8月30日開幕|Daily Palette展が南青山Annex Aoyamaで開催
ベストカレンダー編集部
2025年8月29日 14:10
Daily Palette展
開催期間:8月30日〜9月11日

暮らしに溶け込むアート──Daily Palette の狙いと展示趣旨
株式会社Pasona art nowは、Co-Lab gallery『Daily Palette -暮らしに輝きを-』を、情報発信スペース「Annex Aoyama」(東京都港区南青山)にて、2025年8月30日(土)から9月11日(木)まで開催します。本展は「暮らしに輝きを与えるアート」をテーマに、日常の空間や生活に寄り添う作品群を紹介し、作品の展示・販売を通じて生活との接点を提案するものです。
本展示では、絵画、木彫、ガラス造形、ファイバーアート、錫やエナメルを用いたミクストメディア、ブロンズ彫刻、家具や生活用品など、素材や技法の異なる8名のアーティストが出展します。日常に組み込める実用性や造形的な魅力を持つ作品が並び、来場者は作品を鑑賞するとともに購入を通じて暮らしに取り入れる選択肢に触れることができます。

開催趣旨の背景
Pasona art nowは1984年の創業以来、アーティストの活躍機会の創出と、社会におけるアートの普及を目的として活動してきました。公共施設や民間施設でのアート設置、展覧会の開催などを積み重ねるなかで、生活に近い場でのアートの提示を重視しています。
その延長として2023年より開始した「Co-Lab Galleryプロジェクト」は、全国の芸術祭や地域の作家支援団体と連携し、地方で活動する作家やプロジェクトを東京・青山の拠点に紹介する取り組みです。本展はその一環として、都市における日常と地方の作家の表現をつなぐ場となります。

暮らしに寄り添う8名の作家と作品の特色
本展に出展するアーティストは以下の8名です:池内信介、奥野美果、貴島雄太朗、佐伯和子、田原良作、長谷京治、松田重仁、松本憲宜。各作家は異なる技法・素材で生活空間へ溶け込む表現を追求しています。
展示作品は鑑賞のみならず販売も行われます。素材感や制作背景を知ることで、単なる観賞対象ではなく、実際の暮らしに取り入れる選択肢としての価値が伝わる構成です。

注目作家のプロフィールと作品解説
池内信介(いけうち しんすけ)は1984年福岡県生まれ。独学で彫金を学び、福岡・東京を拠点に国内外で評価される現代アーティストです。フェラーリやローリング・ストーンズとのコラボレーション経験も持ちます。
池内の作品は錫やエナメルを用いたミクストメディアで、流動的な質感を残しつつ金属の無機質さを肉感的な有機表現へと転換します。生命の根源的エネルギーや起源が拡大していくさまを表す作風が特徴で、2018年には第3回躍動する現代作家展で優秀賞、同年に福岡県知事賞を受賞しています。
長谷京治(ながたに きょうじ)は1950年東京都生まれ。東京造形大学・東京芸術大学大学院を経て、イタリア(ミラノ)で40年以上活動する彫刻家です。ヴァチカン法王庁から宝飾箱の制作依頼を受けるなど国際的な評価を得ており、スイスの建築家マリオ・ボッタからも高い評価を受けています。
長谷はイタリアでの鋳造によるブロンズ作品を出展。作品は壊れやすさと均衡、そこから生まれる緊張感と深遠な世界観を併せ持つ表現で、2007年に丸の内ストリートギャラリーに出展、2022年には個展「“Seeds of Time” 長谷京治 彫刻展」を開催しています。

その他の出展作家と作品ジャンル
上記の二名に加え、会場では以下の作家が作品を出展します。各作家は木彫やガラス造形、染色造形、家具や生活用品の製作など多様な表現領域で活動しています。
- 奥野美果:ガラス造形を中心とした作品
- 貴島雄太朗:ジャンル表記(詳細な経歴は本プレスリリースに基づく)
- 佐伯和子:染色造形作品
- 田原良作:木彫による家具・生活用品の制作
- 松田重仁:木彫作品
- 松本憲宜:ジャンル表記(詳細な経歴は本プレスリリースに基づく)
これらの作家による作品は、絵画や立体、日用品としてのデザイン性を兼ね備えた品々が並び、素材ごとの扱いや制作背景を知ることで、暮らしの場での活用イメージを得られる構成です。

展示の構成と会場となるAnnex Aoyamaについて
展示会場はAnnex Aoyamaのガラス張りのスペースを活かした構成で、室内に陽光が差し込む開放的な環境の中で作品が展示されます。作品のサイズや光の条件を考慮した展示プランにより、日常の空間に置いた際の見え方や手触り感を想像しやすく設計されています。
会場はポップアップストアやギャラリー、イベント等に対応するレンタル施設で、青山・表参道エリアというトレンド発信地に立地しています。来場者は路面に面したガラス越しの展示や屋内の照明の差し替えなど、実用的な展示環境で作品を確認できます。

会場の特徴と利用イメージ
Annex Aoyamaは青山通りに面し、ガラス張りの壁により外光を効果的に取り込める点が特徴です。展示の際には自然光と人工光のバランスを考慮し、素材の質感を的確に伝える展示設計が可能です。
URL:https://www.annex-aoyama.com/

Pasona art now と Co-Lab Gallery プロジェクトの概要、開催情報
Pasona art nowは創業1984年、2010年12月に株式会社Pasona art nowとして設立され、代表取締役は大日向由香里です。本社所在地は東京都港区南青山3-1-30で、事業内容は空間プロデュース事業、パブリックアート事業、BPO事業、スポーツ・イベント事業などです。
Co-Lab Galleryプロジェクトは2023年11月17日に開始され、東京・青山の立地を活かして全国のアートプロジェクトや地方の作家を紹介するための作品展やイベントの企画・運営を行っています。プロジェクトの具体的な取り組みとしては、下記のようなイベントが想定され、実施されています。
- 出張型作品展の開催
- 全国の芸術祭と連携し、地方作品を東京で紹介する形の展示を実施。
- トークセッション
- 地方で活躍する作家を招いた対話形式のイベントを開催し、作品と地域の文脈を伝える機会を提供。
- 若手作家の展示・販売会
- 若手作家の作品を展示・販売し、作家の活躍機会を創出。
本展示『Daily Palette -暮らしに輝きを-』は、このCo-Lab Galleryの取り組みの一環として位置づけられています。
開催概要(詳細)
期間:2025年8月30日(土)~2025年9月11日(木)
時間:11:00~19:00
会場:Annex Aoyama(東京都港区南青山3-1-26)
入場料:無料
内容:テーマ「暮らしに輝きを与えるアート」に基づき、8名のアーティストによる作品を展示・販売
問い合わせ先
主催:株式会社Pasona art now
問い合わせ:株式会社Pasonaグループ アドミ本部「Annex Aoyama」担当
- Tel
- 03-6633-3616
- annex-aoyama@pasonagroup.co.jp
参考リンク:Pasona art now 公式サイト https://www.pasona-artnow.co.jp/
要点の整理(本記事で触れた情報の一覧)
以下は本展に関する主要な情報を整理した表です。会期・会場・出展作家・主催・問い合わせなど、本記事で紹介した内容を一覧で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名 | Co-Lab gallery『Daily Palette -暮らしに輝きを-』 |
期間 | 2025年8月30日(土)~2025年9月11日(木) |
時間 | 11:00~19:00 |
会場 | Annex Aoyama(東京都港区南青山3-1-26) |
入場料 | 無料 |
出展アーティスト | 池内信介、奥野美果、貴島雄太朗、佐伯和子、田原良作、長谷京治、松田重仁、松本憲宜 |
主催 | 株式会社Pasona art now |
問い合わせ | 株式会社Pasonaグループ アドミ本部「Annex Aoyama」担当 Tel:03-6633-3616 E-mail:annex-aoyama@pasonagroup.co.jp |
参考URL | Annex Aoyama:https://www.annex-aoyama.com/ Pasona art now:https://www.pasona-artnow.co.jp/ |
Pasona art now 会社概要(抜粋) | 所在地:東京都港区南青山3-1-30 設立:2010年12月(創業:1984年8月) 代表者:代表取締役 大日向 由香里 事業内容:空間プロデュース、パブリックアート、BPO、スポーツ・イベント等 |
本記事は、Pasona art nowのプレスリリースに基づいて展覧会の目的、出展作家、会場および開催情報を網羅的に整理しました。展示は多様な素材と手法が暮らしの風景にどのように響くかを体感できる構成となっており、会期中は作品の展示および販売が行われます。問い合わせ先や会場の情報は上記の表で確認できます。
参考リンク: