survoxの新機能「おもレビAI」で接客育成を効率化

おもレビAI提供開始

開催日:8月29日

おもレビAI提供開始
これって誰が使えるの?導入に特別な機器いるの?
survoxを導入している結婚式場向けの新機能で、基本的に特別な環境整備や機器は不要。ただし接客音声の録音ルール策定やトッププレイヤーのシナリオ登録など初期の運用設計は必要で、導入後すぐに利用できます。
導入すると具体的にどんな効果があるの?
接客音声を可視化してお手本と比較することで個別最適のフィードバックを自動化。OJT負荷を下げつつ接客スキルの標準化を進め、顧客の安心感やNPS向上、ひいては成約率や売上改善につながることが期待されます。

接客の「見える化」と育成を両立する新機能:おもレビAIの全体像

株式会社ウエディングパークは2025年8月29日11時00分、ウエディング業界向け顧客インサイト可視化ツール「survox(サーヴォックス)」の新機能として、生成AIを活用したウエディングプランナー育成支援機能「おもレビAI」を提供開始しました。名称は「おもてなし × レビュー × AI」を掛け合わせたもので、接客現場の課題をデータ化し、育成の効率化と接客品質の標準化を目的としています。

リリース時点での提供は、survoxを導入済みの結婚式場を対象とする新機能追加であり、導入に際して特別な環境整備を基本的に必要としない点も特徴として掲げられています。以下では、機能の仕組み、想定される効果、開発背景や担当者のコメント、会社概要までプレスリリースに記載された全情報を網羅して紹介します。

【生成AIを活用し、人材育成課題を可視化】ウエディングプランナーの「接客スキル標準化」を支援する「survox おもレビAI」の提供を開始 画像 2

主な機能のワークフロー

「おもレビAI」はシンプルな2ステップで接客スキルの可視化と個別最適化を実現します。まず接客音声を議事録化し、そのデータから接客の流れ=シナリオを自動生成します。次に、予め登録したお手本シナリオ(例えばトッププレイヤーのシナリオ)と自身のシナリオをAIが比較し、差分と改善点を提示します。

この流れにより、従来のOJTやロールプレイングに依存した育成工数を軽減しつつ、個々のプランナーに最適化されたフィードバックを提供することが可能になります。AIはウエディング接客に特化したデータで学習済みのため、実際の提案シーンに即した精度の高い指摘が期待できます。

【生成AIを活用し、人材育成課題を可視化】ウエディングプランナーの「接客スキル標準化」を支援する「survox おもレビAI」の提供を開始 画像 3

人材不足と接客の標準化が求められる業界の現状

開発背景として、ウエディング業界における慢性的な人材不足と離職率の高さが挙げられています。厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」によると、「宿泊業,飲食サービス業」の離職率は26.6%で、全産業平均の15.4%を大きく上回っています。この状況は結婚式場の現場でも同様で、中堅層のプランナーが不足しているという声が多く寄せられていると説明されています。

同社のsurvoxデータ分析でも、プランナーの接客スキル満足度とNPS(推奨度/ファン化)には相関が見られ、接客品質が高い会場ほど推奨意向が高まる傾向があることが示されています(survoxブライダルフェアサーベイ全国データ 2024年1~10月、n=11917)。このため、接客スキルの標準化は顧客満足度向上と事業成果に直結する重要課題です。

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おもレビAIの機能詳細と現場での使い方

プレスリリースでは具体的に以下の機能が紹介されています。各機能について、現場での運用イメージやカスタマイズ性も合わせて説明します。

  • ① 接客シナリオの自動生成
    接客音声の議事録データからワンクリックでシナリオを生成。生成後は現場で手動調整が可能で、会場ごとの実情や個人の言い回しを反映したシナリオに整えられます。
  • ② AIによる比較・フィードバック
    自身のシナリオとトッププレイヤーのお手本シナリオを比較し、差分を可視化します。改善点が具体的に示されるため、個々人に最適化された学習と改善が行えます。
  • ③ シナリオのカスタマイズ
    複数のシナリオ作成が可能で、会場の特性や顧客タイプ(例:少人数希望/エリア重視/費用重視)に合わせたカスタマイズができます。

これらの機能は、接客現場で実際に使われる会話や提案シーンに特化したデータで学習済みであるため、結婚式場特有の文脈を踏まえた高精度な提案や指摘が期待できます。実務導入時には、トッププレイヤーのシナリオ登録や会場別テンプレートの作成などで初期セットアップを行うことで、より迅速に活用が進む仕様です。

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導入時の注意点と期待される効果

プレスリリースでは導入のための環境整備が基本的に不要とされていますが、運用効果を高めるには音声録音の運用ルールやシナリオの定期的な更新、評価指標の統一など現場での運用設計が重要になります。

期待される効果としては、接客スキルの標準化によりカップルの安心感や信頼感が向上し、結果的に成約率や売上改善につながる点が挙げられています。また育成に要する工数の削減と、トッププレイヤーのノウハウを複数人へ効率的に伝達することが可能になります。

責任者のコメント、survoxの位置づけ、会社概要と問合せ先

本機能の責任者は、株式会社ウエディングパーク バリューデベロップメント本部 本部長の小笠真也(おがさ しんや)氏です。小笠氏はアカウントプランナーや大阪営業所長、DX推進室の責任者などを経て、2024年より現職となっています。

小笠氏のコメントは次の通りです。
「社会やカップルのニーズが急速に変化する中、より魅力的な結婚式づくりに貢献したいという思いから『survox』をリリースし、接客の可視化や議事録・要約機能により現場の課題把握を進めてまいりました。新機能『おもレビAI』では、従来可視化できなかった育成課題に特化したことで、接客スキルの標準化や育成生産性の向上、さらにその先の、スタッフの皆さまが結婚式づくりに集中できる環境づくりを支援してまいります。また、会場全体の接客品質向上により、カップルの安心感や信頼感にも寄与、ひいては成約率や売上の改善にもつなげていくことを目指しています。今後はさらに、社会的変化を捉え、業界にある当たり前を仕組みで変える必要性が高まると考えています。弊社としても、業界と社会の両方の課題をつなぎ、解決するアプローチを推進しています。現場の声を起点にサービス改善や機能開発を加速させ、業界の持続的成長と、社会や結婚に関わるすべての人々がより幸せになれる未来の実現に挑戦してまいります。」

survox(サーヴォックス)自体は、CX(顧客体験)やEX(従業員体験)の向上を目指すウエディング業界特化型の顧客インサイト可視化ツールで、来館時、打ち合わせ時、結婚式実施時などにカップルの本音を収集し、全国平均との比較で課題を見える化するサービスです。名称は「Survey(調査)」「Voice(顧客の声)」「DX」の掛け合わせで生まれています。

会社名
株式会社ウエディングパーク
設立
1999年9月
資本金
2億3198万円
代表者
代表取締役社長 日紫喜 誠吾
所在地
東京都港区南青山3丁目11-13 新青山東急ビル6F
事業内容
ウエディング情報サービス事業(複数の専門メディア、デジタルマーケティング、DX支援、教育事業等)

運営メディア・関連リンクと問い合わせ先

同社は複数の専門メディアを運営しており、代表的なものは以下の通りです。各メディアは結婚準備情報やクチコミを中心に提供しています。

  • Wedding Park(結婚準備クチコミ情報サイト): https://www.weddingpark.net
  • Wedding Park海外(海外・リゾート): https://foreign.weddingpark.net
  • Photorait(フォトウエディング・前撮り): https://www.photorait.net
  • Ringraph(婚約・結婚指輪クチコミ): https://ringraph.weddingpark.net
  • 結婚あした研究所 by Wedding Park(メディア): https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp

本件に関するお問い合わせ先は、株式会社ウエディングパーク 広報担当(西村/瀬川/飛田/宮﨑/鈴木)で、E-Mailは pr_wp@weddingpark.co.jp です。

プレスリリース内容の要点整理

以下の表は、本記事で取り上げたプレスリリースの主要項目を整理したものです。導入検討や社内共有の際に参照できるよう、日付・機能点・背景データ・窓口情報をまとめています。

項目 内容
プレスリリース発表日 2025年8月29日 11時00分
製品名 survox(サーヴォックス)新機能「おもレビAI」
コンセプト おもてなし × レビュー × AI
主な機能 ①接客シナリオ自動生成 ②AIによる比較・フィードバック ③シナリオのカスタマイズ
ワークフロー STEP1: 接客音声→議事録→シナリオ自動生成。STEP2: お手本シナリオと比較・フィードバック。
開発背景(主要データ) 宿泊業・飲食サービス業の離職率26.6%(全産業平均15.4%と比較)。survoxデータ(2024年1~10月、n=11917)で接客スキルとNPSの相関確認。
責任者 バリューデベロップメント本部 本部長 小笠真也
導入に際して 基本的に環境整備不要。会場特性や顧客タイプ別のシナリオ作成が可能。
会社情報(所在地等) 株式会社ウエディングパーク、東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル6F、設立1999年9月、資本金2億3198万円
問い合わせ先 広報担当:西村/瀬川/飛田/宮﨑/鈴木 E-Mail: pr_wp@weddingpark.co.jp

本記事では、プレスリリースに記載された情報をすべて反映して整理しました。機能の詳細、開発背景、責任者コメント、会社・メディア情報、問い合わせ先までが含まれます。導入検討や現場運用設計の参考としてご活用ください。