10月1日付でGENDAがキャラットを完全子会社化 統合で広がる体験

キャラット完全子会社化

開催日:10月1日

キャラット完全子会社化
いつから子会社になるの?
契約は2025年8月27日に締結され、効力発生日は2025年10月1日。以後キャラットはGENDAの完全子会社となり、株式譲渡と簡易株式交換の手続きが順次進みます。
統合でサービスはどう変わるの?
GENDAのアミューズメント網や保有IPとキャラットの撮影サービスを組み合わせ、相互送客やコラボ企画、海外展開などで体験型サービスの拡充が見込まれます。

GENDAによる株式譲渡と簡易株式交換──成立日と手続きの要点

2025年8月27日20時03分、株式会社キャラットは株式会社GENDA(東証グロース市場、コード番号:9166)との間で、キャラットの株式譲渡契約および株式交換契約を締結したことを公表しました。これにより、2025年10月1日付でキャラットはGENDAの完全子会社となります。発表日時や契約の締結内容、効力発生日は本件の重要な事実として明確に示されています。

本件は株式の取得と簡易株式交換に関するものであり、GENDAがキャラットの株式を取得して完全子会社化するスキームです。具体的な契約の形態としては、株式譲渡契約と株式交換契約の双方が締結されており、2025年10月1日を効力発生日とするスケジュールが公表されています。

手続きとスケジュールの整理

契約締結日:2025年8月27日(公表は同日20時03分)

効力発生日:2025年10月1日(GENDAの完全子会社化の予定日)

契約内容
株式譲渡契約および株式交換契約の締結により、GENDAがキャラットを完全子会社化する。
上場情報
買い手であるGENDAは東京証券取引所グロース市場上場企業(コード:9166)である。

上記の内容は、関係者や投資家にとって企業統治や事業再編の重要な指標となります。公表された日時、効力発生日、契約の種類はすべて公式に示されており、これに基づいて両社は今後の統合計画を進めていきます。

キャラットの事業基盤と保有ブランド──店舗網と提供サービス

株式会社キャラットは奈良県香芝市に本社を置き、代表取締役社長は佐野 隆之氏です。2025年8月27日現在で、全国に5ブランド108店舗を展開しています。主なブランドとしては「スタジオキャラット」「スタジオコフレ」「クレールブライダルスタジオ」「振袖スタジオラブリ」のほか、セルフ写真館Originalや出張撮影、ECサイト運用、スタジオデザインなど多様なサービスを提供しています。

企業理念は「心はずむ体験を通して、人生を彩り、社会を幸せにするコミュニケーションを創造する」。コーポレートスローガンは「あたらしい自分に会おう」で、創立以来30年以上にわたり写真を通じたコミュニケーション価値の拡張を続けてきました。

ブランド構成と主な事業内容

キャラットの事業は、キッズやファミリー向けのスタジオ撮影からブライダル、振袖撮影、貸し切り型スタジオまで幅広くカバーしています。これにより、ライフステージごとのニーズに応えられるサービスラインナップを有しています。

  • スタジオキャラット:キッズ・ファミリー向けの撮影
  • スタジオコフレ:貸し切りスタイルのスタジオ
  • クレールブライダルスタジオ:ブライダル撮影
  • 振袖スタジオラブリ:振袖撮影
  • セルフ写真館Original:セルフ撮影サービス

これらのブランドは合計で108店舗(2025年8月27日現在)を運営しており、写真撮影を通じた「感動体験」を提供しています。事業範囲には撮影そのものに加えて、スタジオ運営のためのデザインやEC運用、出張撮影などが含まれます。

参画の目的と期待されるシナジー

キャラットがGENDAへの参画を決定した目的は、当社が持つ「感動体験から生まれる人と人のコミュニケーション」という強みと、GENDAの持つ「エンターテイメント」の強みを融合させることで新たな顧客体験を創出することにあります。両社の顧客層は重なりやすく、相互送客やIPを活用した共同企画によって新たな体験型サービスの提供が見込まれます。

GENDAが運営するアミューズメント施設「GiGO」やカラオケチェーン「カラオケBanBan」は若年層からファミリー層まで幅広く支持されています。これらの施設とキャラットの写真サービスとの連携により、来店動機の拡大や顧客接点の強化が期待されます。

具体的なシナジーの方向性

相互送客やコラボレーション、IP活用、海外展開の4つを軸としてシナジーの方向性が示されています。これにより、従来の写真撮影サービスを超えた体験型エンターテイメントの提供が可能となります。

  1. 相互送客:GENDAの施設来訪者をキャラットの撮影サービスへ誘導、逆にキャラット顧客をGENDA施設に送客する施策。
  2. IPコラボレーション:GENDAが保有・提携するキャラクターやコンテンツを活用した限定撮影企画など。
  3. 海外展開:GENDAのグローバルネットワークを活かし、国内に留まらないサービス展開。
  4. 新体験の創出:写真撮影を中核に、エンターテイメント性を加えた体験型サービス。

これらの施策を通じ、キャラットは「写真を超えて、コミュニケーションカンパニーへ」としての進化を図る方針です。GENDAと連携することで、提供できる体験の幅や地域的な展開可能性が拡大します。

GENDAの事業概況とキャラットとの統合が示す意義

GENDAは「世界中の人々の人生をより楽しく」をAspirationに掲げ、アミューズメント、カラオケ、ツーリズム、キャラクター・マーチャンダイジング、フード&ビバレッジ、映画や体験型コンテンツなど幅広い事業を手がけるエンターテイメント企業です。設立は2018年5月で、代表取締役社長CEOは片岡 尚氏、所在地は東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング6Fです。

GENDAは国内外で「GiGO」等のアミューズメント施設やカラオケチェーン「カラオケBanBan」を合わせて約1,000店舗、ミニロケ(主に30台以下のゲーム機を設置するゲームコーナー)を約14,000箇所運営しており、事業展開国には日本、米国、中国大陸、香港、台湾、英国、ベトナム、オランダ、カナダが含まれます。

会社情報と参照先

GENDAの公式ウェブサイトおよびIRページは以下の通りです。これらは投資家情報や企業情報を確認する際の公式な参照先となります。

キャラットの公式サイトは以下です。事業内容や各ブランドの詳細は同ページで確認できます。

要点の一覧(本記事で取り上げた重要情報の整理)

以下の表は、本記事で扱った重要事項を整理したものです。発表日時、効力発生日、企業概要、ブランド・店舗規模、想定される連携領域などを網羅しています。

項目 内容
発表(公表)日時 2025年8月27日 20時03分
効力発生日(完全子会社化) 2025年10月1日
取得の形態 株式譲渡契約および簡易株式交換契約
買い手(親会社) 株式会社GENDA(東証グロース市場、コード:9166)
売り手(被取得会社) 株式会社キャラット(本社:奈良県香芝市、代表取締役社長:佐野 隆之)
キャラットの事業内容 フォトスタジオ事業、スタイリング、レンタル事業、セルフ写真館、出張撮影、EC運用、スタジオデザイン等
キャラットのブランド・店舗数 5ブランド、108店舗(2025年8月27日現在)
GENDAの事業範囲 アミューズメント、カラオケ、ツーリズム、キャラクターマーチャンダイジング、F&B、コンテンツ&プロモーション等
GENDAの店舗網 アミューズメント・カラオケ等で約1,000店舗、ミニロケ約14,000箇所(国内外で展開)
代表者・設立 GENDA:代表取締役社長CEO 片岡 尚、設立2018年5月/キャラット:代表取締役社長 佐野 隆之、設立2004年12月(創立1994年4月)
本社所在地 GENDA:東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング6F/キャラット:奈良県香芝市鎌田416-1
公式サイト GENDA:https://genda.jp、IR:https://genda.jp/ir/キャラット:https://caratt.studio/system/

以上が本件に関する主な事実と各社の概要、想定される連携領域の整理です。本発表は、キャラットが写真を核にしたコミュニケーション価値をさらに拡張し、GENDAのエンターテイメント資源と組み合わせることで新たな体験型サービスを模索するための重要な一手と位置付けられます。

参考リンク: