松坂大輔が札幌で野球教室開催 基礎と生きがい語る
ベストカレンダー編集部
2025年8月30日 18:44
松坂大輔野球教室
開催日:8月30日

松坂大輔氏が北海道で実施した野球教室の全体像
2025年8月30日、ソニー生命保険株式会社の主催により、元メジャーリーガー松坂大輔氏を特別講師とする野球教室が北海道札幌市のマルチドーム札幌で開催されました。本教室は「松坂大輔 Baseball Academy ~生きがいを、愛そう。~ presented by ソニー生命」という名称で、子どもたちの技術向上と精神面の育成を目標にしたプログラムです。
今年度は3会場での開催を予定しており、今回の札幌開催は第2回目です。会場では3チーム合同編成により30名の少年選手が参加し、当日は報道受付が8:30に開始、9:00から12:00までのプログラムが実施されました。
- 開催日時: 2025年8月30日(土)9:00~12:00(報道受付 8:30~)
- 開催場所: マルチドーム札幌(〒003-0876 北海道札幌市白石区東米里2077)
- 主催: ソニー生命保険株式会社
- 講師: 松坂大輔氏、協力: 石狩レッドフェニックス(北海道フロンティアリーグ所属)
- 参加チーム
- オール清田野球スポーツ少年団 / 厚別桜台パワーズ / 白菊ファイターズ(3チーム合同・少年軟式野球)
- 当日の主な内容
- 挨拶、キャッチボール、ピッチング、バッティング、トークショー、フォトセッション、囲み取材、お土産手渡し & サイン会

現場での技術指導と具体的なアドバイス
教室はまずキャッチボールから始まり、松坂氏自身が基本の投げ方やボールの受け方を丁寧に指導しました。子どもたちには軸足の使い方やバランスの取り方を強調し、投げ方の基礎を繰り返し確認する場面が見られました。
キャッチボールの指導では、松坂氏の声がけとともに参加者の緊張が解け、互いに声を出して励まし合う様子が印象的でした。松坂氏はグローブの芯で取ることの重要性を説き、実践を通じて動作の感覚を共有しました。

キャッチボールに込めた意図と具体的な指導
松坂氏は「上手く投げられなくてもいいから、最初は軸足でバランスよく立てることを意識しよう」と繰り返し指導しました。キャッチボールを単なるウォーミングアップと捉えず、変化球習得の基礎や左右への投げ分けといった実戦的意味を持つ練習として位置付けています。
参加者同士で「みんな芯で取るよー!」と声を合わせる場面があり、指導は技術面だけでなくチームワークや声出しの重要性にも焦点が当たっていました。

ピッチング指導の要点とデモンストレーション
ピッチングでは、石狩レッドフェニックスの土居選手、宮川選手が実演を行い、松坂氏とともに基本動作の説明を行いました。説明の中では「胸を見せない」「身体を開かない」「踏み出す足はお尻の横に目がついているイメージで」という具体的な身体意識が示されました。
さらに母指球への重心移動についても強調がなされ、「楽をしようとすると後ろ重心になりがちなので、母指球に力を入れる癖をつける」ことがピッチングやバッティングの安定に直結すると説明されました。

バッティング指導で示されたポイント
バッティングでは松坂氏がティーバッティングのデモンストレーションを行い、バットの握り方、スイングのタイミング、力の入れ方などを細かく解説しました。特にインパクトの瞬間を見ることの重要性を強調しました。
松坂氏は自身の高校時代のエピソードとして「甲子園でホームランを打った」経験を披露し、バッティングとピッチングの双方で培った感覚を子どもたちに伝える場面がありました。会場には笑いが起きる和やかな空気もありました。

トークショーでのQ&Aと松坂氏のメッセージ
技術指導の後には松坂氏によるトークショーが行われ、子どもたちや保護者からの質問に対して現役時代の練習法や苦手だった相手、野球に対する想いを率直に語りました。変化球の習得法については「全部キャッチボールで覚えた」と語り、まずはキャッチボールでコントロールを作る手順を詳述しました。
苦手な打者については、粘ってファウルで粘る中距離型の打者や細かく右方向に運ぶ打者が難しかったと述べ、外国人選手ではデレク・ジーターやマイケル・ヤングの名を挙げています。左打者は比較的得意だったが、右打者には最後まで苦労したと振り返りました。
- 変化球習得法: キャッチボールで感覚を掴み、ブルペンで実戦チェック
- 苦手な相手: 粘る中距離バッターや左右に打ち分ける選手
- 高校時代の一コマ: 横浜高校で甲子園の4番としてホームラン経験あり
クロージングでは松坂氏から「野球ができる環境は当たり前ではない。感謝の気持ちを忘れずに」というメッセージが参加者へ送られ、練習の意味を自分で見出すことや礼節の重要性が繰り返し説かれました。また新スローガン「生きがいを、愛そう。」にちなみ、松坂氏は自らの生きがいは「野球」であると即答しています。

主催・協力団体、登壇者情報と開催概要の整理
本イベントはソニー生命保険株式会社が主催し、札幌ライフプランナーセンターの支社長である宮西隆行氏が登壇して挨拶を行いました。宮西氏は昨年に続き札幌で開催できた意義を述べ、子どもたちの生きがいを支える日になるようサポートする旨を述べています。
教室の締めには札幌ライフプランナーセンター第1支社 支社長の西野圭氏が挨拶を行い、野球を通じた成長やプロセスの重要性、保護者視点での子どもたちの価値について述べました。両氏はライフプランナーとして地域の子どもたちを応援する意図を示しています。
- 松坂大輔 氏プロフィール
- 1980年9月13日生まれ、東京都出身。横浜高校で春夏連覇を果たし、プロでは西武ライオンズ、メジャーではボストン・レッドソックス、クリーブランド・インディアンス、ニューヨーク・メッツなどで活躍。2014年に福岡ソフトバンクホークス入団、以降中日、再び西武でプレーし、2021年に現役を引退。現在は野球解説者・評論家・スポーツキャスターとして活動。
- 協力独立リーグ
- 石狩レッドフェニックス: 2020年5月8日に設立。北海道石狩市を拠点とし、北海道フロンティアリーグに所属。地域活性化や若手人材の育成を掲げる。
項目 | 内容 |
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イベント名 | 松坂大輔 Baseball Academy ~生きがいを、愛そう。~ presented by ソニー生命 |
開催日時 | 2025年8月30日(土)9:00~12:00(報道受付 8:30~) |
開催場所 | マルチドーム札幌(〒003-0876 北海道札幌市白石区東米里2077) |
主催 | ソニー生命保険株式会社 |
講師 / 協力 | 講師: 松坂大輔、協力: 石狩レッドフェニックス(選手: 土居選手、宮川選手ほか) |
参加チーム | オール清田野球スポーツ少年団 / 厚別桜台パワーズ / 白菊ファイターズ(計30名、3チーム合同) |
当日の主な内容 | 挨拶、キャッチボール、ピッチング、バッティング、トークショー、フォトセッション、囲み取材、お土産手渡し & サイン会 |
ソニー生命 コメント | 札幌ライフプランナーセンター第2支社 支社長 宮西隆行、札幌ライフプランナーセンター第1支社 支社長 西野圭が登壇し、地域支援と子どもたちの成長支援への想いを表明 |
関連リンク | 公式: https://www.sonylife.co.jp/ 特設サイト: https://www.sonylife.co.jp/land/baseballacademy/ 関連ページ: https://www.sonylife.co.jp/land/baseballacademy_2025/ |
本記事では、2025年8月30日に開催された松坂大輔氏主導の野球教室の実施内容、参加者、講師陣の発言や技術指導の要点、主催者および協力団体の紹介を網羅的に整理しました。イベントは技術指導と精神面の育成を両輪として設計され、参加した少年選手たちにとって記憶に残る時間となったことが報告されています。
参考リンク: