オカムラ、学びとキャリアの拠点「CROSSGATE」開設
ベストカレンダー編集部
2025年8月29日 13:23
CROSSGATE開設
開催日:4月1日

オカムラが「学びとキャリアの交差点」としてCROSSGATEを開設した背景
株式会社オカムラは、2025年4月に人財育成の場として「CROSSGATE」を開設しました。本リリースは2025年8月29日 10時30分に発表されており、オカムラの本社は神奈川県横浜市にあります。代表取締役 社長執行役員は中村 雅行氏です。
開設の背景には、オカムラが掲げるパーパスである「人が活きる社会の実現」があり、経営課題の一つとして従業員の働きがいの追求を位置付けています。中期経営計画2025においても人財育成と働きがいの向上を重要テーマとし、従業員と会社がともに成長することを目標としています。
社内で実施しているエンゲージメントサーベイの結果から、部門を超えたコミュニケーションが課題であることが判明しました。こうした課題に対処し、従業員の主体的な成長を支援するための物理的かつ機能的な場としてCROSSGATEが設置されました。
CROSSGATEは単なる研修施設ではなく、部署や職位を超えて従業員が交流し、学びや気づきを得るための拠点です。オカムラ独自の取り組みである話し合いの場や書籍による自発的な学び、キャリア相談などを同一空間内で提供することを意図しています。

施設の構成と具体的な機能設計
CROSSGATEは大きく分けてLEARNING AREAとBOOK LOUNGEの二つのエリアで構成されています。両者は目的に応じて使い分けられ、利用者が普段のオフィスとは異なる環境で学びに集中できるようデザインされています。
施設は150人規模の研修開催が可能であり、可変性の高い家具と移動間仕切を用いることで、人数やシーンに応じた柔軟な空間分割ができるのが特徴です。2025年度の新入社員研修では147名が一堂に会して研修を実施しました。

LEARNING AREAの設計と利用方法
LEARNING AREAは対面での研修、多部門の従業員が一堂に会する場、話し合いや勉強会などを目的としたスペースです。家具の配置を容易に変えられることにより、グループディスカッションやワークショップ形式の学習を促進します。
移動間仕切によって空間を細かく分割して利用でき、活発なディスカッションを誘発するための可変性を重視しています。研修や勉強会を主催する際の利用促進を図り、従業員が自発的に学び合う文化を支える仕様となっています。
- 収容能力: 150人規模
- 可変性: 移動間仕切で空間分割可能
- 家具: ディスカッションを促す可変式家具
- 主な用途: 研修、勉強会、話し合い、対面イベント

BOOK LOUNGEの目的と運用
BOOK LOUNGEは書籍を中心とした学びのゾーンで、従業員のおすすめ書籍や、リーダーシップ、マネジメント、問題解決などのテーマに沿った書籍を設置しています。本を起点とした会話や異なる価値観に触れる機会を意図しており、キャリア相談を行う場としても機能します。
本棚やテーブルが配置され、リラックスした状態で知識やキャリアに関する気づきを得られるように設計されています。併設されているコーヒースタンドにより利用者同士の気軽なコミュニケーションが生まれることも想定されています。
- 設置書籍のタイプ
- 従業員おすすめ書籍、リーダーシップ・マネジメント・問題解決関連書籍
- 付帯機能
- キャリア相談、コーヒースタンドによる交流促進

オカムラの人財育成施策とCROSSGATEの役割
オカムラは従業員が自らキャリアを描き続けることを支援する枠組みをオカムラキャリアジャーニーと名付け、相互理解の場、学びの場、挑戦する場の三つを会社が提供する機会として整備しています。CROSSGATEはこれらの施策を具現化する物理的拠点として位置付けられます。
人財育成は働きがい改革 WiL-BE 2.0における5つのアクションの一つとして位置付けられており、CROSSGATEはHuman Developmentの施策強化に直結する施設です。WiL-BE 2.0は既存の取り組みを発展させ、2023年4月から始まっています。

具体的な育成プログラムと機会
提供される学習・育成機会は多岐にわたり、階層別研修や若手育成、通信教育に加え、次世代リーダー研修、DXラーニングプラットフォーム、グローバル人財育成制度といった挑戦の機会が含まれます。これらを通じて従業員が多様な経験を積むことを促します。
また、オカムラ独自の取り組みである話し合いは、同じ職場の従業員同士が相互理解と改善を目的に行うもので、月に1回、所属長を中心に行われています。役職や年齢に関係なく自由に意見を交わす文化を重視しています。
- 相互理解の機会: 面談、キャリアカウンセリング、話し合い
- 学びの機会: 若手育成研修、階層別研修、通信教育
- 挑戦の機会: 次世代リーダー研修、DX学習、グローバル育成制度

外部公開、サステナビリティとの整合性とまとめ
オカムラはCROSSGATEを社内利用に留めず、顧客企業にも公開します。人財育成施策を検討している企業に対して、実際の取り組みやノウハウ、空間づくりの工夫を紹介し、顧客企業の課題解決に資することを目的としています。
オカムラグループのサステナビリティの考え方はパーパスに基づき、次の四つの観点を重要課題として定めています。人が活きる環境の創造、従業員の働きがいの追求、地球環境への取り組み、責任ある企業活動であり、各課題に中期目標とKPIを設定して取り組みを推進しています。CROSSGATEはその中で従業員の働きがい向上と人財育成を具体化する施策の一つです。
関連情報として、オカムラの詳細な取り組みを紹介する記事がオカムラライブスマイルに掲載されています。詳細は次のリンクで確認できます。
関連リンク: https://live.okamura.co.jp/post/id184
項目 | 内容 |
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発表社 | 株式会社オカムラ(本社: 神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員: 中村 雅行) |
発表日時 | 2025年8月29日 10時30分 |
施設名 | CROSSGATE(クロスゲート) |
開設時期 | 2025年4月 |
主要機能 | LEARNING AREA(研修・勉強会・話し合い)、BOOK LOUNGE(書籍・キャリア相談) |
収容能力 | 150人規模。2025年度新入社員研修は147人が参加 |
設計上の特徴 | 移動間仕切や可変式家具による空間の可変性、コーヒースタンド設置による交流促進 |
関連施策 | オカムラキャリアジャーニー、働きがい改革 WiL-BE 2.0、話し合い(月1回) |
外部公開 | 人財育成施策を検討する顧客企業に向けて施設と取り組みを公開 |
サステナビリティとの関連 | 人が活きる環境の創造、従業員の働きがいの追求など4つの重要課題の一部として位置付け |
本稿ではCROSSGATEの開設目的、施設構成、オカムラが進める人財育成施策との関係、外部公開の方針およびサステナビリティとの整合性を整理しました。CROSSGATEは従業員が多様な経験を通じて主体的に成長するための物理的な支援基盤として設計されており、その活用を通じて従業員の働きがいとキャリア形成支援の強化が図られる点を確認できます。