コクーとDMM、大川市で10月開始の企業向けデジタル伴走支援

大川市とコクー、DMMが連携して進める“デジタル伴走”の狙い

コクー株式会社は2025年8月28日16時00分に発表したプレスリリースで、福岡県大川市（市長：江藤義行）、大川商工会議所（会頭：津村洋一郎）、合同会社DMM.com（会長 兼 CEO：亀山敬司）と協働し、市内企業を対象とした「デジタル伴走支援プログラム」を2025年10月より実施することを明らかにしました。

本プログラムは大川市のデジタル人材育成事業の一環であり、企業の業績向上や業務効率化を図ると同時に、「働きやすい・働きたいと思える職場環境づくり」を目指して女性が活躍しやすい職場環境づくりに向けたデジタル活用支援を行う点が特徴です。コクーはSNS運用支援やRPAスキル定着支援などの具体的な支援メニューを提供し、企業内での内製化や状況に応じた伴走支援によって地域企業の活性化に寄与します。

プログラムが重視する視点

本支援は単なるツール導入に留まらず、現場で使えるスキルの定着と、デジタルを通じた組織文化の改善、特に女性が継続的に働ける環境づくりに重点を置きます。対象企業は大川市内の企業で、女性社員の在籍有無にかかわらず参加可能です。

支援は無料で提供され、参加企業の内製化（社内でデジタル運用を行う体制づくり）を目指す点も明示されています。実施期間は2025年10月から約2か月間となっており、申込締切は2025年9月12日(金)です。

協働の背景とこれまでの取り組み—コクーのパーパスと実績

コクーは「デジタルの力でダイバーシティ＆インクルージョンがあたりまえの社会を創る」というパーパスを掲げています。性別、年齢、国籍、障がいの有無、性的指向などにかかわらず、人々がデジタルスキルを身につけ様々なライフステージで働ける社会を目指しており、そのステップとして女性活躍推進のためのDX人材サービス群（「EXCEL女子」「デジマ女子(R)」「RPA女子(R)」「データ女子(R)」「AI女子(R)」等）を展開しています。

大川市との協働は2022年から継続しており、過去の取り組みで得られた知見を踏まえた上で今回の支援プログラムが設計されています。コクーは未経験者をDX人財へと育成し、育成した人材が地域企業のDXや課題解決を支援するモデルを推進しています。

大川市におけるこれまでの協働実績

以下の活動は大川市との具体的な協働実績です。これらを踏まえ、今回の「デジタル伴走支援プログラム」が実施されます。

1. 2022年11月：「RPA推進共同プロジェクト」

   コクーが自社開発した完全無料RPAツール「マクロマン(R)」を、サポートサービス「RPA女子(R)」が大川市の業務に導入し業務のRPA化を実施しました。詳細は公開されているリリースを参照できます。

   参考：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000055329.html

2. 2023年6月：「新たな働き方支援事業」

   「地域DX人材育成講座」を開催し、コクーは女性向けの「Excel無料体験会」に登壇しました。大川市の女性にデジタルスキルに触れる機会を提供したことが確認されています。

   参考：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000055329.html

3. 2024年8〜9月：「デジタル人材育成講座」

   地元企業を対象にデジタル理解促進と女性のデジタル人材育成を実施。コクーが講師としてDXやデジタルマーケティングの講座を提供しています。

   参考：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000055329.html

「デジタル伴走支援プログラム」詳細：対象・支援内容・申込情報

本章ではプログラムの実施期間、対象、支援内容、費用、募集要項、問い合わせ先を整理します。すべての情報は公表されたプレスリリースに基づいています。

対象企業は大川市内の企業で、女性社員の在籍有無にかかわらず参加可能です。実施期間は2025年10月から約2か月間、参加費用は無料とされています。募集企業数は数社で、応募が多数の場合は選考が行われます。

支援内容の具体項目

支援内容は企業の希望に応じて以下のいずれか、または組み合わせで実施されます。

• SNS運用支援：企業のSNS活用に関する運用の立ち上げ支援・運用ノウハウの伝達。
• RPAのスキル定着に向けた支援：導入支援にとどまらず、従業員が継続的にRPAを使えるようにする定着支援。
• 内製化支援・伴走支援：企業内部での運用体制構築や現場の状況に即した伴走支援。
• 女性が活躍できる職場環境づくりへの支援：デジタルを活用した働き方改革、業務の見直し、柔軟な働き方の導入支援。

参加費は無料で、実施期間中はコクーが現場に寄り添いながら内製化を目指す支援を行います。

申込方法・締切・問い合わせ

申込締切は2025年9月12日(金)です。募集は数社で、応募多数の場合は対象企業の選考が行われます。申込や詳細は大川市のプログラム案内ページで確認できます。

問い合わせ先は以下の通りです。プログラムに関するお問い合わせは大川市役所 企画課 企画・女性政策係へ連絡するよう案内されています。

デジタル伴走支援プログラム案内（大川市）

https://www.city.okawa.lg.jp/s006/danjo/Digitaljinzaiikusei/20250718143642.html

大川市 企画課 企画・女性政策係（問い合わせ先）

TEL：0944-85-5553

関係企業のプロフィールとコクーの地方創生戦略

本プログラムの実施には合同会社DMM.comと大川商工会議所が協力しています。DMMは会員数4,507万人（※2024年2月時点）を持つ総合サービスサイト「DMM.com」を運営しており、動画配信や電子書籍、アニメ等のエンタメ分野に加え、3DプリントやEV充電、AIなどハード・テクノロジー分野まで多岐にわたる事業を展開しています。

DMMの企業情報やプレスキット、公式オウンドメディアはそれぞれ公開されており、事業の多様性が地域協働にも資する形となっています。

コクー株式会社の事業概要と地方創生への取り組み

コクーは「人財×デジタル事業」をコアに、DXコンサルティングやRPA、データサイエンス、AI、デジタルマーケティング、エデュケーション事業などを提供しています。地方創生は長期経営計画「VISION2030」の重点テーマの一つであり、地方拠点30拠点を目標に掲げています。

地方で人手不足が深刻化する課題に対し、地元のデジタル未経験者を正社員として採用しDX人財へ育成、地域企業のDX推進を支援する「地産地活（ちさんちかつ）モデル」の構築を目指しています。これにより雇用機会の創出や地域の給与格差是正、地域の魅力ある職場づくりを進める方針です。

コクー株式会社（英記 COCOO Corp.）

所在地（東京本社）：〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-29 帝国書院ビル5階

設立：2019年2月6日

資本金：5億5百万円（資本準備金含む）

代表者：代表取締役CEO 入江雄介

事業内容：DXコンサルティング、EXCEL女子事業、データサイエンス、RPA、AI、デジタルマーケティング、ITインフラ、エデュケーション等

Webサイト：https://cocoo.co.jp/

プレスリリースに記載された問い合わせ先（報道関係）は以下です。

コクー株式会社 広報グループ 担当：深町麻希

TEL: 080-7681-9473（携帯）、03-3527-1167（代表）　MAIL: prg@cocoo.co.jp

コクー代表電話

TEL: 03-3527-1167（代表）

DMMに関する公式情報は以下を参照してください。

DMM 企業サイト

https://dmm-corp.com/

DMM プレスキット

https://dmm-corp.com/presskit/

DMM 公式オウンドメディア

https://inside.dmm.com/

会員数（参考）

4,507万人（2024年2月時点）

要点の整理（プログラム概要を表で一目で確認）

以下の表に、本記事で触れた「デジタル伴走支援プログラム」の主要項目を整理しています。申し込みや詳細の確認は大川市の案内ページまたは上記問い合わせ先までご確認ください。

記事では発表資料の内容をもとに、プログラムの目的、これまでの協働実績、支援内容、申込方法、協働する企業の概要やコクーの地方創生戦略について整理しました。申込や詳細情報の確認は大川市の案内ページおよび各問い合わせ先にてご確認ください。