1割超が不満を実感 クレカの問題点と改善要望

クレカ不満調査発表

開催日:8月29日

クレカ不満調査発表
自分が使ってるカードって不満多いの?
今回の調査では1割以上が「不満がある」と回答。主な不満は還元率の分かりづらさ、年会費、期間限定ポイントなど。自分のカードは還元率、年会費、ポイント有効期限、利用可能店舗を確認して比較すると実情が分かります。
不満があってもみんなどうして使い続けるの?
ポイントが貯まりやすい、年会費無料、利便性の高さ、既に貯めたポイントがあるなどコストと手間の兼ね合いで継続する人が多いです。切り替えの手続きや審査、既得ポイントの喪失を避けたい心理も影響します。

なぜ今、クレジットカードの“不満”が注目されるのか

キャッシュレス決済が広がり、クレジットカードは日常生活に欠かせない存在となっています。ポイント還元、各種優待、利用可能店舗の多さなど利便性は高い一方で、すべての利用者が満足しているわけではありません。今回、株式会社NEXERが運営する「クレジットカードの知恵袋」による調査では、現在利用しているクレジットカードに「不満がある」と答えた利用者が1割以上に上ることが明らかになりました(調査期間:2025年8月8日〜8月25日、有効回答793サンプル)。

本稿では、調査の実施概要、具体的な不満の中身とそれでも継続利用する理由、使用前に把握していたかどうか、利用者が望む改善点といった詳細を整理し、読みやすくまとめます。記載している数値は原則として小数点以下第2位を四捨五入しているため合計が100%にならない場合がある点に留意してください。

【クレカ利用者に調査】1割以上が、現在利用しているクレジットカードに「不満がある」と回答 画像 2

調査の要点と引用に関する注意

本調査はインターネットアンケート方式で実施され、事前調査で「クレジットカードを使用している」と回答した全国の男女793名からの有効回答を集計しています。集計時の質問項目は複数あり、利用者の実際の声を幅広く収集しています。

本プレスリリースの内容を引用する場合は、引用元が「クレジットカードの知恵袋による調査」である旨の記載と、該当記事(https://coetas.jp/creditcard/43673/)へのリンク設置が必要です。

【クレカ利用者に調査】1割以上が、現在利用しているクレジットカードに「不満がある」と回答 画像 3

調査の設計と実際に尋ねた項目

調査手法や対象、期間、質問内容を明示することで、集計結果の信頼性や解釈の範囲を確認できます。以下に本調査の実施概要と質問項目を具体的に示します。

調査概要は、実施手法・対象・サンプル数・期間といった基本情報を網羅しています。読み手が結果の背景を把握できるよう、全項目を正確に掲載します。

調査手法 インターネットでのアンケート
調査対象者 事前調査で「クレジットカードを使用している」と回答した全国の男女
有効回答 793サンプル
調査日 2025年8月8日 ~ 2025年8月25日

実際に回答を求めた質問は以下の通りです。調査では複数の観点から不満と利用継続の理由、事前認識、改善希望を尋ねています。

質問1
現在使用しているクレジットカードに不満はありますか?
質問2
それはどのような不満か教えてください。
質問3
その不満があってもそのクレジットカードを使い続けている理由を教えてください。
質問4
その不満については、使用前からわかっていましたか?
質問5
その理由を教えてください。
質問6
クレジットカードに関して「もっとこうだったらいいのに」と思うようなことはありますか?
質問7
それはどのようなことか教えてください。
【クレカ利用者に調査】1割以上が、現在利用しているクレジットカードに「不満がある」と回答 画像 4

不満の具体例と「それでも使い続ける」リアルな理由

調査回答者から寄せられた具体的な不満と、それでも継続利用する理由について、実際の声をそのままの趣旨で多数収集しました。ここでは回答例を分類して提示します。

不満の内容として多かったものは「還元率が分かりづらい」「年会費が高い」「ポイントに期間限定が多い」「利用明細や利用料金の確認が面倒」などです。一方で継続理由には「ポイントが溜まりやすい」「年会費無料である」「利便性が高い」「切り替えが面倒」「既存ポイントが残っている」などが挙がりました。

利用中カードの不満(具体的な回答例)

下記は調査回答者が挙げた不満の具体例です。年齢層や性別も併記されたコメントが多数寄せられています。

  • 「利用料金を確認するのが面倒なこと」/ポイントが溜まりやすいから(30代・女性)
  • 「支払う場所によって還元率が変わってわかりづらい」/年会費無料だから(30代・男性)
  • 「年会費が高すぎるしキャンペーンも当たらないのでコスパが悪すぎる」/ポイントが残っていて二の足を踏む状態だから(30代・男性)
  • 「年会費が高い」/切り替えるのが面倒(40代・男性)
  • 「ポイント還元率が低い」/便利だから(40代・男性)
  • 「獲得したポイントに、期間限定が多いこと」/キャンペーンや特典でポイント率が高くなるから(50代・男性)

不満を把握していたか/使用前の認識に関する声

「不満がある」と回答した人に、使用前からその不満を知っていたかを尋ねた結果、45.3%が『分かっていたが妥協した』と答えました。以下はその理由や、使い始めてから気付いたという回答例です。

妥協の理由としては、「そのぐらいの価値はあると思った」「クレジットを使う場合は避けて通れない」「仕方なく」といった消極的な選択から、「ポイントをこまめに使うことで対応できる」「当初はポイントを重視していなかった」といった合理的な判断まで多様です。

  1. 「分かっていたが妥協した」回答理由(例)
    • そのぐらいの価値はあるかなと思うから(30代・男性)
    • クレジットを使う場合は避けて通れないため(40代・男性)
    • 仕方なく(40代・男性)
    • ポイントをこまめに使うようにして対処できると思ったから(50代・男性)
    • 当初はポイントのことをあまり考えていなかった(50代・男性)
    • 他のカードは断られた(60代・女性)
  2. 「使い始めてから気付いた」回答理由(例)
    • 使う前は条件を大雑把にしか把握してなかった(30代・男性)
    • 徐々に感じる(40代・女性)
    • 今まで使えない店に出会ったことがなかったから(40代・女性)
    • 途中で規約が変わる(50代・女性)
    • 使い始めはポイント還元率が高かったが、突然改悪されて還元率が下がった(60代・男性)
    • 使ってみないとわからないことだから(60代・女性)
    • 他のクレジットカードと比較したことがなかったので(70代・男性)

利用者が望む改善点と、求められる分かりやすさ

調査では、クレジットカードに関して「もっとこうだったらいいのに」と感じているかを尋ね、約3割の回答者が「ある」と答えました。求められている改善点はデザイン、還元率、キャンペーンの明瞭化、ポイント運用の柔軟性、利用可能店舗の拡大など多岐にわたります。

これらの声は、利用者が単に金銭的メリットだけでなく、使い勝手や心理的な納得感を重視していることを示しています。以下に具体的な要望例を挙げます。

具体的な改善希望(回答例)

  • デザインがもっと豊富だといいなと思う(20代・女性)
  • ポイント還元率がもう少し高いと良い(30代・女性)
  • キャンペーンをいろいろとやっているけど、どれも条件がわかりづらい。わざとかと思うほど(30代・男性)
  • ポイントを支払いに利用できるが、期間限定ポイントは利用できないので、使えるようになるといいなと思う(30代・女性)
  • 病院などもっと利用できる箇所が増えてほしい(30代・男性)
  • 年会費無料のゴールドカードが増えてほしい(40代・男性)
  • ショッピング枠がどんどん増えていくので、ひと月あたりの限度額を自由に設定できたらいい(40代・男性)

利用者の声からは、制度や仕組みの透明化と柔軟性の両方が求められていることが読み取れます。特に「キャンペーン条件の分かりやすさ」「期間限定ポイントの扱い」「年会費と特典のバランス」は改善が期待される領域です。

実際、調査の集計においては条件説明の不明瞭さが不満として頻繁に挙がっており、カード選択時の情報提供のあり方が今後の重要な課題といえます。

要点整理:調査結果のまとめと参照情報

本調査の要点を整理すると、以下の項目が重要です。数値と共に具体的な利用者の声を踏まえ、カード事業者や利用者側にとって示唆のある結果が得られています。

最後に、この記事で取り上げた主要な項目を表形式で整理し、読み返しやすくまとめます。引用の際には出典表示とリンクの設置をお忘れにならないようご注意ください。

項目 内容
調査主体 株式会社NEXER(クレジットカードの知恵袋による調査)
発表日時 2025年8月29日 13時00分
調査期間 2025年8月8日 ~ 2025年8月25日
調査手法 インターネットアンケート
有効回答 793サンプル(事前調査でクレジットカード利用者)
主な調査結果 ・現在利用中のカードに不満があると答えた人は1割以上

・不満がある人のうち45.3%は「分かっていたが妥協した」と回答

・約3割が「もっとこうだったらいいのに」と改善希望を回答
主な不満の内容(代表例) 年会費が高い、ポイント還元率が低い、還元率やキャンペーンが分かりづらい、期間限定ポイントが多い、利用明細の確認が面倒
継続理由の代表例 ポイントが溜まりやすい、年会費無料である、利便性が高い、切り替え手続きが面倒、既存ポイントの保有
引用時の注意 引用元を「クレジットカードの知恵袋による調査」と明記し、該当記事(https://coetas.jp/creditcard/43673/)へのリンク設置が必要
会社情報 株式会社NEXER 本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F 代表取締役:宮田 裕也 Tel:03-6890-4757 URL:https://www.nexer.co.jp 事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、リアルショップサポート、WEBサイト制作

今回の調査からは、クレジットカード利用者の一部に明確な不満が存在する一方で、利便性や既得ポイント、切り替えコストなどの理由から継続利用が行われている実態が確認できます。カード事業者にとっては制度の透明化やキャンペーンの分かりやすさ、ポイントの柔軟な利用といった点が改善ポイントとして挙げられます。

なお、本プレスリリースの引用にあたっては、冒頭記載の通り出典表示とリンク設置を行ってください。該当記事URLは https://coetas.jp/creditcard/43673/ です。