蜷川実花×EiM『共鳴するアクアリウム』が神戸átoaで開幕

共鳴するアクアリウム展

開催期間:8月29日〜11月3日

共鳴するアクアリウム展
開催はいつどこでやってるの?
神戸・AQUARIUM×ART átoa(アトア)3階PLANETSで、蜷川実花 with EiMの展示が2025年8月29日〜11月3日に開催。中心に日本最大級の球体水槽“AQUA TERRA”が設置されます。
撮影やグッズってどうなってるの?
撮影は個人利用に限り可で、投稿はハッシュタグ「#共鳴するアクアリウム」を推奨。二次加工や商用利用、展示物への接触や迷惑行為は禁止。グッズは館内ミュージアムショップで販売(例:クリアファイル500円等)。

光と水が作る「共鳴」の時間 — 展示の趣旨と体験設計

神戸・AQUARIUM×ART átoa(以下アトア)館内3階の「PLANETS」にて、蜷川実花 with EiMによるインスタレーション展示「共鳴するアクアリウム」が、2025年8月29日(金)から11月3日(月・祝)まで開催されます。本展示は、光・音・水を用いた表現によって、鑑賞者が受動的に“見る”存在ではなく、空間と“響きあう”主体となることを意図しています。

作品は、鑑賞者がその場に居ること自体が空間の変化に影響を与え、反響として受け取るという体験設計が施されています。展示の核心は、「Better Co-Being」という概念を感覚として刻む」ことにあります。これは知識として理解するものではなく、光や音、水中の生命と共に過ごすことで体感する種類の表現です。

本日8月29日より開幕!「蜷川実花 with EiM 共鳴するアクアリウム」 画像 2

作品タイトルとコンセプトの言葉

展示タイトルは『共鳴するアクアリウム(RESONANT AQUARIUM)』。本作は「水に浮かぶいのち、光に揺れる記憶、響きあう存在たち」をテーマに据え、無数のクリスタルと球体水槽を介して多様な光が透過・反射し、空間全体を“いのちの呼吸”で満たすインスタレーションです。

鑑賞者は「見る者」から「響きあう者」へと移行することを促され、個人の存在が空間に与える影響と、その反響を通じて共鳴体験を得る構成になっています。

本日8月29日より開幕!「蜷川実花 with EiM 共鳴するアクアリウム」 画像 3

空間構成と制作の具体的詳細

展示ゾーンの中心には、日本最大級の球体水槽“AQUA TERRA”が据えられています。球体水槽と、それを取り巻くクリスタル群が光を透過・反射することで、観る角度や位置、時間帯によって変化する視覚体験が展開されます。

本作は、蜷川実花氏とクリエイティブチーム「EiM」(大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー・宮田裕章氏らで構成)が共同で手掛けたものです。同時期に開催される大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」ともテーマを共有し、屋内(アトア)と屋外(パビリオン)という異なる舞台で共鳴する関係性を意図した構成になっています。

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制作スケールと手作業の比重

クリスタルは約800本のワイヤーを使い配置され、それらのワイヤーに合計約37,000個のパーツが配されています。そのうち一部のパーツは蜷川実花氏自身が手作業で仕上げたもので、1本あたり4〜5個が配置されています。構想から製作、展示までに約6か月を要したとのことです。

比較として、シグネチャーパビリオンで展示されるワイヤーは約400本ですが、本展示ではその約2倍のスケールで展開されています。屋内の繊細さと屋外での大スケールが相互に響きあう設計がポイントです。

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観覧情報・撮影ルール・会場運営について

本展は読売新聞社を主催、AQUARIUM×ART átoaが共催として運営されます。会場はátoa館内3階のPLANETSで、会期は2025年8月29日(金)〜11月3日(月・祝)です。特設サイトはhttps://atoa-kobe.jp/ninagawamika/にて案内されています。

観覧にはアトア入場料が必要です。展示期間中は特定日料金が適用されるため、通常料金とは異なります。以下に料金体系を明記します。

対象 展示期間中(特定日料金) 通常料金
大人 2,800円 2,600円
中高生 2,400円 (通常料金は設定なしの旨)
小学生 1,600円 1,500円
幼児 600円 500円
3歳未満 無料

入場料に関しては、展示開催場所を含むすべてのゾーンを観覧可能です。詳細な日程やチケット購入方法は特設サイトにて確認することができます。

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撮影に関するガイドライン

本展は個人利用に限り撮影可能です。撮影の際は共通ハッシュタグ「#共鳴するアクアリウム」を付けての投稿が呼びかけられています。一方で以下の行為は禁止されています。

  • 撮影した展示品画像の二次加工や改変
  • 展示品や水槽を汚損する恐れのある接写等の行為
  • 他の鑑賞者の鑑賞を妨げる行為(迷惑行為)
  • 複製・配布および商用利用を目的とする撮影

また、撮影時に他の観覧者が写り込んだ場合は肖像権に配慮する必要があります。展示物・会場の保全と他者の鑑賞権を尊重した撮影が求められます。

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展示グッズのラインナップと購入案内

1階のミュージアムショップでは、アトア限定のスペシャルグッズを含む蜷川実花氏のオリジナル商品や新商品が多数販売されます。展示で感じた体験を日常に持ち帰れることを意図した品揃えです。

以下にグッズの内容、価格、サイズを具体的に整理します。価格は税込表記です。

MIKA NINAGAWA A4クリアファイル
価格:500円 サイズ:W22×H31cm メインビジュアルの透明感を活かしたクリアファイル。
MIKA NINAGAWA アクリルスライドミラー
価格:1,200円 サイズ:約7cm四方 スライド部分に透け感のあるメインビジュアル。ボールチェーン付き。
MIKA NINAGAWA PVCマルチケース
価格:1,400円 サイズ:約6.5×12cm 透明感のあるPVC素材のマルチケース。ボールチェーン付き。
MIKA NINAGAWA アートマグネット
価格:1,100円 サイズ:約4.7×4.7cm 美濃焼のアップサイクルタイルにメインビジュアルを落とし込んだ磁器製マグネット。
MIKA NINAGAWA Socks
価格:2,200円 サイズ:フリー メインビジュアルの色彩を落とし込んだソックス。
MIKA NINAGAWA ハンドタオル
価格:1,000円 サイズ:約30cm四方 フルカラープリントのハンドタオル。

これらのグッズはアトアのミュージアムショップでの販売となります。数には限りがある可能性がありますので、購入を希望する場合は早めの来訪やショップの案内を確認してください。

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展示のポイント整理とまとめ

本章では、記事中で触れた主要情報を表に整理して提示します。展示の基本情報、会期、会場、主催・共催、料金、撮影ルール、グッズ情報などを一覧化します。

項目 内容
企画展名 蜷川実花 with EiM 『共鳴するアクアリウム(RESONANT AQUARIUM)』
会期 2025年8月29日(金)〜 11月3日(月・祝)
会場 átoa館内3階 PLANETS(神戸市)
主催 読売新聞社
共催 AQUARIUM×ART átoa
主要展示要素 日本最大級の球体水槽“AQUA TERRA”、約800本のワイヤー、約37,000個のパーツ(手作業のパーツ含む)
料金(展示期間中) 大人2,800円/中高生2,400円/小学生1,600円/幼児600円/3歳未満無料
通常料金 大人2,600円/小学生1,500円/幼児500円/3歳未満無料
撮影 個人利用に限り可。ハッシュタグ:#共鳴するアクアリウム。二次加工・商用利用・展示品損傷となる行為は禁止。
グッズ主な例 A4クリアファイル(500円)、アクリルスライドミラー(1,200円)、PVCマルチケース(1,400円)、アートマグネット(1,100円)、Socks(2,200円)、ハンドタオル(1,000円)
特設サイト https://atoa-kobe.jp/ninagawamika/

展示は、屋内のアトアと屋外の大阪・関西万博パビリオンという二つの舞台で〈光〉と〈共鳴〉を共通テーマに据えた連動性を持たせています。制作には大規模な手作業が関わっており、視覚的な美しさだけでなく、鑑賞者が空間と響きあうことを中心に据えた作品構成である点が本展の特徴です。詳細は特設サイトを参照してください。