9月1日発売:自治体向けクラウド防災放送「クラウドキャスト」

クラウドキャスト発売開始

開催日:9月1日

クラウドキャスト発売開始
クラウドキャストって何ができるの?
クラウド型の同報防災放送システムで、パソコンやスマホから操作して屋外拡声器やメール、LINE、SNS等10種類以上へ一括配信。Jアラート連携やデュアルSIMなど通信冗長化、72時間停電対応のスピーカーを備えます。
導入すると自治体の防災体制はどう変わる?
職員1名で複数媒体へ同時配信でき即時性と省力化が進むほか、Jアラート自動連携や通信経路の冗長化で情報到達率が上がり、山間部でのTCO削減にも寄与します。

クラウド型同報系防災放送システム「クラウドキャスト」──発売開始の背景と日程

株式会社ミライエは、2025年9月1日より全国の自治体向けにクラウド型同報系防災放送システム「クラウドキャスト」の発売を開始します。プレスリリースは2025年8月30日15時40分に発表されており、同社は本製品を通じて自治体の防災情報伝達体制を強化する意図を示しています。

今回の発売は、従来の屋外拡声器中心の放送手段だけでなく、インターネットやスマートフォンと連携した多媒体配信を前提に設計されています。インターネットが利用可能な環境であれば、パソコンやスマートフォンからいつでもどこからでも放送操作が可能となる点が大きな特徴です。

株式会社ミライエ、自治体向けにクラウド型同報系防災放送システムを発売開始 画像 2

発表日と製品開始日

発表日時は2025年8月30日 15時40分、発売開始日は2025年9月1日です。発表は株式会社ミライエによる公式リリースとして公表されました。

同社は製品とともに全国での販売・施工パートナーの募集も合わせて行う予定で、導入支援や保守、設置工事のネットワーク拡充を目指しています。

配信機能の中核:多媒体への一括配信とJアラート連携

クラウドキャストの中核機能は、一度の操作で10種類以上の手段へ同時に情報配信できる点です。操作はパソコンおよびスマートフォンから行え、配信対象の選定や同報配信の実行が容易に行えます。

特に注目されるのは、Jアラートとの連携機能です。Jアラートからの情報を受けて、屋外拡声放送やメール、SNSなど多媒体へ自動的に連携することが可能で、突発的な災害時の迅速な情報伝達に寄与します。

対応配信手段の一覧

クラウドキャストがサポートする配信手段は以下の通りです。これらの手段を組み合わせることで、情報到達率を高める設計になっています。

  • 屋外拡声スピーカー(屋外放送装置)
  • メール配信
  • LINE配信
  • SNS(各種ソーシャルメディア)への投稿
  • 電話発信(自動音声)
  • テレホンガイダンス
  • FAX
  • ホームページ掲載(自治体サイトへの掲載)
  • その他、自治体の既存システムとの連携

上記の手段は一括操作で同時に配信でき、担当職員1名でも複数媒体への配信を完了できるよう設計されています。

ハードウェアと通信方式:耐障害性と柔軟なネットワーク対応

屋外放送装置はインターネット網対応で、光回線、携帯電話網、衛星インターネット回線など多様な通信手段を利用可能です。携帯電話網を利用する場合はデュアルSIM対応で、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのうち2キャリアのSIMを利用可能とされており、通信経路の冗長化が図られています。

スピーカーの合計出力は120W240Wの2タイプが用意されており、いずれも72時間の停電に対応する電源設計がなされています。停電下でも長時間の放送運用が可能な点は、災害時の実用性に直結します。

放送確認と特許技術

実際の放送が確実に行われたかどうかは、屋外放送装置に内蔵されたマイクで実際の放送音声を録音し解析することで自動検知します。この検知方式は特許技術として保護されており、特許第7660784号が公表されています。

制御部の写真や、光回線・携帯電話網・衛星インターネット回線での通信に関する説明は製品資料に含まれており、導入検討の際に技術仕様を確認できます。

運用構成、導入効果、および販売体制

クラウドキャストは自営無線(自治体や事業者が運用する専用無線)と組み合わせた構成が可能です。クラウド配信システムからの操作により、自営無線の屋外子局から拡声放送することができます。ただし、自営無線への配信には自営無線メーカーとの連携が必要となります。

この組み合わせにより、中継局や再送信子局を削減したネットワーク構成が可能となり、特に山間部などでの導入コスト(TCO: 総保有コスト)削減に有効となる設計が提示されています。

導入を想定した自治体ニーズ

プレスリリースでは、クラウドキャストが対応する典型的な自治体ニーズが列挙されています。以下はプレスリリースのまま列挙された要件です。

  1. 突発的な災害に備え、いつでもどこからでも同報放送を可能としたい(即時性)
  2. 一人の職員で、屋外拡声放送とメール、LINE、ホームページ掲載等を完了させたい(省力化)
  3. 複数の手段で一括配信し、より確実に情報を届けたい(確実性)
  4. 山間部を抱えているため、自営無線の場合は中継局や再送信子局が必要となるが、よりコストを抑えたい(TCO削減)
  5. 防災情報配信において、将来の技術進歩に柔軟に対応したい(拡張性)

これらのニーズに対して、クラウドキャストは即時配信・多媒体配信・通信経路冗長化・自営無線との組合せなどで応答する構成を提示しています。

販売・施工パートナー募集とサポート窓口

株式会社ミライエは全国の販売・施工パートナーを募集しています。導入支援、設置工事、保守サービスを担う事業者との連携を拡大し、自治体向け提供体制を強化する方針です。

問い合わせ窓口は以下の通りです。製品に関する詳細資料や画像ファイルのダウンロード提供も案内されています。

社名
株式会社ミライエ
所在地
東京都品川区東品川4丁目1-16
代表者
代表取締役社長 小幡 進
事業内容
防災関連クラウドシステムの開発・提供
電話番号
03-3472-3223
担当者
三橋(みつはし)
WEB
https://www.mir-ai.co.jp
メール
pr2508@mir-ai.co.jp

また、プレスリリースには「すべての画像」や「プレスリリース素材」のダウンロード可能な画像ファイルが含まれている旨が明記されています。商品サービスカテゴリや関連キーワード(防災、自治体、災害、情報配信、インターネット、携帯)も公表されています。

要点の整理

以下の表に、本プレスリリースで示された主要項目を整理しました。導入検討や関係部署への共有用に要点を一覧にしています。

項目 内容
製品名 クラウド型同報系防災放送システム「クラウドキャスト」
発表日時 2025年8月30日 15時40分(プレスリリース)
発売開始日 2025年9月1日
開発・提供会社 株式会社ミライエ(所在地:東京都品川区東品川4丁目1-16、代表:小幡 進)
配信手段 屋外拡声スピーカー、メール、LINE、SNS、電話発信、テレホンガイダンス、FAX、ホームページ掲載 等(10種類以上)
Jアラート連携 対応(Jアラート情報を屋外拡声放送や多媒体に自動連携)
通信方式 光回線、携帯電話網(デュアルSIM対応)、衛星インターネット回線
デュアルSIM対応 可能(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのうち2キャリアのSIM利用)
スピーカー出力 120W / 240W の2タイプ
停電対応 72時間対応
放送確認機能 内蔵マイクで放送を録音・解析し自動検知(特許第7660784号)
自営無線連携 可能(自営無線メーカーとの連携が必要)
導入対象 全国自治体(即時性、省力化、確実性、TCO削減、拡張性を重視する自治体)
販売・施工パートナー 全国で募集
問い合わせ 株式会社ミライエ/電話 03-3472-3223/担当 三橋/メール pr2508@mir-ai.co.jp/WEB https://www.mir-ai.co.jp

上表はプレスリリースの内容を整理したものであり、導入検討時は仕様書や技術資料を参照の上、株式会社ミライエへ直接問い合わせることが推奨されます。製品には制御部の写真やダウンロード可能な画像素材が添付されているため、設置場所や運用方法の検討に活用できます。