GENDA、Findy Team+ Award 2025で組織賞を受賞
ベストカレンダー編集部
2025年8月29日 16:59
Findy Team+受賞
開催日:8月29日

受賞の概要と発表の背景
株式会社GENDAは、2025年8月29日12時07分に発表したリリースにおいて、エンジニア向けプラットフォームを提供するファインディ株式会社が運営する「Findy Team+」の評価制度において、「Findy Team+ Award 2025」のOrganization Award / Medium Divisionに選出されたことを公表しました。発表文は株式会社GENDA(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:片岡 尚)名義で出されています。
今回の受賞は、GENDAがグループ企業の複数プロダクト開発を横断的に支援し、Findy Team+を導入・活用して開発生産性の改善と観測・対話のサイクルを定着させた点が評価されたものです。以下で受賞に至った取り組みや効果、組織体制、Findy Team+ Awardの制度概要、会社概要までを漏れなく整理して解説します。
発表日時と公式情報の所在
リリースは2025年8月29日12時07分に出され、GENDAの公式サイトやIRページに情報が掲載されています。発表文中にはFindy Team+および表彰ページ、関連ブログ等の外部リンクも併記されています(後段にURLを明示)。
発表内の情報は代表コメントや具体的な導入効果、テックチームの組織構成など、定量的・定性的なデータが含まれており、社内での継続的な効果測定と改善サイクルの成果が示されています。
受賞をもたらした具体的な導入効果
GENDAがFindy Team+を導入した際の進め方としては、まず「GiGOアプリ」における検証導入から始め、その後、その他主要プロダクトへと展開していった点が示されています。導入効果は複数の指標で報告されています。
執行役員 CTO 梶原大輔のコメントでは、導入後の変化が具体的数値で示されています。ここでは代表コメントの要旨と具体的な成果を原文に沿って記載します。
受賞における代表コメント(執行役員 CTO 梶原大輔)
GENDAはグループ企業が展開する複数のプロダクト開発を手掛けており、Findy Team+の導入においても、まず「GiGOアプリ」における検証導入から始め、現在ではその他主要プロダクトにも拡がっています。その効果として、検証導入を行なったプロダクトでは導入後にサイクルタイムが過去最高水準の速さに到達し、Pull Request数も過去の2倍に増加しました。また、開発スピードと開発体験の両面においても大きな変化が生まれています。さらに、他の主要プロダクトへの展開後もサイクルタイム平均値やデプロイ数の改善が見られ、スコア改善をきっかけにスコアの観測と対話のサイクルが定着しています。これらはエンジニア全員で達成した成果ですが、その背景には開発生産性向上を目指して定量的及び定性的に開発チームの変化を追っているEMやリード陣の努力があってこそなし得た成果だと言えます。当社は生成AIツールの導入も積極的に進めており、その効果測定にもFindy Team+を活用しています。今後も、生成AIツールを始めとした技術トレンドを積極的に採用し、開発生産性向上の実現、最終的にはより良いプロダクトをより早く皆様にご提供できるよう引き続き邁進してまいります。
このコメントから読み取れるキーポイントは次のとおりです。
- 導入プロセス:検証をGiGOアプリから開始し、逐次他プロダクトへ展開
- 主要成果:サイクルタイムが過去最高水準、Pull Request数が2倍に増加
- 継続的改善:スコア観測と対話のサイクルが定着
- 生成AIツール:導入とFindy Team+による効果測定の併用
導入効果を支えた組織的取り組み
GENDAでは、開発生産性向上のためにEM(Engineering Manager)やリード層が定量的・定性的にチームの変化を追跡し、改善施策を実行してきたことが、効果の定着要因として強調されています。
こうした組織的な取り組みにより、導入効果は単発の改善に留まらず観測→対話→改善という循環に組み込まれ、複数プロダクト横断での改善効果が見られる点が評価に結び付いたことが示されています。
GENDAのテックチームと事業横断のDX施策
リリースには、GENDAのテックチーム構成と主な施策の詳細が記載されています。テックチームはアプリ開発にとどまらず組織運営強化や生産性向上、顧客体験の最大化を目的としたDXを推進しています。
特に業務効率化に関する具体的な成果が示されており、アミューズメント施設の店舗オペレーションでの日常業務のシステム化により、月間4,000時間の作業削減を達成した旨が明記されています(※1)。加えて、共通基盤やAIエージェントの独自開発にも取り組んでいます。
チーム体制と実績
2025年7月時点での組織数値が開示されています。テックチームは総勢91名で、そのうちエンジニアが59名を占め、これはGENDA本社の従業員全体の57%に相当すると報告されています。拠点は主に日本国内と米国にあり、複数の事業からCTOを輩出するなど技術リーダーシップ面での役割も果たしています。
また、事業横断での共通基盤「GENDA ID」は200万アカウントを突破しており、プラットフォーム整備が進んでいる点が示されています。
DX施策と業務効率化の具体例
業務効率化の取り組みは以下の要点で整理できます。
- 店舗オペレーションのシステム化
- 売上入力や景品計画など、日常業務をシステム化することで月間4,000時間の作業削減を達成(※1)。
- 独自AIエージェントの活用
- 業務効率化のための独自開発を実施し、定型業務の軽減を図る取り組みを進めている。
- 共通基盤(GENDA ID)
- 事業横断で利用可能な認証・アカウント基盤「GENDA ID」は200万アカウントを突破し、横断的なサービス提供を支えている。
これらの取り組みは、Findy Team+導入による開発生産性改善と並行して実行され、組織全体での価値創出に寄与しています。
Findy Team+ Award 2025の仕組みとGENDAが示した評価指標
Findy Team+ Award 2025は、Findy Team+を利用する約500社の中から、開発生産性スコアや多様な観点で優れた企業を表彰する制度です。表彰ページや公式サイト、関連ブログで詳細が公開されています。
表彰における評価は主に「開発生産性スコア」を中心としており、スコア上位の企業や組織運営・改善の取り組みが評価対象となります。GENDAはMedium DivisionでのOrganization Awardを受賞しました。
参照リンク
リリースで明示された関連リンクは以下の通りです。詳細な表彰基準や受賞一覧は表彰ページで確認できます。
- Findy Team+ Award 2025 表彰ページ:https://award.findy-team.io/2025
- Findy Team+ 公式サイト:https://findy-team.io/
- Findy Team+ Lab(ブログ):https://blog.findy-team.io/
GENDAの企業概要と事業展開、今回の受賞が示す意味
GENDAはAspirationとして「世界中の人々の人生をより楽しく」を掲げ、アミューズメントを中心にカラオケ、ツーリズム、キャラクター・マーチャンダイジング、フード&ビバレッジ、コンテンツ&プロモーション等の幅広い事業を展開するエンターテイメント企業です。国内外で店舗やロケーションを多数運営しています。
同社の事業展開と数値は以下のとおりです。これらはリリースに記載された具体的数値をそのまま含みます。
- 運営店舗:約1,000店舗(GiGO等のアミューズメント施設とカラオケチェーン「カラオケBanBan」を合わせた数)
- ミニロケ:約14,000箇所(主に30台以下のゲーム機を設置するゲームコーナー)
- 事業展開地域:日本、米国、中国大陸、香港、台湾、英国、ベトナム、オランダ、カナダ
- 会社設立:2018年5月
- 所在地:東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング 6F
- 代表者:代表取締役社長CEO 片岡 尚
- Webサイト:https://genda.jp
- IRページ:https://genda.jp/ir
今回のFindy Team+ Award受賞は、同社テックチームによる組織的な改善施策とプラットフォーム導入による定量的な成果が外部にも評価された事例といえます。導入効果は単なるメトリクス改善に留まらず、観測と対話のサイクル定着、生成AIを含む最新技術の効果測定への応用といった運用レイヤーでの成熟も示しています。
要点の整理(表)
以下にこの記事で取り上げた主な事項を項目別に整理した表を示します。表は受賞情報、導入効果、組織構成、事業指標、参照リンクを含みます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日時 | 2025年8月29日 12時07分 |
受賞 | Findy Team+ Award 2025:Organization Award / Medium Division |
受賞理由(要旨) | Findy Team+導入による開発生産性の向上、サイクルタイム短縮、Pull Request数の増加、スコア観測と対話のサイクル定着 |
導入初期プロダクト | GiGOアプリから検証導入、その後主要プロダクトへ展開 |
代表コメント(執行役員 CTO) | 検証導入でサイクルタイムが過去最高水準に到達、PR数が2倍、生成AIツールの導入効果もFindy Team+で測定中(梶原大輔) |
テックチーム構成(2025年7月時点) | 総勢91名(うちエンジニア59名)。本社従業員の57%を占める |
共通基盤 | GENDA ID:200万アカウント突破 |
業務効率化実績 | 店舗オペレーションのシステム化で月間4,000時間の作業削減(※1) |
事業規模・展開地域 | 約1,000店舗、ミニロケ約14,000箇所。事業展開は日本、米国、中国大陸、香港、台湾、英国、ベトナム、オランダ、カナダ |
参照リンク | Findy Team+ Award 2025 表彰ページ Findy Team+ 公式サイト Findy Team+ Lab GENDA 公式サイト ※1 2026年1月期 第1四半期決算説明資料 P.21 |
以上が発表内容の整理です。今回の受賞は、プラットフォーム導入だけでなく、それを生かす組織運営と観測・改善の循環が評価された事例であり、GENDAが進める技術基盤の整備やDX施策と整合した成果であることが確認できます。
参考リンク: