岡山大学のおかやまテックガレージが成果報告、5件の発表

テックガレージ成果報告会

開催日:8月7日

テックガレージ成果報告会
おかやまテックガレージって何?
岡山大学の共創イノベーションラボKIBINOVE内に設置された学生向けの試作拠点だよ。3Dプリンタ等の機材や作業スペースを備え、地域課題解決や新規事業創出に向けたプロトタイプ作りやメンタリング支援を行う「学生の秘密基地」だ。
第2期の応募はどうすればいいの?
現在第2期の募集を実施中で、応募要項や締切、申請フォームはスタートアップ・ベンチャー創出本部の公式ページ(venture.okayama-u.ac.jp)に掲載。問い合わせは掲載のメールや電話窓口に連絡すれば詳細を案内してくれる。

津島キャンパスに生まれた「学生の秘密基地」―おかやまテックガレージの意義と設置背景

国立大学法人岡山大学は、共創イノベーションラボKIBINOVE(きびのべ)内に、学生や研究者が自由に試作・検証を行える拠点として「おかやまテックガレージ」を設置しました。3Dプリンタなどの機材と作業スペースを備え、地域課題の解決や新規事業創出を目指す取り組みを「学生の秘密基地」として支援することを目的としています。

本プレスリリースは2025年8月28日付(発表日:2025(令和7)年8月28日、配信時刻:01時20分)で公開されており、本プロジェクトは内閣府「地域中核イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施されています。設置された拠点は岡山市北区の岡山大学津島キャンパス内に位置し、学内外の共創を促進する場として運用されています。

設置場所
岡山大学 津島キャンパス 共創イノベーションラボ KIBINOVE(きびのべ)
事業区分
内閣府「地域中核イノベーション創出環境強化事業」の一環
公表日
2025年8月28日
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成果報告会の一日と発表された五つのプロジェクト

2025年8月7日、津島キャンパスKIBINOVEで「おかやまテックガレージプロジェクト成果報告会」が開催され、学内関係者や企業関係者ら約30人が参加しました。2024年度後期に第1期プロジェクトとして学生チームを公募し、応募11件のうち4件を採択して半年以上にわたる助成金とメンタリングによる支援を行った成果を発表する場となりました。

当日の発表は各チームが取り組んだ内容、取り組むに至った動機、活動を通じて得られた知見と今後の活用方法を軸に行われ、講評者からの率直な指摘にも真摯に対応し、質問に対して自分たちの言葉で丁寧に回答する姿が見られました。発表後は展示スペースで試作品を来場者が体験できる形式が取られました。

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発表プロジェクト一覧と概要

第1期プロジェクトとして発表されたプロジェクトは以下の通りです。それぞれ社会課題や実用化を見据えた多様なテーマで、学内設備を活用してプロトタイプやサービスの検証を行いました。

  • ジャンボタニシの卵撲滅するニャん:外来種であるジャンボタニシの卵対策を目的とした手法や試作を検討。
  • 移動ロボット拡張モジュールのためのベース開発:既存移動ロボットに装着できる拡張モジュールのプラットフォームを設計・試作。
  • 未来の食に向けたタンパク質大量生産のための細胞培養装置の開発:タンパク質大量生産を目指し、細胞培養装置の試作とプロセス検証を実施。
  • 次世代モビリティSDGsプロジェクト_自動運転車いすとデータ分析で描く持続可能な日常:自動運転機能を持つ車いすの試作と、運用データに基づく分析・改善検討。
  • aqzoo_生き物との新しいつながりを提供するライブストリーミングサービス:生き物を対象としたライブ配信サービスの企画と技術プロトタイプ開発。

各チームは半年以上の期間、助成金やメンタリングを受けてプロトタイプ作成や実証実験を進め、発表ではその成果物と今後の活用計画を示しました。

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展示の様子と来場者の反応

発表後の展示スペースには、各プロジェクトで生まれた試作品や成果物が並び、来場者が実際に手にとって体験できる環境が整えられていました。中でも「光るアイスクリーム」などユニークな展示が注目を集め、学生と来場者の間で活発な意見交換が行われました。

発表した学生のコメントとしては「実際に約半年間の成果を人前で発表することはとても緊張しましたが、楽しかったし、とてもいい経験になりました」との声があり、プレゼンテーション経験と外部からのフィードバックを通じて学びを深めた点が強調されました。

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支援体制、関連組織、連絡先—事業化に向けた包括的支援

本プロジェクトは岡山大学のスタートアップ・ベンチャー創出本部を中心に、研究シーズやビジネスアイデアの事業化支援、外部メンターによる伴走支援、資金調達、経営相談などを包括的に提供する体制の下で実施されました。大学は地域中核・特色ある研究大学として、学生や教職員の社会実装を支援する取り組みを継続しています。

現在は第2期プロジェクトの募集を行っており、さらなる多様なアイデアの事業化を目指しています。起業や課題解決型の実践活動に関心のある学生に向けて応募の機会が提供されています(詳細は下記の関連リンク参照)。

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主な支援機関・窓口

以下はプレスリリースで示された主な支援機関と問い合わせ窓口です。連絡先情報は原文の表記に従い、メールアドレスは一部記号を置換した表記が含まれています。

岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8918
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp(※@を◎に置き換えています)
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学病院 新医療研究開発センター(製薬・医療機器企業関係者用)
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
問い合わせフォーム: http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当(医療関係者・研究者用)
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp(※◎は@に置き換えて下さい)
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
岡山大学 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp(※ ◎を@に置き換えて下さい)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学 研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部(研究機器共用)
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8745、086-251-8746 FAX:086-251-8748
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp(※ ◎を@に置き換えて下さい)
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
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参考情報、関連リンク、まとめ

本記事で扱った内容の原典や関連する情報は、岡山大学が公開している以下の各ページで確認できます。プロジェクト概要、KIBINOVEの施設案内、スタートアップ支援窓口など、詳細な情報はリンク先に掲載されています。

  • おかやまテックガレージプロジェクト: https://venture.okayama-u.ac.jp/topics/1700/
  • 岡山大学 共創イノベーションラボ(KIBINOVE): https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kigyo/kibinove/
  • 岡山大学 研究・イノベーション共創機構: https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
  • スタートアップ・ベンチャー創出本部: https://venture.okayama-u.ac.jp/
  • 起業相談窓口「岡大ベンチャーサポートテラスV-Story」: https://venture.okayama-u.ac.jp/consultation/
  • 本プレスリリース原文: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14515.html
  • 関連プレス:キックオフ・中間発表などの過去記事(PR TIMES 等)も参照可能

以下の

は本記事で扱った主要な情報を整理したものです。プロジェクトの要点を一覧で確認できます。

項目 内容
発表イベント名 おかやまテックガレージプロジェクト成果報告会
開催日 2025年8月7日(報告会実施日)
公表日 2025年8月28日(プレスリリース公開日)
会場 岡山大学 津島キャンパス 共創イノベーションラボ KIBINOVE(きびのべ)
参加者 学内関係者、企業関係者 等 約30人
第1期 募集状況 応募11件中4件を採択、半年以上の助成金・メンタリング支援
発表プロジェクト(5件) 「ジャンボタニシの卵撲滅するニャん」/「移動ロボット拡張モジュールのためのベース開発」/「未来の食に向けたタンパク質大量生産のための細胞培養装置の開発」/「次世代モビリティSDGsプロジェクト_自動運転車いすとデータ分析で描く持続可能な日常」/「aqzoo_生き物との新しいつながりを提供するライブストリーミングサービス」
展示注目点 試作品の展示・体験コーナー(例:「光るアイスクリーム」)
実施事業枠 内閣府「地域中核イノベーション創出環境強化事業」
問い合わせ(主窓口) 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部 TEL:086-251-8918 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp(※@を◎に置き換えています)
関連リンク https://venture.okayama-u.ac.jp/ 、 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kigyo/kibinove/ 、 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14515.html

この記事では、成果報告会の開催状況、発表された各プロジェクトの主題、展示の様子、支援体制と問い合わせ窓口、関連リンクを整理しました。掲載した連絡先やリンク先で、より詳細な資料や画像のダウンロードが可能です。

参考情報や過去の関連発表については、岡山大学およびスタートアップ・ベンチャー創出本部の公式ページを参照してください。

参考リンク: