KRAFTONがENCに参画 初開催は2026年11月リヤド

ENC初開催リヤド

開催日:11月1日

ENC初開催リヤド
ENCって何?
ENCはEsports World Cup Foundation主催の多種目国別対抗eスポーツ大会。初回は2026年11月リヤドで隔年開催予定で、各パブリッシャーが競技設計や報酬体系に関わる国際大会だよ。
KRAFTONは具体的に何をするの?
KRAFTONは共同パートナーとして大会設計に参画し、自社タイトルの競技化や代表チーム支援、予選・ランキング方式の設計協力、運営や技術面でのサポートを行う予定だよ。

多種目の国別対抗戦として設計された「Esports Nations Cup(ENC)」とKRAFTONの参加

2025年8月27日16時30分、KRAFTON JAPAN株式会社(代表取締役 イ・カンソク)は、公益財団法人Esports World Cup Foundationが主催する多種目グローバルeスポーツ国別対抗戦大会「eスポーツネーションズカップ」(Esports Nations Cup、以下「ENC」)に、KRAFTONが共同パートナーとして参加することを発表しました。発表はKRAFTON JAPAN株式会社名義で行われ、内容には大会の目的、開催時期、主催・運営体制、参加パートナーの役割などが含まれています。

「ENC」は世界トップクラスの選手が国や地域の代表として出場する多種目の大会であり、初開催は2026年11月(Riyadh, November 2026)にサウジアラビア・リヤドで予定されています。以降は隔年開催が予定されており、開催地は世界各国を想定した回転開催方式での実施が計画されています。KRAFTONはこの大会において共同パートナーの一員となり、タイトル提供や大会設計への協力を行います。

大会フォーマットとパートナーの役割──報酬体系と運営の継続性を支える設計

主催は公益財団法人Esports World Cup Foundationであり、ENCは既存のマルチタイトルeスポーツイベント「eスポーツワールドカップ(EWC)」の運営ノウハウを活かして、新たな国際eスポーツ競技のあり方を提示する意図で企画されています。大会は単発ではなく隔年開催とすることで、選手やコーチ、eスポーツ団体にとって安定した競技・運営環境の提供をねらいとしています。

大会の設計には、各パブリッシャーが自社ゲームの特性やファン期待を反映したランキングシステム、予選方式、大会フォーマットの設計に関わります。これにより、タイトルごとの多様性を保ちながらも、国別対抗という統一された大会体験を実現することが目指されています。

参加パートナーとそれぞれの役割

KRAFTONのほか、エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts)、テンセント(Tencent)、ユービーアイソフト(Ubisoft)等、世界有数のゲームパブリッシャーがパートナーとして参画します。各社は単にタイトルを提供するだけでなく、自社タイトルに最適化した競技方式や予選の在り方、ランキング反映の仕組みなどを設計する立場を担います。

以下に主要パートナーとその役割を整理します。

  • KRAFTON:共同パートナーとして大会設計への参加、自社タイトルの競技化と代表チームプログラムへの協力。
  • Electronic Arts(EA):EAタイトルに合わせたランキングや予選方式の設計。
  • Tencent:大規模かつ多様なプレイヤー層を持つタイトル群の競技フォーマット設計。
  • Ubisoft:タイトル特性を活かした大会運営と視聴体験の設計。

報酬体系、賞金、開催周期

大会に出場する選手には、種目ごとに共通の報酬システムに基づいた賞金が提供されます。共通の報酬システムは、異なるタイトル間での公平性および代表チーム運営の継続性を確保するために設計されます。

大会を隔年開催にすることで、選手・コーチ・団体が長期的なトレーニング計画や代表チームプログラムを整備しやすくなり、パブリッシャー側も代表チーム運用に関する長期的な投資と支援を行う体制を構築しやすくなります。運営面ではEWCのノウハウを活かした競技運営および国際大会の物流運営設計が適用される予定です。

KRAFTONの立場と事業概要──スタジオと主要タイトルの紹介

KRAFTON, Inc.(本社:韓国)は、2007年設立のゲームパブリッシャー兼デベロッパーで、楽しくユニークな体験を提供するゲームの発掘・パブリッシングに注力しています。KRAFTONはグローバルに複数の開発スタジオを擁しており、各スタジオは新技術の導入やゲーム体験の革新に取り組んでいます。

