真夏の青山でUSJが占拠　恐怖のI SCREAM店体験

真夏の青山で日常が狂う──『喰うか。喰われるか。恐怖の I SCREAM店』初日の光景

2025年8月28日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが仕掛けた期間限定イベント『喰うか。喰われるか。恐怖の I SCREAM店』の初日が、東京・青山のサーティワン アイスクリーム青山店で報道公開された。開催期間は2025年8月28日（木）から8月30日（土）までで、各日17:30から21:30に実施される。

このイベントは、普段は笑顔あふれるアイスクリームショップを舞台に、超狂暴化したゾンビたちが店内を占拠するという設定で、来場者に“正気を失う”ほどの恐怖を体験させるものだ。会場は荒れたカウンターや点滅する照明、倒れている店員の姿などで非日常の空間に作り替えられており、来場者は店内に足を踏み入れた瞬間から日常とは異なる不穏な空気に飲み込まれる構成となっている。

初日で確認された演出と来場者の反応

店内に突如現れたゾンビはチェーンソーを手にする個体もおり、近距離での接触を想定した演出が多く盛り込まれている。来場ゲストは息を潜め、ミッションを遂行しながら極限状態からの生還を目指す体験を求められる。

報道公開での来場者の声は非常に生々しく、多くが「目の前のゾンビに、思わず息を止めちゃうくらい、めちゃめちゃ怖かった」「新しい恐怖だったし驚きの連続でした」と語っている。複数のゲストからは、日常的な店舗空間にゾンビがいるというギャップが恐怖を増幅させたという指摘があった。

• 開催日程: 2025年8月28日(木)〜8月30日(土) 17:30〜21:30
• 会場: サーティワン アイスクリーム 青山店
• 参加方法: 事前抽選に当選したゲストのみ参加可能（当日券なし）

体験内容と参加条件、安全対策について

イベントはユニバーサル・スタジオ・ジャパンがハロウィーン・ホラー・ナイトに先駆けて実施する特別企画だ。会場は実際の店舗であり、逃げ場のない空間設定が恐怖体験を強化する要素になっている。

参加は抽選で当選したゲストのみとなり、当日券の配布は行われない。運営は会場の開催規定を順守し、安全に配慮した運営で実施するが、荒天や地震といった自然災害、またはその他社会情勢の変化により内容の変更や中止の可能性があることが明記されている。

安全対策と実施上の注意点

運営側は安全確保のための規定を設けており、来場者が安全に配慮したうえで体験できるよう留意している。具体的には会場スペースの制御、演出時の危険物管理、スタッフによる誘導等が挙げられる。

来場者には事前抽選の結果に基づく参加案内が送付されるため、当日は案内に従って行動する必要がある。また、会場では本イベントにふさわしくない身体的条件や持病がある場合など、参加を制限する運用が行われる可能性があることも考えられる。

事前抽選

応募者の中から抽選で参加者を選出。抽選に当選した方のみが参加可能。

当日券

配布なし。事前抽選の当選者のみ。

中止基準

荒天、地震、その他社会情勢による中止・内容変更の可能性あり。

関係者の言葉とハロウィーン・ホラー・ナイト2025の全体像

本イベントはユニバーサル・スタジオ・ジャパンが秋に展開する『ハロウィーン・ホラー・ナイト』の一部として位置づけられており、本格的なパークイベントの予告的要素も兼ねている。パーク本編『ハロウィーン・ホラー・ナイト』は2025年9月5日（金）から11月3日（月）まで開催される予定で、恐怖レベルのさらなる進化をうたっている。

パーク内では超狂暴化したゾンビが大量出現する『ストリート・ゾンビ』や、音楽グループKing Gnuとの初コラボによる『ゾンビ・デ・ダンス』など新要素が展開される見込みで、昼夜で異なる体験を用意することで1日を通して楽しめる構成になると説明されている。

関係者の発言

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ハロウィーン・プロジェクト統括ディレクター 鶴 隼人は、同社のハロウィーンが長年にわたりさまざまなチャレンジを繰り返してきた経緯に触れ、2025年のテーマを「正気なんか、失え。」と説明した。店舗での実施により「日常と非日常」「安心と恐怖」といったコントラストを強調し、来場者が感情を解放できる体験を目指すと述べている。

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社 営業本部 東日本営業部 マネージャー 右田 貢一は、真夏にハロウィーン要素を導入することの意義や、普段の店舗空間が非日常へと変貌することによる驚きの提供について語った。サーティワン側は常に新しい驚きと楽しさを届けることを意識しており、本企画はその方針に合致するとしている。

来場ゲストの声

報道公開に参加した複数のゲストのコメントがプレスリリースに掲載されている。女性二人組は、目の前に迫るゾンビに息を止めるほどの恐怖を感じたこと、東京のサーティワン店舗で気軽にユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィーン体験ができる点を評価している。

別の男性来場者は、普段訪れる店舗の変化が物語へ巻き込まれる感覚を強めたこと、声を出してはいけない場面がある演出により新しい恐怖が生まれたことを挙げている。全体として報道公開参加者は極度の恐怖と高揚が入り混じる体験を報告している。

• パーク本編開催期間: 2025年9月5日(金)〜11月3日(月)
• 注目プログラム: ストリート・ゾンビ、ゾンビ・デ・ダンス（King Gnuコラボ） 他

イベント関連の記念コンテンツ

イベント開催を記念して、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内でしか配布されない限定ステッカーを期間限定でプレゼントする企画が用意されている。配布は2025年8月29日(金)から9月4日(木)までの7日間、サーティワン アイスクリーム青山店の通常営業中に購入した方に1枚配布される。

ただしステッカーは在庫状況により予告なく早期終了する場合がある旨も明記されている。配布場所は青山店の通常営業時間中に限られるため、参加希望者はその点にも注意が必要だ。

本稿では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが真夏の街中で実施した本企画の全容を報告した。日程や参加方法、配布物、関係者の発言や来場者の声、安全面の留意点など、プレスリリースで示されたすべての情報を整理した。詳細や最新情報は上記の公式サイトを参照されたい。