MSIの新SPATIUM M450、PCIe Gen4で500GBの高速SSD
ベストカレンダー編集部
2025年8月29日 10:21
SPATIUM M450発売
開催日:8月29日
ミドルクラスで高速化を図る新型M.2 SSD「SPATIUM M450」登場
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は、PCIe Gen4接続に対応したM.2 SSD「SPATIUM M450 PCIe 4.0 NVMe M.2 500GB V1」を2025年8月29日(金)より発売しました。容量は500GBで、M.2 2280フォームファクタを採用するミドルクラス製品です。発表日時は2025年8月29日 00時00分とされ、同社のSPATIUMシリーズの新ラインナップとして位置付けられています。
本稿では、製品の仕様や搭載技術、想定される利用シーン、保証やデータ保護機能まで、プレスリリースに記載されたすべての情報を漏らさず整理して伝えます。製品ページや関連情報も明記し、技術面とユーザー向けの観点の双方からわかりやすくまとめます。
コントローラと性能—実効速度と規格対応
SPATIUM M450は、Phison製のE19Tコントローラを搭載しています。インターフェースはPCIe Gen4x4、プロトコルはNVMe 1.4に対応しており、シーケンシャル性能は最大読込3,000MB/s、最大書込2,000MB/sと公表されています。これらの速度は、PCIe Gen4世代の帯域を活用することで、従来のGen3 SSDよりも大きな転送量を扱う場面で恩恵が見込めます。
コントローラやプロトコルの組合せにより、OS起動やアプリケーションのロード、ゲームの読み込み時間短縮、大容量ファイルのコピーといった日常的なタスクで体感できる速度向上が期待できます。NVMe 1.4対応により、最新のNVMe機能や電源管理機能なども利用可能な点が特徴です。
対応規格と実効性能の詳細
製品はM.2 2280という汎用性の高いフォームファクタを採用しており、対応するノートPCやデスクトップマザーボードへの組み込みが容易です。PCIe Gen4x4の帯域をフルに活用することで、シーケンシャル読み書きで上記の性能を発揮します。
実効性能はシステム構成や冷却環境、使用状況により変動するため、ベンチマークでは最大値が示されていますが、一般的な使用において体感上の高速化は見込まれます。特に大容量データの転送や、ゲームデータの読み込みといったシーンで効果が出やすい仕様です。
記憶媒体・信頼性技術—長期利用を支える設計
SPATIUM M450は、記録層を積層する3D NAND技術を採用しています。3D NANDの採用により大容量化と高耐久の両立が図られ、かつ消費電力低減の効果も期待されます。ミドルクラスながら長期使用に耐える設計が施されています。
さらにデータ保護と信頼性のため、LDPC(Low Density Parity Check)ECCやE2E(End-to-End)Data Protectionといったエラー訂正やデータ整合性を確保する機能を搭載しています。これにより長期間の使用による読み取りエラーやデータ破損のリスク低減が図られます。
管理機能と保証
TRIMやSMART機能にも対応しており、SSDの健全性や寿命を管理するための基本的なツールとの親和性も保持しています。これらはシステムの最適化や障害予兆の検出に有用です。
保証については最大5年間が用意されており、製品仕様に記載されたTBW(Total Bytes Written)を超えるまで、もしくは5年間のうち早い方が適用されます。保証条件は製品パッケージや販売元の案内に従う必要がありますが、長期使用を見据えた安心感のある設定です。
想定される利用シーンと互換性・入手情報
500GBの容量はOSや主要アプリ、代表的なタイトルのゲームデータを複数インストールする用途に適したサイズです。大容量ファイルのやり取り、映像編集の簡易ワークフロー、ゲームのストレージとしてバランスの良い選択肢になります。
フォームファクタがM.2 2280かつPCIe Gen4x4対応のため、近年の多くのデスクトップおよび一部のノートPCで使用可能です。搭載前にはマザーボードや筐体の仕様、BIOSの対応状況を確認することが推奨されます。
製品入手と関連リンク
製品発売日は2025年8月29日(金)で、発表元はエムエスアイコンピュータージャパン株式会社です。製品の詳細や技術情報はメーカーの製品ページで確認できます。
以下に公式ページおよび関連リンクを示します。製品ページではより詳細な技術仕様やサポート情報が掲載されているため、導入前に目を通すことが推奨されます。
- 製品ページ: https://jp.msi.com/Storage/SPATIUM-M450-PCIe-4.0-NVMe-M.2-V1
- 関連モデル情報(参考): https://jp.msi.com/Storage/SPATIUM-M560-PCIe-5.0-NVMe-M.2
企業背景と権利表記、重要ポイントの整理
MSI(エムエスアイ)はゲーミングブランドとして世界的に知られており、デザインや性能、技術革新を軸に製品開発を行っています。プレスリリースでは、同社が『真のゲーミング(True Gaming)』ブランドであり続ける旨を述べています。
プレスリリース末尾には技術情報や画像、テキストを含むコンテンツの権利に関する表記があり、内容は予告なく変更される可能性がある旨が記されています。製品情報は随時更新され得るため、最終的な仕様確認は公式情報を基に行う必要があります。
プレスリリースに記載された企業情報(原文抜粋)
MSIについての記述では、ゲーミング・eSports業界から信頼されるベンダーであり、デザイン革新性、性能追求、技術イノベーションを基本原則としていることが示されています。過去の実績を乗り越えようとする姿勢を明記しています。
また、プレスリリースの最後にある表記は次の通りです。”All rights of the technical, pictures, text and other content published in this press release are reserved. Contents are subject to changes without prior notice.” これは掲載情報の権利と変更の可能性を示す重要な注意書きです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | SPATIUM M450 PCIe 4.0 NVMe M.2 500GB V1 |
| 発売日 | 2025年8月29日(金) |
| メーカー | エムエスアイコンピュータージャパン株式会社(MSI) |
| 容量 | 500GB |
| フォームファクタ | M.2 2280 |
| インターフェース | PCIe Gen4x4 |
| プロトコル | NVMe 1.4 |
| シーケンシャル読込 | 最大3,000MB/s |
| シーケンシャル書込 | 最大2,000MB/s |
| コントローラ | Phison E19T |
| NAND | 3D NAND(積層型) |
| データ保護機能 | LDPC ECC、E2E Data Protection、TRIM、SMART |
| 保証 | 最長5年間、または記載のTBWを超えるまでの早い方 |
| 参考製品ページ | https://jp.msi.com/Storage/SPATIUM-M450-PCIe-4.0-NVMe-M.2-V1 |
| 関連リンク | https://jp.msi.com/Storage/SPATIUM-M560-PCIe-5.0-NVMe-M.2 |
| カテゴリ | パソコン・周辺機器、パソコンソフトウェア |
| キーワード | MSI、エムエスアイ、台湾、パソコン、コンピューター、SSD、ゲーム、ゲーマー、game、gamer |
| 注意事項 | 掲載情報は予告なく変更される場合があります。All rights of the technical, pictures, text and other content published in this press release are reserved. |
上表は本稿で触れた製品の主要情報を整理したものです。製品の仕様、発売日、搭載技術、保証条件、参照リンクをまとめて提示しています。導入や詳細の確認には、製品ページや販売元の公開情報を参照してください。
本稿はエムエスアイコンピュータージャパン株式会社の2025年8月29日のプレスリリースに基づき、記載されたすべての情報を整理して掲載しました。製品の最終的な仕様や保証条件については、公式の案内を確認のうえ判断することが適切です。
参考リンク: