シェアダイン、SPOT CHEFをCHEFLINKに統合し一本化
ベストカレンダー編集部
2025年8月29日 15:47
CHEFLINKへ名称統合
開催日:8月29日

CHEFLINKへの一本化が意味すること
株式会社シェアダインは、2025年8月29日13時に発表したプレスリリースにおいて、従来展開してきた即戦力の食の専門人材を手配・採用できるマッチングサービス「SPOT CHEF」を、料理人専用のキャリアサポートSNS「CHEFLINK(シェフリンク)」と統合し、サービス名称を「CHEFLINK」に一本化することを決定しました。今回の変更は名称統合が中心であり、既存ユーザーの登録情報や契約条件、ログインURLや応募フローについては変更がない点が明記されています。
発表日は2025年8月29日13時00分、発表元は株式会社シェアダイン(本社:東京都港区、代表取締役:飯田陽狩)です。名称統合の目的は、料理人に対するキャリア支援と飲食事業者に対する即戦力人材の手配・採用支援を一つのブランドで一貫提供することにあります。サービスの統合に伴い、利用者体験とブランド認知の強化、サイトの全面リニューアルによる直感的でシームレスな体験提供が予定されています。

統合の基本方針
今回の統合では、単なるネーミング変更に留まらず、キャリア支援から採用・配置までを一気通貫で提供するプラットフォームとしての位置づけを明確にします。ブランド名をサービス内容と一致させることで、利用者側にとっての分かりやすさを高めることを狙っています。
また、グローバル対応を視野に入れたブランド確立も狙いの一つです。今後の海外展開を見据えた戦略的なブランディングにより、国内外で統一的に通用するプラットフォームを目指します。あわせてサービスサイトも全面リニューアルされ、現行の機能やフローをより使いやすく整備することが示されています。新しいサイトURLは https://chef-link.com です。
統合の背景と運営体制・サービス詳細
シェアダインはこれまで、料理人のキャリア支援を行うSNS「CHEFLINK」と、飲食事業者向けの即戦力人材マッチングサービス「SPOT CHEF」の二本立てでサービスを提供してきました。しかし、機能的には両者が連続しているにもかかわらず、名称が分かれたことで利用者に混乱を生じさせる側面がありました。そこで両サービスを統合し、名称をCHEFLINKに統一する判断に至りました。
運営体制については、既存の「SPOT CHEF」ユーザー(シェフ、飲食事業者)の登録情報および契約内容に変更はありません。従来どおりログインURL、応募フロー、契約条件をそのまま利用でき、サービス名称のみCHEFLINKへ統合されます。これはデータ移行や契約の再締結を不要とする配慮であり、利用者の混乱を最小化する措置です。
機能と特徴:料理人側・事業者側の視点
CHEFLINKは料理人と飲食事業者双方に向けた総合プラットフォームです。料理人は経歴を登録するだけで掲載中の仕事に応募でき、AIによるプロフィール自動生成機能、世代・ジャンルを超えた交流を促すSNS機能、料理人限定コミュニティを通じたキャリア形成支援を受けられます。
飲食事業者にとっては、人手不足や固定費増といった経営課題に対し、必要なときに即戦力人材を柔軟に活用できる点が特徴です。スポットワークから正社員採用まで対応可能で、人材面の課題をワンストップで解決する設計がなされています。
- 主な機能
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- AIによるプロフィール自動生成
- SNS機能による世代・ジャンルを超えた交流
- 料理人限定のコミュニティ運営
- スポットワークから正社員採用までの一貫したマッチング
- 海外採用支援(CHEFLINK Global)や外国籍料理人の採用・定着支援
シェアダインの事業展開とグローバル戦略
株式会社シェアダインは2017年5月に創業し、これまでに約3万人のシェフが登録するグローバルな料理人キャリアプラットフォームを運営しています。パーパスは「食の世界からソーシャルトランスフォーメーションを駆動する」であり、食産業を通じた社会変革を志向しています。
2025年6月には海外でのキャリア支援を強化する目的で、海外採用支援サービス「CHEFLINK Global(シェフリンクグローバル)」を展開開始しています。これにより国内飲食事業者の海外採用を支援するとともに、外国籍料理人の採用・定着支援といった国際的な人材流動にも対応する方針です。
提供サービス一覧と各URL
シェアダインが提供しているサービスは、料理人と飲食事業者をつなぐ総合プラットフォームとしてのCHEFLINKを中核に、海外採用支援やご家庭向け出張シェフサービスなど複数の事業が展開されています。以下に主なサービスと参照先を列挙します。
各サービスは役割が明確に分かれており、利用者は目的に応じて使い分けることが可能です。統合後はブランド名をCHEFLINKに統一した上で、関連サービス間の連携を強化していくと示されています。
- CHEFLINK(総合プラットフォーム):https://chef-link.com
- CHEFLINK Global(海外採用支援):https://cheflink-global.com/
- シェアダイン(ご家庭向け出張シェフサービス):https://sharedine.me/
カテゴリやキーワードとしては「ネットサービス」「レストラン・ファストフード・居酒屋」などが挙げられ、プレスリリース素材として画像ファイルのダウンロードが可能であることも案内されています。
統合内容の要点整理
ここまでの内容を整理すると、今回の変更は主に以下の点に集約されます。名称統合によりブランドとサービス内容を一致させ、利用者体験の一貫化と認知向上を図る点、既存ユーザーの契約やフローに影響を与えない点、そしてグローバル展開を見据えたプラットフォーム強化が挙げられます。
下表は本記事で取り上げた主要項目を分かりやすくまとめたものです。表の後にはこの統合がもたらす実務面の影響と想定される利用者の利便性について簡潔に述べます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年8月29日 13:00 |
発表元 | 株式会社シェアダイン(本社:東京都港区、代表取締役:飯田陽狩) |
統合対象 | 「SPOT CHEF」→「CHEFLINK」(料理人向けSNS「CHEFLINK」と統合) |
既存ユーザーへの影響 | 登録情報、契約内容、ログインURL、応募フローは従来通りで変更なし。名称のみ統合。 |
主な機能 | AIプロフィール生成、SNS機能、料理人コミュニティ、スポット〜正社員採用対応、海外採用支援 |
関連サービス | CHEFLINK(https://chef-link.com)、CHEFLINK Global(https://cheflink-global.com/)、シェアダイン(https://sharedine.me/) |
登録シェフ数 | 約3万人(プラットフォーム登録者数) |
創業 | 2017年5月 |
表に示したように、名称統合は主にブランド統一と利用者利便性向上に向けた施策であり、現行の契約や作業フローは維持されます。利害関係者であるシェフや飲食事業者に対しては、実務面での継続性が確保されていることが重要なポイントです。
今回の発表は、食の専門人材と飲食業界をつなぐサービスの利便性向上と、国際展開を見据えたブランド戦略の一環として位置づけられます。CHEFLINKへの統合により、スポットワークのマッチングからキャリア支援、さらには海外採用支援までを包含する一貫したプラットフォームとしての利用価値が明確になります。