LayerX、バクラクに督促機能を追加 督促業務を半自動化

督促機能リリース

開催日:8月29日

督促機能リリース
どんなことができる機能なの?
未入金請求の自動抽出から督促メールの自動送信、社内へのワンクリック通知、進捗ダッシュボードによるステータス管理までを半自動化し、回収のスピードアップと担当者の負担軽減を図ります。
誰が使えるの?導入のハードルは?
本機能は「バクラク請求書発行」と「バクラク債権管理」を併用中の顧客が利用可能。公開デモは無料・登録不要で確認でき、料金や詳細は問い合わせで案内されます。

LayerXが示す督促業務の“半自動化”―バクラク債権管理の新機能

株式会社LayerXは2025年8月29日9時、債権管理サービス「バクラク債権管理」において、新たに「督促機能」を正式にリリースしました。今回の機能追加により、未入金請求の特定から取引先への督促、社内担当者への通知までを半自動化することが可能になり、滞留債権の回収率向上と早期回収の実現を目指します。

リリース情報は公開ページで確認できます(https://bakuraku.jp/ar-management/)。また、機能を実際に体験可能なデモは登録不要・無料で公開されています(https://layerx.storylane.io/share/gl3gjhs46izc)。

以下では、本機能の詳細、想定される利用フロー、開発背景およびLayerXの事業概要まで、プレスリリースに含まれるすべての情報を整理して解説します。

バクラク債権管理、督促業務を半自動化する「督促機能」をリリース。滞留債権の回収率向上と早期回収を実現。 画像 2

督促機能の主要な特徴と業務フロー

「督促機能」は、未入金請求の抽出から通知送付、進捗管理までを一貫して扱える点が大きな特徴です。従来の手作業中心の督促業務をシステム側で条件に応じて自動化し、社内外の連絡を容易にします。

具体的な機能は次の通りです。各項目について実務上の使い方や効果も併せて説明します。

バクラク債権管理、督促業務を半自動化する「督促機能」をリリース。滞留債権の回収率向上と早期回収を実現。 画像 3

未入金請求の特定と督促リスト作成

会社ごとに設定した督促条件に基づき、システムが自動で未入金請求を特定します。条件は企業の運用ルールに合わせて設定可能で、判定基準に合致した請求を一覧化します。

一覧化された対象には、請求書送付時のメールアドレスへ直接督促メールを送信することができます。これにより、個々の請求書を手作業で抽出し、メールアドレスを確認して送信する手間が削減されます。

  • 自動抽出の基準設定(期日、金額、取引先属性など)
  • 抽出結果の一覧化とCSV出力・画面表示
  • 請求書送付先メールアドレスへの自動送信
バクラク債権管理、督促業務を半自動化する「督促機能」をリリース。滞留債権の回収率向上と早期回収を実現。 画像 4

社内への督促依頼と経理担当者からの直接送信

社内の営業担当者や関係部署へ督促依頼を送る場合、ワンクリックで一括送信が可能です。通知を受けた担当者は、あらかじめ設定されたメールテンプレートを用いて督促メールを一括送信できます。

また、社内担当者を経由せずに経理担当者が直接取引先へ一括で督促メールを送信する運用も可能です。これにより、社内調整にかかる時間を短縮し、早期の回収アクションが取りやすくなります。

  1. ワンクリックで社内関係者へ督促依頼を通知
  2. テンプレートを用いた一括督促メールの送信
  3. 経理担当者による直接送信オプションの利用
バクラク債権管理、督促業務を半自動化する「督促機能」をリリース。滞留債権の回収率向上と早期回収を実現。 画像 5

督促ステータスの一元管理

督促待ちから入金確認まで、すべてのステータスを一覧で可視化するダッシュボード機能が提供されます。これにより、進捗管理の属人化を防ぎ、対応漏れや情報の断絶を低減します。

可視化されたステータスはチーム内で共有され、誰がどの案件を担当しているか、次に取るべきアクションが何かを明確にします。これにより、会社全体で正確かつスピーディに対応するための土台が整います。

ステータス例
督促待ち、督促済み、回答待ち、入金確認、要次対応
利点
進捗の見える化・担当者間の引継ぎ容易化・未対応の早期発見
バクラク債権管理、督促業務を半自動化する「督促機能」をリリース。滞留債権の回収率向上と早期回収を実現。 画像 6

リリースの背景と調査結果が示す課題

LayerXはリリースにあたり、債権管理業務に関する自社調査の結果を示しています。調査では、債権管理において最も負担が大きい業務は「取引先への督促」であるという回答が得られました。

心理的負担については、営業担当者の約7割、経理担当者の約9割が督促業務にストレスを感じていると報告されています。これらの数値は督促業務が現場に与える精神的負荷の大きさを示しています。

また、未回収債権対策としては「督促の早期実施」と「滞留債権の早期特定」を重視する経理担当者が多数を占めており、今回の督促機能はこれらのニーズに応える形で設計されています。

LayerXはこうした調査結果を踏まえ、滞留債権の回収率向上と早期回収、ならびに督促業務に伴う担当者の負担軽減を目的に機能開発を進めました。

利用条件、関連資料、LayerXおよびバクラクの概要

本督促機能は、「バクラク請求書発行」と「バクラク債権管理」を併用中のお客様のみ利用可能となっています。導入や機能確認のためのデモは、先に記載した体験ページから利用できます(https://layerx.storylane.io/share/gl3gjhs46izc)。

さらに詳細を確認したい場合は、LayerXが用意する資料のダウンロードが可能です。経理担当者550名を対象とした調査結果に基づき、督促におけるよくある課題と解決の方向性を整理した資料が提供されています。資料は請求・消込・督促を一体的に運用する手法や、未回収リスク低減のヒントを含みます。

  • 製品サイト(バクラク債権管理): https://bakuraku.jp/ar-management/
  • バクラク コーポレートサイト: https://bakuraku.jp/
  • LayerX コーポレートサイト: https://layerx.co.jp/
  • デモ体験(登録不要): https://layerx.storylane.io/share/gl3gjhs46izc
  • 問い合わせ: https://layerx.co.jp/contact

バクラク自体は、稟議や経費精算、法人カード、請求書受取・発行、債権管理、勤怠管理などの業務を効率化するAIクラウドサービス群であり、AIを活用して手入力や紙管理からの解放を目指しています。導入実績は15,000社を超え、中小企業から大企業まで幅広く利用されています。

LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、SaaSとFintechを軸にAIを中核としたプロダクトを社会実装するスタートアップです。法人支出管理や人的資源管理などのサービスを提供し、関連する事業として三井物産デジタル・アセットマネジメントやAI・LLM事業なども推進しています。

会社概要(プレスリリース記載の情報)

以下はプレスリリースに記載されたLayerXの基本情報です。採用や事業問い合わせも上記URLから行えます。

・設立: 2018年8月 / 代表者: 代表取締役CEO 福島良典、代表取締役CTO 松本勇気 / 所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階 / 資本金(準備金含む): 132.6億円

  • 事業サイト・関連: バクラク(https://bakuraku.jp/)、Ai Workforce(https://getaiworkforce.com)、三井物産デジタル・アセットマネジメント(https://corp.mitsui-x.com/)、オルタナ(https://alterna-z.com/)
  • 採用サイト: https://jobs.layerx.co.jp/

記事の要点まとめ

本稿では、LayerXが2025年8月29日に公開した「バクラク債権管理」の督促機能について、その機能概要、業務フロー、開発背景、利用条件、ならびにLayerXおよびバクラクの事業内容をプレスリリースの記載内容に沿って整理しました。

以下の表に、記事内で触れた主要情報を整理して示します。

項目 内容
リリース日 2025年8月29日 09時00分
提供機能名 督促機能(バクラク債権管理の新機能)
主な機能 未入金請求の自動特定・督促リスト作成、督促メール自動送信、ワンクリックでの社内督促依頼、経理担当者からの直接送信、督促ステータスの一元管理
利用条件 「バクラク請求書発行」と「バクラク債権管理」を併用中の顧客が対象
関連URL(製品) https://bakuraku.jp/ar-management/
デモ体験 https://layerx.storylane.io/share/gl3gjhs46izc(登録不要・無料)
調査データ 経理担当者550名への調査。督促業務にストレスを感じる割合は営業約7割、経理約9割
企業情報(代表等) 設立:2018年8月 / 代表取締役CEO 福島良典、CTO 松本勇気 / 資本金:132.6億円 / 所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
問い合わせ https://layerx.co.jp/contact

上記の表は、本プレスリリースの主要ポイントを分かりやすく整理したものです。詳細な資料や機能の実際の動作は、製品サイトおよび提供されている資料を参照することで確認できます。