新卒乗務員に50台配備、Nobi for Driverトライアル開始

Nobi導入トライアル開始

開催日:8月15日

Nobi導入トライアル開始
Nobi for Driverって何ができるの?
スマートウォッチ等で心拍・活動量・睡眠を取得して解析し、疲労や体調変化を可視化。管理者と本人に通知して休憩指示やシフト調整で事故や健康リスクを低減するサービスです。
誰が対象でいつから使えるの?
対象は日本交通に入社した新卒乗務員で、2025年8月中旬からトライアル運用が始まっています。配備は50台以上で、8月29日に提供開始の発表が行われました。

新卒乗務員に配備された「Nobi for Driver」トライアルの開始

2025年8月29日 11時00分、株式会社enstemは、タクシー大手の日本交通株式会社に対して乗務員向け健康・安全管理ソリューション「Nobi for Driver」のトライアル提供を開始したと発表した。トライアル運用は2025年8月中旬より開始されており、対象は新卒入社の乗務員で、50台以上のデバイスが配備されている。

発表文では、同サービスがスマートウォッチなどの装着型デバイスを通じて生体情報を取得・可視化することで、現場管理者や乗務員本人が体調変化や疲労の蓄積を早期に察知できる点が強調されている。これにより事故の未然防止や健康起因リスクの低減が期待される。

enstem、日本交通に「Nobi for Driver」をトライアル提供開始 新卒乗務員に50台以上を配備、安全管理の高度化に向けた取り組みを推進 画像 2

トライアルの対象とスケジュール

トライアルは日本交通に入社した新卒乗務員を対象としており、導入目的は新人が安心して乗務できる環境の整備と、長期的な人材定着・育成支援にある。開始時期は2025年8月中旬で、当初配備は50台以上のデバイスを用いた運用としている。

トライアルの実施背景として、日本交通側がこれまでも働きやすい職場環境づくりや安全運行の取り組みを継続してきた点が示されており、今回の導入はその延長線上で行われた。enstemはこれをノンデスクワーカー向けの働き方改革支援の一環と位置付けている。

  • 開始発表日:2025年8月29日 11時00分
  • トライアル開始:2025年8月中旬より運用開始
  • 対象:日本交通の新卒乗務員
  • デバイス数:50台以上

「Nobi for Driver」の技術的な特徴と現場での運用方法

Nobi for Driverはスマートウォッチ等から取得した生体情報を基に、乗務員の健康状態や疲労蓄積を可視化するプラットフォームである。取得対象となる主な生体データは心拍、活動量、睡眠の3点で、これらを組み合わせて労働中のリスク要因を判定する。

可視化されたデータは現場の管理者と乗務員本人の双方にフィードバックされ、体調異常の予兆検知や休息の推奨、シフト調整などの対応を行うことで、事故防止や健康問題による運行停止の低減を図る仕組みになっている。

データ取得から介入までのワークフロー

現場での運用は次のようなステップで実施される。まず、乗務員がデバイスを装着し、心拍や歩数、睡眠時間などが定期的に収集される。収集データはクラウドで解析され、疲労やストレスの蓄積をアルゴリズムにより評価する。

解析結果は管理者向けダッシュボードや乗務員のアプリに通知され、必要に応じて休憩指示や健康相談の案内が出される。これにより事前の介入が可能となり、重大インシデントの未然防止や健康起因のリスク低減につながる。

  1. デバイスによる生体データ収集(心拍・活動量・睡眠等)
  2. クラウド解析による疲労・リスク判定
  3. 管理者および本人へのフィードバックとアラート
  4. 休息やシフト調整などの現場対応
取得データ 解析での意図 想定される現場対応
心拍数 異常な上昇や不規則な変動を疲労/ストレス指標として検出 休憩指示、健康診断の促進
活動量(歩数など) 日中の身体活動パターンから過度な疲労蓄積を推定 シフト調整、業務軽減
睡眠(時間・質) 睡眠不足や睡眠質の低下を疲労蓄積要因として評価 睡眠改善支援、生活指導

導入の背景と関係企業の情報、問い合わせ先

今回の導入背景としては、タクシー運行に伴う安全確保と乗務員の健康管理の強化が挙げられる。日本交通は従来より安全運行や働きやすさの追求を掲げており、とくに社会人としての最初の勤務となる新卒者に対して安心して業務に就ける環境を整備することを重視している。

enstem側は「人と人が安心して働ける環境づくり」を支えるテクノロジー提供を通じて、ドライバーなどのノンデスクワーカーの働き方改革を支援することを掲げている。今回のトライアルはその実践の一環である。

企業概要と連絡先

プレスリリースに記載された両社の公式情報は以下の通りである。企業名、所在地、代表者名、事業内容、URLを明記する。

株式会社enstem
所在地:東京都中央区日本橋浜町3‑21‑1‑3F
代表者:代表取締役 山本寛大
事業内容:ノンデスクワーカー向け健康・安全管理プラットフォーム「Nobi for Driver」開発・提供
URL:https://en-stem.co.jp/
日本交通株式会社
所在地:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル
代表者:代表取締役社長 若林泰治
事業内容:タクシー・ハイヤーによる一般乗用旅客自動車運送事業
URL:https://www.nihon-kotsu.co.jp/

本件に関する問い合わせ先は株式会社enstemの広報担当で、Emailは info@en-stem.com、電話は 03-6821-0193 となっている。

導入の要点まとめ

以下の

は本記事で触れた主要なポイントを整理したものである。各項目はトライアルの目的・対象・技術内容・運用方法・企業情報・問い合わせ先などを一目で把握できるようまとめている。

項目 内容
発表日 2025年8月29日 11時00分
提供開始時期 2025年8月中旬よりトライアル運用開始
提供元 株式会社enstem(代表:山本寛大)
導入先 日本交通株式会社(代表取締役社長:若林泰治)
対象 新卒入社の乗務員
配備台数 50台以上のデバイス
主な取得データ 心拍、活動量、睡眠
目的 体調変化や疲労蓄積の可視化による事故未然防止・健康起因リスク低減
問い合わせ 株式会社enstem 広報 Email:info@en-stem.com / TEL:03-6821-0193
関連URL https://en-stem.co.jp/https://www.nihon-kotsu.co.jp/

本記事は株式会社enstemの2025年8月29日付けのプレスリリース内容を基に作成した。導入の目的、実施時期、対象、技術的特徴、企業情報および問い合わせ先を網羅的に整理している。

参考リンク: