9/3開幕 大阪万博で九州7県が合同出展
ベストカレンダー編集部
2025年8月29日 18:56
九州の宝を世界へ
開催期間:9月3日〜9月5日

九州7県が一体となって発信する「九州の宝を世界へ」:開催の基本情報と目的
本件は熊本県発のプレスリリースとして、2025年8月29日16時20分に公表されたもので、九州7県(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)が合同で、大阪・関西万博の会場内にあるEXPOメッセ「WASSE」に出展する取り組みを伝えるものです。出展名称は「九州の宝を世界へ ~Treasure Island・KYUSHU~」とし、期間中に観光、物産、自然、文化といった九州の多面的な魅力を国内外に向けて発信することを目的としています。
開催期間は令和7年(2025年)9月3日(水)から9月5日(金)までの3日間で、会場は大阪・夢洲にあるEXPOメッセ「WASSE」です。九州7県が合同で出展することで発信力を高め、誘客や交流人口の拡大、地域物産の振興につなげることが狙いとして明示されています。また、9月3日11:15からは九州7県知事によるオープニングセレモニーが開催されます。
- 主催・発表元
- 熊本県(九州7県合同)
- 開催期間
- 令和7年9月3日(水)~9月5日(金) 10:00~20:00
- オープニングセレモニー
- 9月3日(水) 11:15(九州7県知事による開催)
- 会場
- EXPOメッセ「WASSE」(大阪・関西万博会場・大阪・夢洲内)

会場で味わう「九州宝弁当」と多彩なステージプログラム
会場内には各県のPRブースに加え、九州各地の食材を使った「九州宝弁当」をはじめ、地酒や焼酎、クラフトビール、ご当地サイダーなどを取りそろえた「九州の食」コーナーが常設されます。九州の食文化を通じて、来場者が地域ごとの特色を比較・体験できる構成です。
また、子どもから大人まで楽しめる「九州7県合同ステージ」では、ダンスや神楽、伝統芸能、書道パフォーマンス、長崎の伝統芸能である変面ショーなど、ライブ感のあるコンテンツが披露される予定です。ステージのプログラムでは地域の伝統や現代文化が融合した演目が並び、会場全体のにぎわいをつくります。
都道府県 | 弁当の主な内容 |
---|---|
福岡県 | のとよみつひめ、巨峰、シャインマスカットの盛り合わせ |
佐賀県 | のさがびよりと佐賀海苔 |
長崎県 | 煮穴子 |
熊本県 | あか牛トマト煮込み |
大分県 | しいたけステーキ、はもフライ、鶏めし(※日替わりで1品提供予定) |
宮崎県 | 餃子 |
鹿児島県 | ローストビーフ |
ドリンクは各県ごとの焼酎や日本酒、クラフトビール、ご当地サイダーなどが用意され、試飲・試食を通じて食文化の多様性を体感できる構成です。提供形態はブースやカウンター形式を中心に想定されています。
ステージでは、九州各地に受け継がれている伝統芸能に加え、変面ショーや書道パフォーマンスなど、視覚的な見どころが多く含まれます。来場者がブースやステージを巡ることで九州に関する理解を深める設計です。

各県ブースの見どころと体験プログラム
ここでは出展する7県それぞれのブース内容を紹介します。各ブースはテーマ性を持ち、試飲試食、展示、体験といった多様な形で県の魅力を伝える構成です。
各ブースには観光情報や伝統工芸の展示に加え、地域固有の食材や体験型コンテンツが用意され、訪問者が複数の角度から各県を理解できるようになっています。以下に都道府県ごとの主な内容を列記します。

福岡県:極上の福岡を召し上がれ
福岡県ブースは「食の王国 福岡」をテーマに、屋台をモチーフにしたカウンター設置と福岡県産の季節の花々で空間演出を行います。博多和牛、天然マダイ、八女茶、県産酒など、福岡の代表的な食材を中心に味わえる構成です。
試飲・試食の提供が行われるほか、県内観光地や伝統工芸の紹介も一体となっており、来場者が福岡の食や文化に触れられる場となります。

佐賀県:鍋島焼と佐賀酒の展示・体験
佐賀県ブースでは、伊万里市大川内山の鍋島焼の「献上の歩み展」を実施します。鍋島焼は開窯350年を迎え、これまでの献上品のうち10数点を一堂に展示します。
また、コンセプトバー「SAKURA CHILL BAR」を設け、佐賀酒を大量の花びらに埋もれるようなイメージで楽しむ演出や、鍋島焼での佐賀酒コースも提供されます。伝統工芸と酒文化を掛け合わせた体験が中心です。

長崎県:美食と絶景を伝える展示
長崎県ブースは「美食と絶景の街、長崎」を軸に構成されます。豊かな海と自然に育まれた食材を中心に、長崎ならではの美食を訴求します。
ブースでは長崎グルメの試食・試飲が用意され、観光資源としての絶景や地域文化の紹介も行われます。食と景観を両輪にした展示内容です。

熊本県:“千年の草原”阿蘇の自然とVR体験
熊本県ブースは「“千年の草原”を未来へつなぐ」をテーマとし、阿蘇の雄大な草原の景観や、それを守るための取り組みを紹介します。草原維持のために行われる野焼きの炎をダイナミックなVR映像で再現するなど、臨場感ある展示が目立ちます。
合わせて阿蘇の食の紹介や、くまモングッズが当たる抽選会も予定されており、熊本の自然と食文化を総合的に伝える内容です。

大分県:ONSEN WORLD おおいたのメタバースと体験
大分県ブースは「ONSEN WORLD おおいた」をテーマに、別府の街並みを再現したメタバース体験や別府竹細工の制作体験を用意しています。ハーモニーランドや進撃の日田ブースなど、多様な企画が並びます。
また、ハローキティが登場する可能性があるなど、キャラクターを活用した演出もあり、観光地の魅力をデジタルとリアル双方で体感できる設計です。

宮崎県:日本のひなた宮崎の文化と自然
宮崎県ブースは「未来へつなぐひなたのチカラ-日本のひなた宮崎県-」を掲げ、温暖な気候や豊かな食材、記紀神話に彩られた文化・風土を紹介します。観光資源や食の魅力を通じて、宮崎の持つ多面的な価値を伝える内容です。
ブース内の展示は文化的・歴史的要素と現代の観光資源を結びつける構成となっており、宮崎の地域性を広く紹介します。

鹿児島県:南の宝箱としての自然・文化・食
鹿児島県ブースは「南の宝箱 鹿児島」をテーマに、屋久島や奄美大島、徳之島といった世界自然遺産地域や、明治日本の産業革命遺産などの歴史・文化を紹介します。大島紬の着付け体験や茶ぶし作り体験など、手に触れて学べる要素が含まれます。
また、黒牛・黒豚・黒酢といった「黒」にまつわる食文化の試食や、焼酎・お茶の試飲も行われ、鹿児島の多様な魅力を体験型で伝える構成です。

周遊企画と来場者向けの配布物、運営上の注意点
会期中は九州7県のブースを巡る周遊企画が実施され、条件を満たした来場者には先着で九州が誇る「マルタイ棒ラーメン(ご当地シリーズ)」がプレゼントされます。どの県のブースからでもスタート可能で、インフォメーションコーナーでの引換えが行われます。
配布に関する留意事項は次のとおりです。各日300名までの配布、無くなり次第終了、インフォメーションでの引換えが必要、という点が明記されています。来場を計画する際には配布数の上限や引換え手続きに注意が必要です。
- 周遊企画の開始地点は任意(どの県からでも可)。
- インフォメーションコーナーでの引換えが必要。
- 配布数は各日300名まで。無くなり次第終了。
また、会場は万博開催地・大阪・夢洲内のEXPOメッセ「WASSE」であるため、万博全体の入場条件や動線、セキュリティ等に準じた運営が想定されます。来場者は会場案内や案内表示に従って移動する必要があります。

出展情報の要点まとめ
以下の表は本出展に関する主要な情報を整理したものです。開催日程、会場、主な提供物やプログラム、周遊企画の条件などを一覧化しています。
項目 | 内容 |
---|---|
出展名称 | 九州の宝を世界へ ~Treasure Island・KYUSHU~ |
発表元・発表日 | 熊本県(九州7県合同)、2025年8月29日 16:20 |
開催期間・時間 | 令和7年9月3日(水)~9月5日(金)、10:00~20:00 |
オープニング | 9月3日(水) 11:15(九州7県知事によるセレモニー) |
会場 | EXPOメッセ「WASSE」(大阪・関西万博会場・大阪・夢洲内) |
主な出展内容 | 各県PRブース、九州宝弁当(万博限定)、九州の食(地酒・焼酎・クラフトビール等)、合同ステージ(伝統芸能、変面ショー、書道パフォーマンス等) |
周遊企画 | 九州7県ブースを巡ることで先着で「マルタイ棒ラーメン」をプレゼント。引換えはインフォメーションコーナー、各日300名まで、無くなり次第終了。どの県からでもスタート可。 |
特設サイト | https://treasure-island-kyushu.com/ |
本稿ではプレスリリースに記載された全ての情報を盛り込み、開催の基本情報、食とステージの構成、各県ブースの見どころ、周遊企画の条件までを整理して紹介しました。出展の目的は九州全体の魅力発信と誘客・物産振興にあり、会期中は多彩な食文化・伝統芸能・体験コンテンツを通じて九州の多面的な魅力が伝えられる構成になっています。