KRAFTONの公式発表には、所属スタジオと主な運営タイトルが挙げられており、これらは大会における技術的な協力やタイトル提供の基盤ともなります。

所属スタジオ(抜粋)

プレスリリースで明記されたスタジオ名は以下の通りです。各スタジオは異なるクリエイティブ指向と技術領域を持ち、KRAFTONグループ全体の多様性を反映しています。

PUBG STUDIOS
『PUBG: BATTLEGROUNDS』『PUBG MOBILE』などを通じてバトルロイヤルジャンルに強みを持つスタジオ。
Striking Distance Studios
ストーリードリブンな体験を志向する開発チーム。
Unknown Worlds
独自のゲーム性を持つ作品開発に取り組むスタジオ。
VECTOR NORTH、Neon Giant、KRAFTON Montréal Studio、Bluehole Studio、RisingWings、5minlab、Dreamotion、ReLU Games、Flyway Games、Tango Gameworks、inZOI Studio
各スタジオはアクション、MMO、シミュレーション、インディー志向の作品など多様なジャンルで活動。

運営中の主なタイトル

KRAFTONが運営する代表的なタイトルとして、次の名前が挙げられています。これらは大会における競技対応やイベント連携、視聴コンテンツの素材提供の面で関連が想定されます。

  1. PUBG: BATTLEGROUNDS
  2. PUBG MOBILE
  3. NEW STATE MOBILE
  4. Moonbreaker
  5. TERA
  6. inZOI
  7. Dinkum

KRAFTONは世界クラスの技術基盤を有すると同時に、マルチメディアエンターテインメントやディープラーニングを含む先端技術を事業に取り入れ、グローバルなサービス展開を進めています。詳細は公式サイト(https://krafton.co.jp/)にて公開されています。

要点の整理と事実の一覧

ここまでに記載したプレスリリースの事実関係を整理して表形式で示します。以下の表は大会名、主催、KRAFTONの役割、初回開催地と時期、主要パートナー、開催周期、報酬体系、KRAFTONの発表日時と代表者情報、KRAFTONの主要スタジオとタイトル、参照URLおよび著作権表記を網羅します。

項目 内容
大会名 eスポーツネーションズカップ(Esports Nations Cup / ENC)
主催 公益財団法人 Esports World Cup Foundation
KRAFTONの立場 共同パートナーとして参加(タイトル提供・大会設計への協力)
初回開催地・時期 サウジアラビア・リヤド(Riyadh)、2026年11月
主要パートナー(例示) KRAFTON、Electronic Arts(EA)、Tencent、Ubisoft 等
開催周期 隔年開催(以降は様々な国で順次開催予定)
報酬・賞金 種目ごとに共通の報酬システムに基づいた賞金が提供される
運営基盤 既存のマルチタイトルイベント「eスポーツワールドカップ(EWC)」の運営ノウハウを活用
KRAFTON 発表日時 2025年8月27日 16時30分(KRAFTON JAPAN株式会社)
KRAFTON 代表 イ・カンソク(KRAFTON JAPAN株式会社 代表取締役)
KRAFTON 所属スタジオ PUBG STUDIOS、Striking Distance Studios、Unknown Worlds、VECTOR NORTH、Neon Giant、KRAFTON Montréal Studio、Bluehole Studio、RisingWings、5minlab、Dreamotion、ReLU Games、Flyway Games、Tango Gameworks、inZOI Studio 等
KRAFTON 運営タイトル(主要) PUBG: BATTLEGROUNDS、PUBG MOBILE、NEW STATE MOBILE、Moonbreaker、TERA、inZOI、Dinkum 等
参照URL https://krafton.co.jp/
著作権表記 ⓒ 2025 KRAFTON, INC

本稿では、KRAFTONによるENC参加の発表内容を整理して記載した。発表はKRAFTON JAPAN株式会社名義で行われ、代表者はイ・カンソクであること、初回大会は2026年11月にリヤドで開催予定であること、主要パブリッシャー各社が大会設計に関わること、種目ごとに共通の報酬システムが採用されること、隔年開催として競技・運営の安定化を図る点、そしてEWCの運営ノウハウを活かす点を含め、プレスリリースに記載の事実を網羅的に示した。