「あそびのむし」第3弾、1月から全国120施設に無償配布

あそびのむし第3弾配布

開催期間:1月1日〜3月31日

あそびのむし第3弾配布
どの施設が応募できるの?
病院併設型保育や障害児支援施設など、難病や障害のある子どもと家族が利用する医療・福祉の現場が対象です。配布は全国120ヶ所で、詳細な応募要件や締切は公式サイトで確認してください。
配布はいつ届くの?研修や全国大会ってあるの?
おもちゃセットは2026年1月~3月にかけて順次配送予定。おもちゃコンサルタントによる研修が行われ、全国大会は2026年5月31日に開催予定。参加方法は配布先向け案内で案内されます。

難病や障害のある子どもと家族に届く「あそびのむし」第3弾の全容

認定NPO法人芸術と遊び創造協会(東京おもちゃ美術館、理事長・多田千尋)は、2025年8月31日付の発表で、難病児支援を目的としたおもちゃセットプロジェクト「あそびのむし」の第3弾を全国の医療・福祉施設120ヶ所に無償配布すると明らかにしました。発表日時は2025年8月31日 11時32分です。

この取り組みは日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)の助成を受けて実施されます。同協会はこれまでに、2020年度の第1弾で90ヶ所、2023年度の第2弾で150ヶ所、合計240ヶ所へ「あそびのむし」を配布してきました。第3弾は2025年度の取り組みとして追加の120ヶ所を対象とします。

難病児支援のおもちゃセット「あそびのむし」プロジェクト第3弾、全国120施設限定で無償配布 画像 2

プロジェクトの目的と背景

遊びは子どもたちの心の安定や発達を支える重要な要素です。とくに難病や障害のある子どもにとって、適切な遊びや遊具は治療やケアの補助となり、家族と共有する時間の質を高めます。

東京おもちゃ美術館は、優良なおもちゃをコミュニケーションツールとして活用する経験を持ち、病院併設型保育や障害児支援現場での実践を通じて、遊びの価値を伝えてきました。本プロジェクトはその実践を支援の現場に届けるために企画されています。

第3弾で届くセット内容と配送スケジュール

第3弾として配布される「あそびのむし」は、世界のおもちゃから厳選された40点が、おもちゃボックス2箱に分けて届けられる仕様です。子どもたちが手に取る瞬間の反応を重視して選定されたラインナップです。

配布は無償で、2026年1月から3月にかけて順次お届けされる予定です。対象とされる施設には、病院併設型保育や障害児支援施設など、難病児支援に取り組む国内の医療・福祉機関が含まれます。

おもちゃの構成と箱数

  • 総点数:40点(世界各地の選りすぐり)
  • 梱包:おもちゃボックス2箱に分割して配送
  • 配布数:全国120ヶ所(第3弾)
  • 配送期間:2026年1月〜2026年3月 順次配送

おもちゃの具体的なタイトル一覧はプレスリリース本文に個別には列挙されていませんが、同協会が運営するおもちゃコンサルタントの知見に基づく40点であることが明記されています。

このセットは単に玩具を届けるだけでなく、現場での活用が前提とされています。次節で研修やネットワークの内容を詳述します。

研修、ネットワーク構築、そして全国大会

本プロジェクトはおもちゃの配布にとどまらず、支援現場での活用を促進する仕組みが組み込まれています。おもちゃコンサルタントによる研修会が実施され、参加者はおもちゃの具体的な活用方法や障害児支援の場面での工夫を学べます。

また、「あそびのむしネットワーク」を通じて、同じ課題を抱える施設同士のつながりを形成し、支援の質を高めることが目指されています。こうした横の連携は、実践事例の共有や継続的な学びの場として機能します。

研修と全国大会の詳細

研修
おもちゃコンサルタントが主導する研修会で、届いたおもちゃの活用法や現場での工夫を具体的に学べます。研修の形式(対面・オンライン等)は各回の案内により決定されます。
あそびのむし全国大会
開催日:2026年5月31日(日)。仲間と学び語り合う場として設定されており、ネットワークの接続や実践報告、事例共有が行われる予定です。

研修参加や全国大会への参加は、配布を受けた施設にとって現場改善のための具体的な機会となることが想定されています。ネットワーク参加によって、地域差を超えた支援の広がりが期待されます。

配布対象、応募方法、協力団体の紹介

本プロジェクトの対象は、難病や障害のある子どもと家族が利用する医療・福祉の現場、具体的には病院併設型保育や障害児支援施設などです。配布数は全国で120ヶ所に限定されています。

無償配布への応募は案内に従って行う方式で、詳細な申請手続きや締切・選定基準についてはプロジェクトの案内ページで確認する必要があります。関連情報は下記の公式ウェブサイトで確認できます。

応募を検討する施設は、上記サイトで配布対象の詳細やスケジュール、必要書類等を確認することが推奨されます。配布数が限定されているため、要件と提出期限の把握が重要です。

協力する主な団体としては、助成を行う日本財団と、実施団体である認定NPO法人芸術と遊び創造協会(東京おもちゃ美術館)が明記されています。両者の役割は、それぞれ資金支援とおもちゃ選定・研修運営です。

要点の整理

以下の表は、本記事で触れた配布内容、スケジュール、参加方法、関係団体など主要事項を整理したものです。記事本文で示した情報を簡潔に確認できます。

項目 内容
プロジェクト名 難病児支援のおもちゃセット「あそびのむし」第3弾
発表日時 2025年8月31日 11時32分(認定NPO法人芸術と遊び創造協会 発表)
実施主体 認定NPO法人芸術と遊び創造協会(東京おもちゃ美術館、理事長 多田千尋)
助成 日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)
配布数(第3弾) 全国120ヶ所(無償配布)
過去の配布実績 第1弾(2020年度)90ヶ所、第2弾(2023年度)150ヶ所、合計240ヶ所
おもちゃの内容 世界のおもちゃ40点を厳選、おもちゃボックス2箱で配送
配送時期 2026年1月〜2026年3月(順次配送予定)
研修 おもちゃコンサルタントによる活用研修を実施
全国大会 あそびのむし全国大会:2026年5月31日(日)
応募・詳細 公式サイト:https://asobinomushi.net/

本記事は、発表されたプレスリリースの内容を網羅的に整理して伝えています。配布対象や応募方法、研修・全国大会の日程などを含めて、関係機関や施設が確認すべきポイントを表にまとめました。

参考リンク: