPVで生配信 |
初披露楽曲 | 「偶然ルーレット」(早﨑すずきメイン)/「残り時間」(八木仁愛メイン)/「あの頃のトライベッカ」(杉浦英恋×八木仁愛 Wメイン) |
主なゲスト | トンツカタン森本晋太郎(企画コーナー)/dip BATTLES(D.LEAGUE)/avex ROYALBRATS(D.LEAGUE)/ginjiro(ダンサー) |
シャッフル編成 | 雲組(青木宙帆、今井優希、岩本理瑚、木下藍、杉浦英恋、須永心海、萩原心花、長谷川稀未、宮腰友里亜、持永真奈、八重樫美伊咲、山口結杏)/青空組(秋田莉杏、安納蒼衣、伊藤ゆず、金澤亜美、工藤唯愛、塩釜菜那、西森杏弥、早﨑すずき、八木仁愛、柳堀花怜、吉本此那) |
セットリスト(抜粋) |
|
当日発表事項 | 『僕青祭2025』:2025年10月18日(KT Zepp Yokohama)、FC1次先行受付 8/31 19:30~9/7 23:59(U-18学割チケットあり)/『僕が見たかった青空 2025年ラストライブ』:2025年12月28日(TACHIKAWA STAGE GARDEN) |
見逃し配信 | ABEMA 見逃し配信:~2025年9月21日(日)23:59(https://abema.tv/live-event/e43f8481-4423-4f86-acea-fcd6c174323c) |
公式リンク | 公式サイト/公式ファンクラブ/YouTube・TikTok・Instagram・X(リンクは本文参照) |
以上が「アオゾラサマーフェスティバル2025」の主な出来事と公演に関する整理である。公演は新曲の発表と初披露、複数の著名ゲストとのコラボレーション、そして今後を示す具体的な日程発表を通じて、僕青の活動の幅と深さを示す場となった。ファンとの合唱やメンバーの率直な言葉が印象に残る構成で、公演は23名の結束と多様な表現を両立させた内容で締めくくられた。
参考リンク: