松江・天神町に天然温泉『湯屋天神』が2026年春開業
ベストカレンダー編集部
2025年8月28日 09:56
湯屋天神2026春開業
開催日:3月1日

松江市天神町に新設される「天然温泉 湯屋天神」—街なかに広がる湯とサウナの拠点
山陰中央テレビジョン放送株式会社は、島根県松江市中心部の天神町商店街に、日帰り利用が可能な天然温泉と本格サウナを備えた宿泊施設「天然温泉 湯屋天神」を2026年春に開業すると発表しました。プレスリリースは2025年8月27日10時00分に公開され、同日ティザーサイトおよび公式SNSが公開されています(ティザーサイト:https://yuyatenjin.com/、Instagram:https://www.instagram.com/yuyatenjin.shimane/、Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=61579171495844)。
施設はJR松江駅から徒歩圏内に位置し、歴史ある天神町商店街の再活性化を目的としたプロジェクトの中核を担います。日帰り入浴と宿泊の両機能を併せ持つことで、観光利用だけでなくビジネスや地元の夜間利用者の受け皿も想定されています。

開業時期と立地の詳細
オープン予定時期は2026年春。所在地は島根県松江市天神町129で、商店街の中心に位置することで周辺店舗との回遊を促進します。施設外観は完成予定イメージがプレス資料で公開されており、まちの景観との調和を重視したデザインが示されています。
代表者コメントとして同社代表取締役社長の田部長右衛門氏は、白潟・天神の街づくりに「中心となる集客施設が必要」との認識を示し、実際に掘削したところ温泉が出たことから「迷うことなく湯屋にしようと決めた」と述べています。商店街活性化の新たなモデルとしての役割が明言されています。

施設構成と利用設計—湯、サウナ、宿泊を結ぶ導線
湯屋天神は、天然温泉の浴場と本格サウナを中核に据えつつ、宿泊機能を併設する複合施設です。日帰りでの利用が可能である点を明確に打ち出しており、地元住民から観光客、ビジネス利用者まで幅広いニーズに応える設計です。
特徴的なのは施設が夕食を提供しない点で、これは来訪者に対して商店街の飲食店を利用してもらうという目算に基づく運営方針です。飲食機能を外部に委ねることで地域内消費の循環を促す意図があり、コンセプトは「まちごと湯ったり、商店街にひたろう。」と表現されています。

設備と宿泊プランの概要
宿泊部は以下の構成となります。観光や出張利用に適した客室と、気軽に泊まれるドミトリーを組み合わせた形で多様な滞在ニーズに対応します。
- ダブルルーム:8室
- ツインルーム:1室
- ドミトリー:29床(相部屋ベースの簡易宿泊)
宿泊者向けには、飲み会後にそのまま滞在できるプランなども予定されている点が明記されています。夕食を施設内で用意しないことを前提に、商店街での食事を組み合わせた滞在動線を整える計画です。

ロゴ・キャラクター・スタッフウェアのデザイン体制
ブランド設計とビジュアル面では外部クリエイティブチームを起用しています。ロゴおよびスタッフウェアの監修はセレクトショップを運営する株式会社ビームスのチーム「BEAMS DIRECTORS BANK」が担当しました。
デザインは、アパレルブランド「A BATHING APE®」でグラフィックデザイナーを務めたハイロック氏が手掛けています。施設のキービジュアルとなるオフィシャルキャラクター、ロゴ、スタッフが着用するオリジナル法被のデザインを統括しており、スタッフウェアの背面デザインも示されています。

キャラクターの意匠と命名企画
プレス資料ではキャラクターの性格や外観について具体的な記述があります。説明によれば、キャラクターは「いつも湯気をまといながら、訪れる人々の心と体をぽかぽかに温めてくれる存在。ちょっぴりおっちょこちょいだけど、どこか憎めない表情と、湯けむりに包まれたふくよかなシルエットが特徴」とされています。これにより、施策・施設の親しみやすさを視覚的に補完する狙いがあることがうかがえます。
キャラクターの名称は、山陰地域の子どもたちを対象とした公募で決定する予定です。地域参加型の取り組みを通じて、地元住民とのつながりを深める仕組みが組み込まれています。

天神町商店街の歴史と地域連携、運営窓口
天神町商店街は江戸時代から白潟天満宮の門前町として栄え、長年にわたり商店が軒を連ねる地域でした。しかしその後、病院や郵便局の移転、大型ショッピングセンターの進出などにより人の流れが減少し、一時は衰退が進みました。
令和に入ってからは土曜夜市の復活や新規出店などの取り組みでにぎわいが徐々に回復しつつあります。「湯屋天神」は、この地にかつてなかった温浴施設として、新たな経済的・文化的拠点となることを目指しています。先人たちの歴史を受け継ぎながら、次世代の商店街を築くという位置づけです。

問い合わせ先と公開情報
本件に関するお問い合わせ先は以下のとおりです。広報・報道向けの窓口が示されています。
- 発表元
- TSKさんいん中央テレビ(山陰中央テレビジョン放送株式会社)
- info@tsk-tv.co.jp
- ティザーサイト
- https://yuyatenjin.com/
- https://www.instagram.com/yuyatenjin.shimane/
- https://www.facebook.com/profile.php?id=61579171495844
プレスリリースには、ダウンロード可能な素材や画像ファイルの案内も含まれており、報道関係者向けの視覚資料が提供される予定であることが記載されています。

要点の整理
以下の表はこの記事で触れた重要事項を整理したものです。所在地や開業時期、施設構成、デザイン監修、問い合わせ先などを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 天然温泉 湯屋天神 |
所在地 | 島根県松江市天神町129 |
オープン予定 | 2026年春 |
施設概要 | 日帰り天然温泉・本格サウナ、宿泊施設(ダブル8室、ツイン1室、ドミトリー29床) |
飲食方針 | 施設内で夕食は提供せず、商店街の飲食店利用を促進 |
ブランド監修・デザイン | BEAMS DIRECTORS BANK監修、ハイロック氏(A BATHING APE®出身)がデザイン |
キャラクター | 湯けむりをまとった親しみやすいキャラクター。名称は山陰の子どもたちから公募 |
発表日・発表元 | 2025年8月27日 10:00(TSKさんいん中央テレビ) |
問い合わせ | info@tsk-tv.co.jp |
関連リンク | https://yuyatenjin.com/(ティザーサイト) |
この表は記事内で解説した内容を一読で確認できるようにまとめたものです。ティザーサイトや公式SNSでは今後も追加情報やイベント告知が順次公開されるため、最新の情報はそちらで確認することができます。
参考リンク: