9/11開幕|横浜を巡るYokohama Art Voyage案内

横浜アートボヤージュ

開催期間:9月11日〜9月14日

横浜アートボヤージュ
Yokohama Art Voyageって何なの?
横浜市がTokyo Gendai開催に合わせて市内各所で展開する総合アート企画。9/11〜9/14を中心に展覧会、ワークショップ、公開制作など複数会場で多彩なプログラムを実施し、誰でも参加できる街歩き型のアートフェスだよ。
チケットや参加方法はどうすればいい?
プログラムごとに料金や申込方法が異なる。Tokyo Gendaiは当日券4500円前後、他の企画は無料や小額参加料あり。各回の予約や詳細は公式サイトや各プログラムのリンクで事前確認・申込してね。

横浜市が街全体を舞台にする「Yokohama Art Voyage」とは

横浜市は、2025年8月29日11時00分付のプレスリリースで、国際アートフェア「Tokyo Gendai」の開催期間にあわせて市内各所でアートプログラムを展開する総合企画「Yokohama Art Voyage」を発表しました。開催時期は主に2025年9月11日(木)〜9月14日(日)で、パシフィコ横浜を中心に横浜美術館や象の鼻テラス、黄金町エリアなど、複数の会場で多様なプログラムが行われます。

このプロジェクトは、国際的な現代アートの展示にとどまらず、ワークショップ、公開制作、地域と連携したアートフェスティバルなど、誰もが参加・体験できる企画を数多く含んでいます。横浜を訪れる人々に対して「アートでつながる横浜の旅」を提示することを狙いとしています。

以下では、主なプログラムの日時、会場、入場料、主催、ウェブリンクなどの具体的情報を網羅的に整理し、来場前の参照用として活用できるようにまとめます。

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主要プログラムの詳細と見どころ

ここでは「Yokohama Art Voyage」を構成する主要なプログラムを個別に紹介します。各項目は会期・会場・入場料・主催・ウェブ情報を明記し、来場者が事前に把握しておくべきポイントを整理します。

各プログラムとも、展覧会の性格や参加方法が異なります。実施時間や休場日、予約の有無、入場料の区分などを確認のうえ訪問してください。

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NEW PLATFORM – Alternative ASIA –

会期:9月12日(金)〜9月14日(日)12:00〜20:00(初日12日は22:00まで)

会場:Art Center NEW(みなとみらい線「新高島駅」B1階)

入場料
1日券 2,000円(学生 1,500円)/3日間パスポート 3,000円(学生 2,000円)
主催
一般社団法人Ongoing
WEB
https://artcenter-new.jp/newplatform/

日本、東南アジア、東アジアで活動する計31のオルタナティブアートスペースが一堂に会する企画です。各スペースを代表するアーティストの展示に加え、パフォーマンス、上映ブース、来日作家によるトークイベントが行われ、アジアの現代アートの多様性と交流を体感できます。

深夜までのプログラムがある日程もあり、アジアの“今”を肌で感じられる構成となっています。

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黄金町バザール+上大岡バザール2025「通過中 We Meet Along the Way」

会期:9月11日(木)〜10月13日(月・祝)11:00〜19:00(京急百貨店・ウィング上大岡は開館時間に準ずる)

会場:京急線「日ノ出町駅」「黄金町駅」間の高架下スタジオほか周辺エリア(木曜休場)。京急百貨店・ウィング上大岡(上大岡駅直結、無休)でも展開。

入場料
一般 1,000円(京急百貨店・ウィング上大岡会場は無料)
主催
特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター
WEB
https://koganecho.net/event/kb2025

黄金町バザールは、地域とアーティストの協働を通じたまちの再生を目的としたフェスティバルです。今年は京急線沿線の初黄・日ノ出町地区と京急百貨店・ウィング上大岡の2会場で実施され、20組以上のアーティストによる展示と関連イベント、アーティスト自主企画展示が行われます。

会場が複数に分かれているため、移動時間や休場日(黄金町エリアは木曜休場)に留意してください。

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スナックゾウノハナ vol.32「ナイトタイム・ビジターセンター2025」

会期:9月11日(木)〜9月13日(土)18:00〜21:30

会場:象の鼻テラス(中区海岸通1丁目)

入場料
無料(飲食は別途)
主催
スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
WEB
https://zounohana.com/events/post-10371/

夜間の賑わい創出を目的としたプログラムで、アーティストが“ママ/マスター”となって来場者と直接対話するサロン形式の「スナック」ブースやダンスフロアが設けられます。総勢約12組のアーティストが出演し、音楽や市民参加型の要素を交えたイベントです。

入場自体は無料ですが、飲食は別料金となります。夜間開催の性格上、公共交通機関の終電時刻など移動手段の確認が望まれます。

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ExPLOT Studio オープンスタジオ

会期:9月12日(金)〜9月14日(日)13:00〜20:00(12日は21:00まで)

会場:ExPLOT Studio(西区みなとみらい4丁目3-1 PLOT48内)

入場料
無料
主催
BankART1929
WEB
https://bankart1929.com/events/20250912-0914/

みなとみらいに位置するシェアスタジオで、現在18組のアーティスト・クリエイターが入居しています。企業のR&D施設等が集積する地域特性を活かし、アートと企業、エンジニア、福祉、大学、まちづくりなど多様な分野との接点が生まれる場を目指します。

オープンスタジオは制作現場を直接見られる機会として設定されており、入場無料で創作の過程に触れることができます。

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Transience of Bloom ―花が還るアート

会期:9月13日(土)・9月14日(日)3回開催(①10:30〜11:30/②13:30〜14:30/③16:00〜17:00)

会場:BankPark YOKOHAMA(中区本町6丁目50-1)

参加料
200円(ホームページより事前申込)
主催
株式会社CRAFTINGJAPAN
WEB
https://peatix.com/event/4523530

unu flowerの中村円香氏を迎え、「花の循環」をテーマにしたドライフラワーワークショップを実施します。色褪せてもなお美しい花々を用いて、生命の儚さと再生を表現する一点物のガーランドを制作します。

参加者は完成品を持ち帰ることができ、サステナブルな観点からの体験型プログラムです。事前申込と参加料200円が必要です。

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ミナトノアート+(横浜市役所展示)

会期:9月11日(木)〜9月14日(日)7:00〜23:30

会場:横浜市役所1階展示スペース(中区本町6丁目50-10)

入場料
無料
主催
ミナトノアート実行委員会
WEB
https://minatonoart.jp/

ミナトノアートはローカルなアートシーンを伝えるプロジェクトで、今回で5年目を迎えます。横浜市内の福祉施設にアーティストが訪問し、障がいのある方々や職員の方とワークショップを実施。その成果となる表現を市役所展示スペースで公開します。

アートと福祉の接点、地域で育まれた表現や関係性の成果を広く紹介する企画です。

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横浜美術館リニューアルオープン記念展:佐藤雅彦展「新しい×(作り方+分かり方)」

会期:6月28日(土)〜11月3日(月・祝)10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)

会場:横浜美術館(西区みなとみらい3丁目4-1)

入場料
一般 2,000円、大学生 1,600円、中学・高校生 1,000円、小学生以下 無料(要日時指定予約)
主催
横浜美術館、TOPICS
WEB
https://yokohama.art.museum/exhibition/202506_satomasahiko/

佐藤雅彦の創作活動をたどる世界初の大規模個展で、広告、教育番組、書籍、ゲームなど多岐にわたるメディアでの仕事を総覧します。『作り方を作る』という思想に基づいたコミュニケーションデザインの方法論が示されます。

来館には日時指定予約が必要な場合があるため、公式サイトで事前に確認してください。

Tokyo Gendai(国際アートフェア)と連携する意義

Tokyo Gendaiは国内外の現代アートギャラリーが集う国際アートフェアで、今回が3回目の開催となります。会期を9月に移行しての開催で、横浜の各種プログラムと連動することで、都市全体がアートの舞台となる仕組みが作られます。

以下にTokyo Gendaiの開催概要を示します。来場者はフェア会期と連動する周辺プログラムのスケジュールを合わせて確認すると効率的です。

ヴェルニサージュ
9月11日(木) 17:00〜20:00
一般公開
9月12日(金) 11:00〜18:00、9月13日(土) 11:00〜18:00、9月14日(日) 11:00〜17:00
会場
パシフィコ横浜 展示ホール C/D(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
入場料
当日一般チケット 4,500円ほか。前売券、学生割引、障害のある方の割引あり。
主催
Tokyo Gendai 合同会社
特設サイト
https://tokyogendai.com/ja/

国際的に評価されるギャラリーが集結するため、コレクターやキュレーターをはじめとしたアート関係者の来訪が見込まれます。市内の関連イベントや展覧会と時間をすり合わせることで、短期間の滞在でも多様な体験を得ることが可能です。

まとめ:プログラム一覧と基本情報

ここまで紹介した各プログラムに関する主要データを表形式で整理します。各イベントの公式ウェブページも併記しているため、詳細や最新情報の確認はリンク先をご覧ください。

プログラム名 会期 会場 入場料/参加料 主催 WEB
NEW PLATFORM – Alternative ASIA – 9/12〜9/14(12日は22:00まで) Art Center NEW(新高島駅B1) 1日券 2,000円(学生1,500円)/3日券 3,000円(学生2,000円) 一般社団法人Ongoing 公式
黄金町バザール+上大岡バザール2025 9/11〜10/13(木曜休場) 黄金町周辺・京急百貨店/ウィング上大岡 一般 1,000円(百貨店会場は無料) 特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター 公式
スナックゾウノハナ vol.32 9/11〜9/13 18:00〜21:30 象の鼻テラス 無料(飲食別) スパイラル/株式会社ワコールアートセンター 公式
ExPLOT Studio オープンスタジオ 9/12〜9/14(12日は21:00まで) ExPLOT Studio(みなとみらい) 無料 BankART1929 公式
Transience of Bloom(ドライフラワーワークショップ) 9/13〜9/14(各日3回) BankPark YOKOHAMA 200円(事前申込) 株式会社CRAFTINGJAPAN 申込ページ
ミナトノアート+(横浜市役所展示) 9/11〜9/14 7:00〜23:30 横浜市役所1階展示スペース 無料 ミナトノアート実行委員会 公式
横浜美術館リニューアルオープン記念展:佐藤雅彦展 6/28〜11/3 10:00〜18:00 横浜美術館 一般 2,000円、大学生 1,600円、中高生 1,000円、小学生以下 無料(要予約) 横浜美術館、TOPICS 公式
Tokyo Gendai(国際アートフェア) 9/11(ヴェルニサージュ)〜9/14(一般公開) パシフィコ横浜 展示ホール C/D 当日一般 4,500円ほか(前売、学生等割引あり) Tokyo Gendai 合同会社 公式

本稿では横浜市発表(2025年8月29日11時00分)のプレスリリースに基づき、「Yokohama Art Voyage」に含まれるすべてのプログラム情報を網羅的に掲載しました。各イベントの最新の開催情報、詳細、申込方法、休場日や入場条件等は、必ず記載の公式ウェブページで確認してください。参考情報および総合案内は横浜市のページでも確認できます:https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/bunka/sozotoshi/yokohamaartvoyage.html

参考リンク: