9月1日開始 チェックリスト継続へ支援募る

チェックリスト継続CF

開催期間:9月1日〜10月31日

チェックリスト継続CF
このチェックリストって具体的に何ができるの?
保護者が簡単な質問に答えるだけで、子どもの心身の状態を整理し「休ませてもよいか」を客観的に判断するためのオンラインツールです。精神科医監修で自殺リスクや体調悪化の早期発見も目指します。
クラウドファンディングはいつからで何に使うの?
期間は2025年9月1日〜10月31日。目標180万円で、主にサーバー運営費2年分(160万円)と利用増加に備える予備費(20万円)に充て、無料提供の継続を目指します。

10万人が利用した判断ツールが示した効果と背景

2025年8月29日14時20分、株式会社キズキが発表したプレスリリースによれば、オンライン判断ツール「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、2023年のリリースから2年間で約10万人の保護者に利用されました。提供開始以降、保護者が「子どもが学校に行きたくない」と訴えた際に休ませるべきかどうかを整理する目的で用いられ、実際の利用者アンケートでは高い効果が示されています。

同リリースは、本チェックリストが保護者と子どもの安心に関わる重要な役割を果たしているという認識を示しており、無料提供を継続するための資金調達として新たなクラウドファンディングの開始を告知しています。以下では、アンケート結果や社会的背景、運営継続に向けた具体的な取り組みまでを整理して伝えます。

10万人の学校に行きたくない子どもの命を守った「学校休んだほうがいいよチェックリスト」ーー運営継続に向けたクラウドファンディングが始動! 画像 2

利用者アンケートから見えた具体的な効果

利用者を対象に実施されたアンケート結果では、チェックリストに従って子どもを休ませた場合に体調や気持ちの面でポジティブな変化が見られた割合が高いことが示されています。具体的には「子どもの体調不良が改善した」と回答した割合が65.1%、および「『死にたい』『消えたい』などの発言が減った」と回答した割合が82.8%でした。

これらの数値は、無理な登校を続けることで生じる心身の負担や、自殺リスクの増加を未然に防ぐための判断支援ツールとしての有用性を示しています。こうした効果は、保護者の不安を整理し、子どもが安心して休む選択を行うための判断材料となる点で意義があります。

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増加する不登校の現状と資金ニーズ

文部科学省の調査(令和5年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」)によれば、2023年度の不登校児童生徒数は34万人と過去最多を記録しました。加えて、不登校によって5人に1人の保護者が離職している実態や、不登校の子どものうち9人に1人が精神科を受診している状況も報告されています。

このような社会的背景の下で、チェックリストの需要は想定を上回る速度で増加しており、無料提供を継続するための運営資金が必要とされています。2023年9月に実施された前回のクラウドファンディングによる支援金は、運営資金として2025年8月までの予算に充てられていましたが、その期限が目前に迫っているため、新たな資金調達が課題となっています。

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クラウドファンディングの目的と目標金額

今回開始されたクラウドファンディングの実施期間は2025年9月1日(月)〜10月31日(金)で、目標金額は180万円に設定されています。用途の内訳はサーバー運営費2年分として160万円、想定外の参加者増による資金不足分の補填として20万円が予定されています。

クラウドファンディングのページは以下で参照できます:
https://camp-fire.jp/projects/876636/view

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クラウドファンディングに連動するオンラインイベントの詳細

クラウドファンディング期間中、無料のYouTube Liveを用いたオンラインイベントが複数実施されます。各回とも不登校支援のプロと精神科医が登壇し、保護者が行うべきアプローチや具体的な支援のヒントが提供される予定です。視聴は無料ですが、事前の案内ページや配信ページで詳細を確認することが推奨されます。

以下は告知された3つのイベントの詳細です。すべてYouTube Liveで配信されます。

  • 【精神科医×不登校支援のプロ】夏休み明け不登校のお悩み解決SP

    ゲスト:さわ先生

    登壇者:石井しこう(不登校ジャーナリスト)、中里祐次、伊藤真依

    日時:2025年9月9日(火)19:00〜

    視聴URL:https://www.youtube.com/live/wpHoeb19uFE

  • 【不登校のプロ×精神科医】不登校の心の不調、お悩み解決スペシャル

    ゲスト:益田裕介先生

    登壇者:石井しこう、中里祐次、伊藤真依

    日時:2025年9月26日(金)19:30〜

    視聴URL:https://www.youtube.com/live/bqY8pSPVFRw

  • 【不登校のプロ×精神科医】不登校の3大悩み解決スペシャル

    ゲスト:松本俊彦先生

    登壇者:石井しこう、中里祐次、伊藤真依

    日時:2025年10月9日(木)19:00〜

    視聴URL:https://youtube.com/live/a8V-_Spcdeo

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その他イベントの予定と案内

上記3回のほかにも、無料のオンラインイベントが予定されており、詳細は今後順次公開される予定です。案内が公開された場合は、チェックリストの公式案内ページや運営団体のウェブサイト、クラウドファンディングページでの告知が行われます。

クラウドファンディングページのURLは再掲されており、支援の意思やイベントの視聴方法についてはこちらを参照することが案内されています:
https://camp-fire.jp/projects/876636/view

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チェックリストの内容・監修と運営体制

「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、保護者が簡単な質問に答えることで子どもの心身状態を整理し、休ませるべきかどうかを客観的に判断するためのオンラインツールです。目的は、無理に登校を続けた結果生じる心身の不調や自殺リスクを防ぐことにあります。

チェックリストの詳細ページは以下で参照できます:
https://branchkids.jp/lp/oyasumi-checklist

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監修と運営団体の役割

監修は国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所の松本俊彦医師が担当しています。松本医師は1993年佐賀医科大学卒業後、各種精神科医療機関や研究所での経験を経て、2015年より現職。自傷や自殺予防に関する著作も複数あり、チェックリストの医学的な妥当性を支えています。

運営は3つの団体による共同体制で行われています。以下に各団体の概要を整理します。

石井しこう

不登校ジャーナリスト。1982年東京生まれ。中学2年生から不登校を経験し、その後フリースクールを経て取材・講演・イベント運営などで活動。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』などがある。

不登校当事者としての経験と取材に基づく知見を提供し、チェックリストの社会的な発信と利用促進に関与しています。

Branch(株式会社WOODY)

小学生から高校生までを対象にした居場所づくりを行う団体で、オンラインコミュニティ「Branch home+」やフリースクール「Branch room」(東京代官山)を運営。ビジョンは「好きで自信をつくり、好きで社会とつながる」。

Branchのウェブサイト:https://branchkids.jp/

キズキ共育塾(株式会社キズキ)

個別学習指導塾として不登校や中退、学習不安などに対応。2025年8月時点で全国17校舎を運営し、オンライン授業は全国対応。チェックリストの技術的運用や広報面での協力を担っています。

キズキ共育塾サイト:https://kizuki.or.jp/、株式会社キズキ公式:https://kizuki-corp.com/

監修者プロフィール(松本俊彦 医師)

松本俊彦医師は精神科領域での長年の臨床・研究経験を有しており、国立精神・神経医療研究センターにおいて自殺予防や薬物依存症の分野で要職を務めています。主要著作には『自分を傷つけずにはいられない~自傷から回復するためのヒント』(講談社, 2015)などがあります。

監修者が関与することで、チェックリストの評価項目の妥当性や安全性に専門的な裏付けがあることが示されています。

要点の整理(本文で触れた事項の一覧)

以下の表は、本記事で触れた主要な事実とスケジュール、金額、リンクなどを整理したものです。支援や視聴を検討する際の参照として活用できます。

項目 内容
発表元/日付 株式会社キズキ/2025年8月29日 14:20
ツール名 学校休んだほうがいいよチェックリスト
リリース時期と利用者数 2023年リリース、約10万人利用(2年間)
利用者アンケート結果 体調不良の改善:65.1%、「死にたい」発言の減少:82.8%
社会的背景 2023年度不登校児童生徒数:34万人(文部科学省調査)/不登校で5人に1人が保護者離職、9人に1人が精神科受診
クラウドファンディング期間 2025年9月1日〜2025年10月31日
目標金額と内訳 目標:180万円(サーバー運営費2年分160万円、想定外増加分20万円)
クラウドファンディングURL https://camp-fire.jp/projects/876636/view
チェックリスト詳細URL https://branchkids.jp/lp/oyasumi-checklist
イベント(主な3回) 9/9 19:00(ゲスト:さわ先生)
9/26 19:30(ゲスト:益田裕介先生)
10/9 19:00(ゲスト:松本俊彦先生)
イベント視聴リンク(各回) https://www.youtube.com/live/wpHoeb19uFE
https://www.youtube.com/live/bqY8pSPVFRw
https://youtube.com/live/a8V-_Spcdeo
監修 松本俊彦 医師(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
運営団体 石井しこう(不登校ジャーナリスト)、Branch(株式会社WOODY)、キズキ共育塾(株式会社キズキ)

以上が発表された情報の要旨と具体的な数字、スケジュール、関係者の一覧です。チェックリストは保護者が子どもの状態を整理するための判断補助ツールとして位置付けられており、運営継続のための資金調達と情報提供が進められています。支援や視聴を検討する際は、上記のクラウドファンディングページおよび各イベントの配信ページを確認してください。

参考リンク: