9月3日開幕 宮崎ブースが大阪万博で神話・食体験
ベストカレンダー編集部
2025年8月28日 18:15
宮崎ブース出展
開催期間:9月3日〜9月5日

「日本のひなた」を伝える宮崎ブースの構成〜3つの柱で魅力を体験できる場に
宮崎県は、2025年9月3日(水)から9月5日(金)までの3日間、大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」Northにて、九州7県合同催事の一角として宮崎ブースを出展する。プレス発表は宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課が2025年8月28日14時26分に行っている。知事は河野俊嗣で、出展は「九州の宝を世界へ-Treasure Island KYUSHU-」のコンセプトのもと行われる。
宮崎ブースは、県産材をふんだんに使用した空間構成のもと、「神話」「観光・スポーツ」「食・焼酎」という3つのエリアを中心に展示と体験を展開する。これにより、神話や伝統文化、スポーツの歴史的結びつき、食の豊かさといった多面的な宮崎の魅力を来場者に伝える狙いがある。
- 主催(発表)
- 宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課
- 発表日時
- 2025年8月28日 14時26分
- 会期
- 2025年9月3日(水)~9月5日(金) 10:00~20:00
- 会場
- EXPOメッセ「WASSE」North(大阪・関西万博会場内)
- コンセプト
- 九州の宝を世界へ-Treasure Island KYUSHU-

神話エリア:神楽のVRと衣装着用で伝える記紀神話の世界
宮崎は古くから「日向」と称され、記紀神話に彩られた地として知られる。神話エリアでは、その世界観を表現するブース装飾に加え、神楽に関する体験プログラムを提供する。特に神楽は2028年のユネスコ無形文化遺産登録を目指している点が強調される。
体験型コンテンツとしては、神楽衣装の着用体験や神楽のVR体験が用意されている。来場者はVRによって舞の臨場感を味わい、衣装着用を通じて祭礼文化の物理的な一端に触れることができる構成だ。
- ブース装飾:神話の世界観を再現した展示
- 衣装着用体験:神楽衣装の実際の着用が可能
- VR体験:神楽の舞を仮想空間で体感

観光・スポーツエリア:映像と展示で見せる観光資源とスポーツの拠点
観光・スポーツエリアでは大型ビジョンやVR動画を用いて、宮崎県の自然・観光資源を視覚的に紹介する。温暖な気候や海山の景観、観光地の魅力を映像で伝えることにより、遠隔地の来場者にも即時的な理解と興味を促す。
スポーツ面では「スポーツランドみやざき」に関する展示のほか、宮崎が野球キャンプ地として歴史的に関わってきたことを示す展示物として、長嶋茂雄氏のユニフォームやグッズが並べられる。これらはスポーツ観光の側面を具体的に示すための資料展示となる。
- 大型ビジョンでのPR動画放映
- 「スポーツランドみやざき」の関連展示
- 長嶋茂雄氏のユニフォーム・グッズ展示
- 観光VR体験(観光地の臨場感をVRで再現)
- 「日本のひなた宮崎 国スポ・障スポ」のPR展示

食・焼酎エリアと九州7県合同の食ブース:試飲・販売と万博限定メニュー
食・焼酎エリアでは、宮崎牛などの特産品や本格焼酎の試飲を中心に展示・販売を行う。宮崎牛は、全国和牛能力共進会で史上初の4大会連続「内閣総理大臣賞」を獲得しており、その一端を紹介するためのふるまいや販売が企画されている。
本格焼酎の試飲は5つの蔵元による提供で、来場者は複数の銘柄を比較できる。加えて日向夏ジュースなどのノンアルコール試飲や、県産品の販売(約150品目)も行われる予定だ。
- 本格焼酎試飲・販売:5蔵元(井上酒造・雲海酒造・落合酒造・神楽酒造・霧島酒造)による試飲体験
- 食のふるまい:宮崎牛ローストビーフ、鶏炭火焼、日向夏ジュースの提供
- 県産品販売:約150品目を予定
また、九州7県合同の食ブースでは、九州の食材をふんだんに使った「九州宝弁当」を万博限定で販売する。宮崎県はこの弁当で「宮崎餃子」を提供するほか、ドリンクとして酎ハイ(サンA乾杯果汁)やソフトドリンク(スコール、宮崎マンゴーサイダー)を販売する。

ステージイベントと期間後の関連販売情報
会期中は九州7県合同のステージイベントも開催される。9月3日には九州7県知事によるオープニングセレモニーと、松田丈志氏によるトークショーが予定されている。9月4日は日之影町による大人神楽の公演、9月5日はみやざき犬ダンスショーが行われる。
会期終了後も宮崎牛を味わえる機会として、宮崎牛の販売ブースが別会場で期間限定にて設けられる。会期終了後の販売期間や会場の詳細は以下の通りで、万博会場での接点を延長する取り組みになっている。
- 会期中の主なステージイベント
- 9月3日(水):九州7県知事オープニングセレモニー、松田丈志氏トークショー
- 9月4日(木):大人神楽(日之影町)公演
- 9月5日(金):みやざき犬ダンスショー
- 九州7県合同食ブースの内容
- 万博限定「九州宝弁当」(宮崎は「宮崎餃子」を提供)
- 酎ハイ(サンA乾杯果汁)、ソフトドリンク(スコール、宮崎マンゴーサイダー)販売
- 会期後の宮崎牛販売
- 期間:2025年9月8日(月)~9月14日(日)
- 会場:ORA外食パビリオン「UTAGE」
- 品目:宮崎牛ロースステーキ丼等

展示出展の背景と地域資源の活用
宮崎県は温暖な気候や豊かな自然、記紀神話に由来する文化などを「宝」として位置づけている。今回の出展は、これらの地域資源を物理的・デジタル的な体験に変換して来場者に伝える試みであり、県産材を用いたブース設計は地域の素材活用を示す具体例でもある。
また、スポーツや食を軸にした観光振興と、無形文化遺産登録を目指す神楽の周知を並行して行うことで、多様な層への訴求を図る構成になっている。
要点の整理(本記事のまとめ)
以下の表は、本記事で紹介した宮崎県の万博出展に関する主要情報を整理したものである。出展期間、会場、主な展示内容、ステージイベント、会期後の販売情報などを網羅している。
項目 | 内容 |
---|---|
出展主体(発表元) | 宮崎県 商工観光労働部 観光経済交流局 観光推進課(発表日:2025年8月28日 14:26) |
会期 | 2025年9月3日(水)~9月5日(金) 10:00~20:00 |
会場 | EXPOメッセ「WASSE」North(大阪・関西万博会場内) |
コンセプト | 九州の宝を世界へ-Treasure Island KYUSHU- |
ブース構成 | 「神話」「観光・スポーツ」「食・焼酎」の3エリア(県産材を使用) |
神話エリア | 神楽衣装着用体験、神楽VR体験、神話世界の装飾(神楽は2028年ユネスコ無形文化遺産登録を目指す) |
観光・スポーツエリア | 大型ビジョンでのPR動画、観光VR、スポーツランドみやざき展示、長嶋茂雄氏のグッズ展示、日本のひなた宮崎 国スポ・障スポのPR |
食・焼酎エリア | 宮崎牛ローストビーフ、鶏炭火焼、日向夏ジュースのふるまい、本格焼酎試飲(井上酒造・雲海酒造・落合酒造・神楽酒造・霧島酒造)、県産品販売(約150品目) |
九州7県合同食ブース | 万博限定「九州宝弁当」(宮崎は宮崎餃子提供)、酎ハイ(サンA乾杯果汁)、ソフトドリンク(スコール、宮崎マンゴーサイダー)販売 |
ステージイベント(会期中) | 9/3:九州7県知事オープニングセレモニー、松田丈志氏トークショー / 9/4:大人神楽(日之影町)公演 / 9/5:みやざき犬ダンスショー |
会期後の関連販売 | 宮崎牛販売ブース(9/8~9/14)、会場:ORA外食パビリオン「UTAGE」、品目:宮崎牛ロースステーキ丼等 |
関連リンク | https://treasure-island-kyushu.com/ |
この記事では、出展内容とスケジュール、体験プログラムや会期後の販売情報を中心に、プレスリリースのすべての情報を網羅して整理した。来場を検討する際は、会期・会場・提供コンテンツを確認のうえ、体験や販売の時間帯・混雑状況などに注意して訪れると、各エリアの特色を効率よく巡ることができる。
参考リンク: